Vault101のアイツ「スカイリム?」
自分の子の未来と引き替えに。
The Capital Wasteland は残酷で荒れ果てた場所であった。
しかし一人の放浪者が、悪に立ち向かうことを人々に主張した。 価値観は父から子へ受け継がれる。
無欲、哀れみ、敬意。
高貴な精神は数え切れない勝利と試練によって導かれたのだ。
しかし、まだ終わってはいない、孤独な放浪者は偉大なる善行(Project Purity発動のこと)の真の意味を知る。
・・・・・犠牲。
放射能に犯されたProject Purityの制御室に足を踏み入る。
子は父の道を辿る・・・・・。
人類の為、子は自らを犠牲にする・・・・・。
人類の欠陥も、守る価値があるものだと考えた。 生命の水はついに・・・自由で純粋になった。全てのために。
The Capital Wastelandは遂に・・・・守られた。
こうして、塞がれた厚いVault101のドアを越え、伝説となった一人の放浪者の話は終る。
しかし人類の物語はここで終結したわけではない、人類は生きるためにあがく・・・・そう、戦いである。
そして戦い・・・そう、戦いは変わることは無い(War Never Changes)・・・・。
クエスト完了:The life is but a walking shadow
体が透けるような高濃度の放射線に曝され、どろどろの粘液になってジェファーソン記念館で死んだ。
だが彼の意識はまだ思考を保っている。
視界は核爆発直後のように真っ白のまま。
「……何が起きているんだ?」
呟くように、囁くように言うと白い白い視界が徐々に色を取り戻してゆく。
「なん……だ……何の冗談だこれは!!」
たまらず彼――Vault101のアイツと呼ばれた男は叫ぶ。
色を取り戻した視界が受け入れたのはあたり一面の緑、赤、黄色、茶色――おおよそ彼が生きてきた2277年では見ることのできない光景であった。
世界中のありとあらゆる場所に核兵器が降り注ぎ、人類の文明が消滅した世界で生きてきた彼は自然を受け入れることができない。
体中がきしむのも気にせず、彼は反射的に飛び起きて自らの左腕に装着された装置を見る。
「どうなってやがる?! どこなんだここは!」
pipboyのダイヤルをねじり、ロケーションデータを表示しようとする。
すると画面にノイズが走り、コミカルなValutboyが液晶に現れた。
漫画タッチなその人影はこちらに向けてサムズアップをしてウインクをしている。
漫画的な吹き出しには以下の文字が記されていた。
「Welcome to heaven!!」
クエスト開始:Earth wind and Fire
ロケーションデータに示された地名は今まで聞いたことのない地名で、広域マップでさえ彼の知っている世界とは何もかもが違いすぎている。
核戦争によってあらゆる山脈が消し飛んだはずなのに広域マップの中心には馬鹿でかい山があるのだ。
「本当に天国か、ここは」
半ばあきらめのように笑い、四肢を地面に投げ出した。
核によって焼かれた焦げた匂いではなく、柔らかな香り――オアシスで感じたものと似た香りを感じる。
手慰みにpipboyをもてあそび、自らが大切にしていた武具を見遣る。
……持ち物は何もない。
オルペインレスも、テリブルショットガンも、ヌカランチャーも、スティムパックやブリキ缶に至るまで何一つとして消失していた。
ただアイテムは防具の欄に1つだけ、Vault101ジャンプスーツが記載されていた。
クエスト条件
:自らの置かれた状況を把握する
:リバーウッドへ行きこの世界について知る
英語にアレルギーがあるのでクエスト名は目をつむってください。
その背中はかつての愛犬とともに歩いた旅路の中で浮かべた寂しげな背中に似ていた。
Pipboyが敵の反応を報せる。
彼はその場でしゃがみこむと素早く周囲を見渡し、敵の正体を掴む。
3匹のオオカミだ。
Attention!
おめでとうございます!戦後の世界で培った一部の技術がこの新世界でも発揮されます!
Sneakが上昇しました!
15→100
Unarmedが上昇しました!
15→32
Silent Runningを会得しました!
彼は道を迂回する。
狼たちは彼に気付かないまま、一声遠吠えを上げた。
動物に自愛の念を覚えたことにより新たにPeakを習得しました!
