モバP「拓海とセンテンススプリング!?」
美城「今年の年始の折、芸能界で様々なスキャンダルが問題となっていたな」
P「そうですね。SMAP解散騒動や、清原選手の薬物問題とかまだ記憶に残ってますね」
美城「うむ。だが我々の業界からして最も恐しいのは、センテンススプリングの方だ」
P「ああ、ベッキーさんとゲス極の件ですか。確かに私達の立場からして、対岸の火事とは呼べませんからね」
美城「うむ。ベッキーさんの所属事務所は、例のセンテンススプリングの発生の際、多大な額の損失があったと聞く」
美城「芸能界は信頼と評判が命。センテンススプリングは、一夜でそれらを崩壊させうる危険性があるのだ」
美城「故に、この346でセンテンススプリングなどあってはならんのだ!」
P「さっきからセンテンススプリング言い過ぎですね………」
P「要はスキャンダルへの対策を万全にしろということですね」
美城「その通りだ」
P「ならばご安心ください専務。私が担当している向井拓海に限っては、センテンススプリングの心配などございません」
美城「なぜそう言い切れる?」
P「私は拓海を信じているからです。あの子は元スケバンという経歴ですが、義理人情というものを誰よりもわかっています」
P「あの子は人として曲がった事は決っしていたしません! ゲス極み(不倫)も清原(薬物)なんてもってのほかです」
P「拓海は常に真っ直ぐな子です………なのでどうかご安心を」
美城「………甘いな」
P「えっ?」
美城「何の具体性もないな。そんな信頼など、この芸能界に置いてクソほどの価値もない」
P「い、いくら何でもそれは言い過ぎなのでは………?」
美城「私が欲しいのは確かなる『保証』―――君の担当アイドルがセンテンススプリングを絶対にしないという『保証』だ」
P「保障と言われましても、正直困るのですが………」
P「そう言った不祥事を完璧に防ごうとしたら、アイドルのプライベートに踏み込まなきゃなりません」
P「いかに担当プロデューサーであろうとも、そこまで管理するのは………」
美城「その通りだ。センテンススプリングを完全に防ぐというのは事実上不可能。君が言ったように、アイドルやタレント自信のモラルを信じるしかないのが現状だ」
美城「そこでだプロデューサー………君に特別な辞令をだす」
P「えっ? 辞令?」
美城「本日より君を、担当アイドルである向井拓海さんと一緒に生活することを命ずる!」
P「ダニィ!?」
P「な、なんですって!?」
美城「要は同棲しろと言ったのだ」
P「な、何ですか同棲って!? どういうことなんですか一体!?」
P「第一、拓海のセンテンススプリングをなくす話をしていたのではなかったのですか!?」
美城「そうだ。だからこそ担当プロデューサーである君が、彼女のプライベートに介入するべきなのだ」
P「ど、どういうことですか………?」
美城「君が向井さんと同棲――つまり一緒に暮らせば、その分向井さんのプライベートに介入できる」
美城「つまり他の男の介入を防げるというわけだ」
P「!!」
美城「センテンススプリングはアイドルやタレント本人のプライベートから発生する。ならば、我らがプライベートに介入すればそれを未然に防げるということだ」
P「理屈はそうかもしれませんが………それでもアイドルが同棲だなんて、ファンに知られでもしたら………」
美城「情報はこちらが責任を持って管理する。君は心配しなくていい」
P「し、しかし………」
美城「安心したまえ。アイドルには私から説明して納得させるし。引っ越し費用、家賃、その他生活費の一部も我らが負担する」
美城「経済的にも援助するというのだ。何も問題などあるまい?」
P「きゅ、急にそんなこと言われましても………」
美城「何か問題点でもあるか?」
P「色々ありますけど、まず第一に私が男だという事です!!」
美城「それに何の問題が?」
P「だ、だから……そ、その………」
P「わ、私も一応若い男ですので………」
P「一緒に暮らしていくうちに………拓海に対し………そ、その……」
P「へ、変な気を起こしてしまうことだってあるかも………?」
美城「フフッ、何をバカなことを………君に限ってそれはないだろう」
P「へ?」
美城「これでも私は君を高く評価している。君ほどの人間がそんなつまらんことをするわけないだろう」
美城「君は優秀なプロデューサーだ。性欲に負け、間違いを起こすなんてことは天地が引っくり返っても起こることはない」
美城「私はそう信じているぞ?」ニコッ
P(な、なんで俺こんなに信用されてるの!?)
