人工知能の勢いが増している、らしい。
人工知能がプロ囲碁棋士と対局し、大差でプロを破ったことは記憶に新しい。人間が有利だった分野が、次々と人工知能に追い上げられている。
20年後には今ある職業の半分がAIに取って代わられる、という予測もある。
しかし、エンターテイメント分野において人工知能はまだ人間に追いついていない。
ヒトの感情を揺さぶることに関しては、人工知能は未熟である。
そうも思われていた。
ところが最近、人工知能が「大喜利」で人間を破ったという情報を耳にした。
もしそれが本当だとすれば、笑いの分野でも人工知能が人間を超えたということになる。ふざけることしか能がない人間の集まりであるオモコロの存在意義すら危うい。
真相を確認するべく、大喜利で人間に勝つ人工知能を作ったという企業のオフィスを訪れた。
「株式会社わたしは」代表取締役の竹之内さんと取締役の小橋さん。
マンションの一室を借りて、2人で人工知能の研究・開発をしている。4月に設立したばかりのできたてホヤホヤ企業だ。
よろしくお願いします。「株式会社わたしは」代表取締役の竹之内と申します。