十代からマドンナ。 情熱と色香漂う女優・浅丘ルリ子の主演映画9本を上映

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浅丘ルリ子は1954年、日活企画の「緑はるかに」の主役募集に応募して3000人の中から合格、十代半ばにして銀幕デビューを果たし、美少女女優として活躍します。その後、小林旭や石原裕次郎など日活スター俳優の相手役を数多く務めるようにもなり、その華やかさに日本中が虜になりました。ラピュタ阿佐ヶ谷では彼女の50~60年代の代表作・意欲作9本が2016年6月26日(日)〜2016年8月27日(土)の期間に上映されます。

初期の意欲作「若い傾斜」では、社会の厳しい現実に理想と純心で立ち向かう 少女を演じ、若者の青春を彩ります。「十六歳」では、愛を知り悲しみを知る「大人の女」に体当たりで挑戦し、鮮烈な印象を残しました。また、「でかんしょ風来坊」では小林旭と喜劇を盛り上げ、「どじょっこの歌」では、困難な生活に純愛をつらぬく戦争孤児の娘を演じました。

石原裕次郎共演・蔵原惟繕監督の傑作ロードムービー「憎いあンちくしょう」で、浅丘ルリ子は女優として開眼します。 山陰・北陸地方で一か月以上に及ぶ大ロケを敢行し、清く激しく、美しい世界を作り上げた出演百本記念の意欲作「執炎」 から、妖艶さを肉体と精神の両方にみなぎらせた三島由紀夫原作の「愛の渇き」にかけて、彼女はさらなる成長を見せます。 華麗さと色香を増しながら、演技派女優としても地位を確立させたルリ子は、スター女優の中でも特異な存在でした。これら代表作も見逃せません。

何時いかなる作品でも、演技への情熱を突き通した浅丘ルリ子に酔い溺れる9週間。ラピュタ阿佐ヶ谷のスクリーンでお楽しみ下さい!






「憎いあンちくしょう」©日活

「愛の渇き」©日活

「十六歳」©日活



モーニングショー「昭和の銀幕に輝くヒロイン 第81弾 浅丘ルリ子」











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