ゲーム探偵198Xこと鯨武長之介さんの小説「モノクローム・サイダー」が小説サイト“カクヨム”にて好評公開中です。
・
モノクローム・サイダー (カクヨム)
いきなりですが正直僕はあまり小説はを読みません。なぜなら僕は本を読むのがものすごい遅いんです! せっかちな性格なので物語の展開を早く知りたい。でも読むの遅い。えーい、やめちゃえ。みたいな感じで毎回、挫折してしまいます(笑)
今回の紹介する小説「モノクローム・サイダー」も3月末くらいに情報いただいてたんですが、読むのに今日までかかってしまいました。しかし読むのに時間がかかるってことは、それだけ
内容が濃いと考えることもできます。
小説の内容は、とあるゲーム好きの男子が同じくゲーム好きの女子と出会い、告白するまでの純愛ストーリーです。レトロゲームが題材になっているので「恋愛小説はちょっと……」という僕みたいな人間でも読めましたし、ラストに近づくにつれて、だんだん熱くなっていく自分がいました(笑)
しかもこの話は長之介さんが体験した実話(多少脚色しているそうですが)であり、お相手の女子が現在の奥さんであることが、作品に強烈な説得力を持たせています。したがって作中に出て来る、過去を振り返る2人のやりとりが、物語に奥行をつくっています。
ストーリーや文体はやさしいのですが、僕はある種の気迫を感じました。それは
「魂削って書いてるなあ」っていう気迫です。
この小説がたくさんひとの支持されている理由は、そんなところにあるのではないかと感じます。
アサヒ飲料 (2013-04-24)
売り上げランキング: 568
- 関連記事