727 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:02/06/15 13:15 ID:WpJz5/dB
うちの近所には、有名な仲が悪い嫁姑一家が住んでいた。
気が強いババアとそれに負けない嫁。
お互いに文句をポンポン言い合うような嫁姑だった。
ある日、とうとう姑が、病に倒れた。
姑は、「あんたには世話にならんよ!あっち行け!」
嫁は、「はいはい、うるさいよ。黙って、言うこと聞いてりゃいいんだよ。」
でもね、そんな姑の事(好みや性格、身体の具合)を一番理解してるのは、嫁。
近所では、アノ嫁さんじゃなきゃ、やってられないね。(by嫁連合)
まったく、きつい嫁だよ。あれじゃ、○○さん(ババ)が可愛そうだ。(by姑連合)

そんなこと言いながら、嫁は一生懸命に介護をしたの。

とうとう、姑が亡くなって、一通の手紙が出てきた。
「○○(嫁の夫=息子)へ、△△(嫁)を大事にするんだよ。
 私は、多分、もうダメだろうから。あんまり働き過ぎないように、言ってくれ。
 くれぐれも身体を大事にするように。
 あんなにケンカが出来たのは、嬉しかったよ。
 あんなに、出来た嫁をもらったお前は幸せものだよ。
 △△がお前を選んでくれた事は、私の育て方が間違っていなかった証拠だよ。
 ババ孝行してくれた△△へ。ありがとう。」
その嫁さんは、私に手紙を見せてくれながら、涙をにじませていたよ。
義母と嫁、同居50年、親子以上の何かが生まれていたのかもね。

子育てとはちょっと違うからSAGE