美城「さて、私からの話は以上だ。早速引っ越しの準備を進めてくれ」
P「お待ちください!!」
P「専務、やはりアイドルのプライベートに介入するのは如何なものかと思います!」
P「いくら理由が正論だとしても、あまりにも横暴なのでは!?
美城「その意見は最もだ。だが、センテンススプリングを防ぐため、ひいては346プロを守るためだ。無理にでも従ってもらう」
P「で、ですが!!」
美城「業務命令だ」
P「し、しかし!!」
美城「業務命令だ」
P「けれど――」
美城「業・務・命・令・だ!!(訳:従わなきゃクビにするぞ!!)」
P「引っ越しの支度をしてきます!!」
P(うぅぅ………社畜はつらい………)グスン
――――――――
――――
――
P「―――ということになりまして」
拓海「ったく、急に一緒に暮せとかって………なんで仕事終わった後までアンタと顔合わさなきゃいけねぇんだよ!」
P「だよなぁ~………お前の言う事は最もだけど。これは専務の命令なんだ」
P「俺の力ではどうすることもできなくて………本当にすまない」
拓海「ったく………しょうがねぇな」
拓海「ま、なっちまったもんは仕方ねぇか。さっさと荷物を整理しちまおうぜ。このままじゃじゃ寝る場所もないしな」
P「………えっ、それだけ?」
拓海「ん? 何がだよ?」
P「もっと不満とか文句を言わないのか? 俺と強制的に生活させられるわけなんだぞ!?」
拓海「まぁ、見ず知らずの奴ならともかく、Pとは付き合い長いしな」
拓海「それに色々援助もしてくれるんだろ? だったら悪い話ばかりでもないし」
P「いや、でも………」
P「し、心配とかしないのか? その……俺も男なわけだから………」
P「み、身の危険とか感じたりしない………?」
拓海「はははははっ、何バカ言ってんだよ♪」
拓海「アンタがそんなことするわけないだろうが。そこら辺はわかってんだぜ?」
拓海「天地がひっくり返ることがあっても、アンタがアイドルに手を出すことは絶対にない………だろ♪」
P「なんで専務といいお前といい、俺をこんなに信用してるんだよ!?」
拓海「それにアタシのことを、女だって意識してないだろ?」
P「………そうだったらどれだけよかったか」ボソッ
拓海「ん? 何か言ったか?」
P「な、なんでもない!」
P(くっ、人の気も知らないで………俺だって正常な男だって言うのに!)
P(でも、拓海は俺を意識してないみたいだし。用は俺の気持ち次第というわけか)
P(つまり俺がしっかりとしていれば、同棲してても何も問題ないというわけだ)
P(そう、俺がしっかりしていれば………)
P(………でも、拓海と二人きりかぁ)
P(一つ屋根の下で………二人きり―――)
ムクムクムク!
ムスコ『決闘! ズバット! 超剣豪!』モリモリ
P「シュワット!? む、ムスコの奴があらぬ期待を!?」
P「この愚息が! 静まれッ!! 静まるのだ!!」
拓海「あれ? なに前屈みになってんだよ?」
P「な、なんでもございません………」
P(ああ………こんなんで本当に大丈夫なのだろうか? 俺………)
拓海「???」
――――――
―――
P「おら、喰らえ! リザ―ドンのフレアドライブだ!」
拓海「クッソ! この野郎P! てめぇスマブラやり込んでやがるなッ!?」
P「まぁ、俺は64時代からのプレイヤーなものでね」
拓海「クソッたれ! アタシのクラウドが手も足も出ない………少しは手加減しろぉ!!」
P「しょうがねぇなぁ………と見せかけてのリザ―ドンの横スマ!!」
拓海「ああっ! クラウドが―――ッ!!」
P「フッ………俺の圧勝だな」
拓海「てめぇ、好き放題ボコボコにしやがって! 大人げないにも程あんだろ!!」
P「勝負事には手を抜かないのが俺の主義なんでな」
拓海「てめぇ!」ガシッ
P「お、おいこら! 負けた腹いせにリアルスマブラする気かっ!?」
拓海「うるせぇ! おらおら!!」メキ
コメント一覧
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- 2016年06月04日 23:56
- 清原・賭博・ベッキーの事務所
避けようのない理不尽がユッキを襲う
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- 2016年06月05日 00:00
- またお前かパラガスP
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おまけが本編だろwww