金額が生々しい。動画でわかるハリウッド大作のスタッフ別報酬額
エンドロールでこれが流れたら、盛り上がるかも。
ハリウッド映画のギャラ内訳を明らかにする動画を、米カルチャー誌のヴァニティ・フェア」が公開しています。
予算2億ドルの架空の映画のエンドクレジットという設定で、名前のかわりに給料が流れます。やっていることは生々しいのですが、見慣れたエンドロールの文字列とのギャップについ笑ってしまう内容です。
これらの報酬額やスタッフ数は架空の映画とはいえ、実際の映画の予算内訳や業界の平均賃率に基づいた数字です。役割によってギャラもさまざまですが、これらの合計を考えると映画予算に占める人件費の大きさに驚かされます。最初に個別で名前が表示される監督やプロデューサー、メインキャストらの合計だけで総製作費の2割近くかかっていますからね。
しかし、1人の人間を数十日~数カ月、準備も含めれば年単位で拘束するのですから、映画製作費における人件費の割合が大きいのは当然かもしれません。
これらは手取り給料の概算ですが、実際にはそれぞれに税金や保険料がかかります。その残りのお金でスタジオやロケ地、機材、美術、ロケ車両などをそろえて撮影し、完成してもまだまだ宣伝費が必要です。そして、実際に儲けが出始めるのは製作費をすべて回収し終えた後ですから、映画作りとは恐ろしいものです……。
以下に、最近話題になったアメコミヒーロー映画の製作費を、Box Office Mojo上の数字でまとめました。「X-MEN:フューチャー&パスト」がちょうど2億ドル程度の予算ということなので、何となくの規模がイメージできるかもしれません。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」……2.5億ドル
「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」……2.5億ドル
「X-MEN:フューチャー&パスト」……2億ドル
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」……1.7億ドル
「デッドプール」……5800万ドルアメコミヒーロー映画の製作予算例(Box Office Mojoより)
「デッドプール」だけケタが違います。
なお、このギャラ内訳はあくまでもハリウッド映画のもの。日本映画では権利の分配方法や製作費の集め方がまったく異なるので、この動画の報酬バランスで語ることはできません。
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source: YouTube, Box Office Mojo
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