Animal Friend
すでに太陽は沈みかけ、夕暮れが街を染めている。
旅路の中で彼が発見したことはいくつかある。
その中でも最も大きなものは水が放射能汚染されてないという事だろう。
はじめはガイガーカウンターの故障を疑ったが、一口飲んでも体調が変化しなかったため彼は存分に渇きを満たしたのだ。
おそらくキャピタルで飲んだよりも多くのきれいな水をこの4時間の旅路で飲んだのだろう。
彼の顔には疲れが見えるが瞳は爛々と輝いている。
遠くに木の壁が見える。
リバーウッドだろう。
発見:リバーウッド
川のそばの小さな村へと足を踏み入れようとした途端、衛兵に声をかけられる。
まるで騎士物語やグロッグナック・ザ・バーバリアンに出てくるような甲冑と腰に差した剣に、たまらず彼は小さく笑った。
「何者だと聞いている!!」
衛兵はついに剣を抜き、剣先を彼に向けた。
「俺は――」
おめでとうございます!戦後の世界で培った一部の技術がこの新世界でも発揮されます!
Speachが上昇しました!
15→80
「俺は……どうやら記憶喪失らしい……」
いかにもな苦悶を浮かべ、頭を押さえて彼は言う。
その迫真の演技のおかげか、衛兵は剣を納めると不安げに彼の顔を覗き込んだ。
「なんだって? それは……気の毒に……」
衛兵はそれだけ言うと彼の肩を優しくたたく。
「この街には医者はいないが、宿屋でゆっくりするといい。人々は皆暖かいからじきによくなるだろう」
あまりにも優しすぎるその言葉にたまらず彼は目元を潤ませる。
彼は今までこれほどまでの優しさをかけられたことはないのだ。
衛兵に見送られて、背中に101の文字を背負う孤独な放浪者はリバーウッドへと足を踏み入れた。
クエスト完了:Earth wind and Fire
キャピタルではキャップで地雷を作れるほどのたくわえがあったが、今彼が持っているのは衣装だけ。
宿代など出せるわけはない。
そこで彼は宿を訪れ、仕事がないか聴きだしたのだ。
「仕事はないが、隣の万屋で窃盗があったらしい」という情報をもとに彼はその足で万屋へ向かい、砦の上に山がある場所に巣くっている山賊を討伐することになった。
彼は体一つで山賊の根城へと向かう。
彼を見る者全員が、かつての実験場の名残である101の数字を見つめていた。
完了条件:金の爪を取り戻す
オプション:山賊を全滅させる
オプション:ブリークフォール墓地の最深部へ行く
「(なんでこんなに寒いんだ……この白いのが「雪」ってやつか)」
がちがちと震える歯音で位置を悟られないよう、彼は舌を上と下の歯で噛みしめながら山をのぼる。
舌から血が滲み始めた時、pipboyが敵の反応を報せる。
今度はオオカミではなく、人間だ。
キャピタルで彼が得意としていたのは遠距離からの狙撃と中距離からの遊撃であったため、これほどの近距離で、あまつさえ素手で殺し合いをするのは初めてのことであった。
哀れな山賊の斥候は真後ろから接近する死神に気付いてはいない。
彼の両腕が山賊の首に巻きつき……山賊の首が上下逆転した。
頸椎を破壊された山賊はよだれを流しながら雪面に崩れ落ちる。
衣装、装備、食料から雑貨に至るまでありとあらゆるものをはぎ取る。
幸いなことに死体は弓と剣
コメント一覧
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- 2016年05月30日 22:09
- ヌカ神拳の使い手なアイツだったら
瞬く間に頭をネジ切られて玩具にされてたな
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- 2016年05月30日 22:46
- シセロ発狂不可避
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- 2016年05月30日 23:05
- ドラウグルに驚いてたけど、フォールアウト3ってグール居なかったっけ、あれとそんなに変わんないと思うけど。
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- 2016年05月30日 23:08
- >>4だが
すまん、流し読みしてたんで完全に勘違いしてた。
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- 2016年05月30日 23:21
- 某SSサイトのアレを警戒したが、まともでよかった。
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- 2016年05月30日 23:50
- BS導入前のアイツだからまだぎりぎり人外じゃないな
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こういうRPをやるのはおもしろいよね、ヌカコーラもランチャーもpipboyも今なら全部実装可能だしね