Tech Insiderは27日(現地時間)、米グーグルの保有するロボット関連技術の子会社Boston Dynamicsが、近い将来にもToyota Research Institute, Inc(TRI)に対して売却される見通しと報じています。
米Boston Dynamicsは、動物を模した四足歩行ロボットや、人間型の二足歩行ロボットの開発などを手掛ける企業であり、2013年12月にグーグルによって買収されました。一方でTRIは、今年1月にトヨタ自動車によって、人工知能技術に関連する先端技術の研究などを目的に新設されたばかりの研究所となります。
今年3月にも、Boston Dynamicsの売却先候補として米Amazonと並びTRIの名が報じられていましたが、今回の情報が事実だとするならば、Amazonは買収レースから脱落してしまった模様です。
売却額や売却処理が完了する時期などについては一切判明していませんが、Tech Insiderによると、売却に関する契約は間もなく締結される見通しとのことであり、近日中にもこの件について正式な発表が行われることになるかもしれません。
なお、近年トヨタは介護および医療施設などを対象に見据えたロボット製品の開発と実用化を推進していますが、Boston Dynamicsの買収により、その勢いはさらに加速することになりそうです。
[Tech Insider via 9to5Google]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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