ジョジョの奇妙な冒険DU第11話「レッド・ホット・チリ・ペッパー その1」感想
今さらですが、レッド・ホット・チリ・ペッパー(以下、RHCP)ってゴールデンフリーザに似ています。
元々のRHCPのフォルム自体、恐竜人間&パキケファロサウルスでありながら
フリーザっぽかったのですが、まさかフリーザ様が後々に金色になるとは思っていませんでしたもの。
カリスマ性等においてはフリーザに及ばないRHCPですが、中ボスとしてふさわしい威容と言いますか
小者感と大物感を順繰りに見せつけてくるようで、ある意味バランスの良い敵キャラのような気もします。
実際は、どっちかと言いますと小者寄りだったと言いますか、等身大の悪党と言ったところでしょうか。
また、パワー型と遠隔操作型のバランスをも兼ね備えているような
RHCPの考察をしたい今週のジョジョアニ感想です。よろしくお願い申し上げます。
- テレビ画面から出てくるRHCP
- 文章だけで表現してみると、何となく貞子っぽい登場の仕方をしたRHCP。
あくまで演出なのでしょうが、テレビ画面の中からボワッと登場だなんてインチキおじさんもびっくりです。
多分、RHCPが本気出したら画面チカチカさせるポケモンショックも簡単にできる事でしょう。
奇遇にもRHCPも電気タイプですし。
- 間田敏和と小林玉美が入院しているのも知ってるよ
- 物知りチリペッパー。人知れず入院した玉美の事もしっかりフォローしてくれています。
仗助の方はひょっとしたら玉美の入院は知らなかった可能性もあるのですが
特に玉美の入院発言に驚いた様子も無いので、ちゃんと知っていたのでしょう。
玉美について言及している場合じゃあないのでスルーしたというワケではないはずです。きっと、多分。
- は…早い! 思ったよりコイツ
- 余裕ぶって、モロにパンチ食らうRHCPさんカッコ悪すぎです。ですが、ジャブの速さは
回避不可能レベルである的なことを勇次郎も言っていたので、多少は食らうのも仕方ないのでしょう。
と言いますか、ここでさらにドラララのラッシュをわりとまともに受けておきながら再起不能にはなってません。
後半での億泰の「とらえたゼー!ダボがァ!」の蹴り連打を食らっても
再起不能まで時間の問題レベルには追い込まれましたが、即再起不能というわけではありませんでした。
RHCPは意外と打たれ強いのか、電気への依存度が高い代わりに本体へのダメージフィードバックが緩いのか。
- キチッとやったはずの宿題が机の上から消えていた
- 空気を読むことに定評のある康一君にしては珍しい、緊迫した状況から浮き気味の発言です。
「やったはずの宿題が無い! 新手のスタンド使いの仕業か!?」とか言ってる場合じゃあないです。
康一君の勘違いでも、康一母がうっかり捨てたのでもなければ、RHCPが嫌がらせで持ち去ったという事になりますが
小者にもほどがある嫌がらせです。DIOのポルナレフ階段下ろしに通ずるものがあるのかもしれませんが…
いや、やっぱり比べるのもおこがましいぐらいRHCPの方がショボい小悪党ぶりです。
でも、ポルナレフだったら宿題隠しにあっても汗ダラダラで『あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!』になりそうです。
- この虹村億泰が仕留める
- 漫画では一回分の瞬間移動で追いついていましたが、アニメでは二回連続瞬間移動です。しかも二回目は空中。
さらっと補完的な描写なのでしょうが、今回のアニメの戦闘シーンで妙に格好良かったシーンです。
ザ・ハンド自体のスピードはスローな部類ですが、瞬間移動ができるってのも、組み合わせとして
恐ろしく、そして面白いです。前回のトラサルディーに続き、億泰の見せ場が多めで、楽しいです。
- 捕まえたも同然ってこったなぁー
- アクアネックレスもそうでしたが、水や電気といった自然の特性に特化しているせいか
その特性を逆手に取られると、捕獲されてしまう危うさがRHCPにはあるようです。
電気のお陰で、強力かつ遠隔操作ができるスタンドですが、スタンドとして基本的な能力である
「出したり消したりが自由にできる」ところが犠牲になっています。もしもRHCPがスタンドをオフにするのだけでも
本体の意志で自由にできたりすると、「仗助が自分の傷も治せる」ぐらいに便利な状態になってしまいますので
こういう基本性能を犠牲にしてバランスを取っているのでしょう。バランス良いのか悪いのか。
- ザ・ハンドで削った地面の穴が閉じていない問題
- 億泰がブチギレていたので、ちゃんと切断面が閉じなかった。
もしくは、地面と平行方向には閉じずに垂直方向に空間が閉じて、空気だけ瞬間移動でもしていたのでしょう。
個人的にはスタンドは精神面の影響を受けやすいからという理由で前者推しです。全部、凄味のせいです。
- (あの兄貴を精神的に上回ってなきゃあ)敵討なんて無理
- RHCP側も億泰側も台詞と戦闘描写共に、綺麗に整理&補完もありつつのアニメ表現でしたが
「兄貴を上回る」という億泰にとって大切なフレーズが、RHCPの方の台詞からはカットされちゃいました。
億泰はこの後「兄貴を越える、か。学ばせてもらったぜチリ・ペッパー」とちゃんと反省しているのですが
何かと反省好きなRHCPが億泰を反省させるという意味でも皮肉なセリフであるので、省かれて少し寂しいです。
以上、実はOP映像でエコーズがAct.2になっているものと思っていたのに、そうなってなくてちょっとガッカリですが
逆に考えて第2クールからOP影像が一新されるのではと期待している今週の感想でした。ありがとうございました。
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