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春香
haruka2 (1)

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 20:37:27.73 ID:LQQ2PV100
春香「えへへ、お疲れさまです貴音さん」

貴音「何奴ッ?!」しじょっ!

春香「やだなぁ、春香ですよ、春香。リボン無くしちゃって、えへへ」

貴音「なんと、てっきりわたくしは【新きゃら】かと……」

春香「も~!『しじょっ!』じゃないですよ」

貴音「ふふっ、たいそう驚きました」しじょっ……

春香「……」

春香「……あの、貴音さんもしかしてソレ狙って出せるんですか?」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 20:41:22.94 ID:LQQ2PV100
貴音「えぇ、それではわたくしはこれで」スッ

春香「……あの、待ってください貴音さんっ」

貴音「まだ何か用でしょうか?わたくしはらぁめんを……」

春香「その、もう1回、出してもらっていいですか?」

貴音「わかりました」

春香「……」

貴音「ふぅ……」

貴音「……」

貴音「」しじょっ

春香「わっ!出たっ」

貴音「そんなに珍しいことでしょうか」

春香「わぁ~不思議だなぁ……全然口動かしてないのに……」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 20:46:57.86 ID:LQQ2PV100
貴音「春香、あなたもアイドルならば出せるハズですよ」

春香「えぇ?!」

貴音「トップアイドルになるならば、出来て当然のことです」しじょっ

春香「そ、そうだったんですか……ってさり気無くまた出してますね……」

貴音「はい、それではわたくしはらぁめんを……」

ガチャッ

春香「トップアイドルになるなら……」ゴクリ……

春香「た、たかねさんっ!私にも教えてください!」バッ!

貴音「……仕方ありませんね」タカネッ

春香「ありがとうございま……えっ」

貴音「しまっ……!」

貴音「……」

貴音「」しじょっ

春香「誤魔化さないでください」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 20:53:17.42 ID:LQQ2PV100
春香「今、『タカネッ』って出しましたよね、貴音さん」

貴音「さて、なんのことやら……」

春香「な、何で隠すんですか……」

貴音「人には誰しも秘密のひとつやひゃっこはあるものですから」しじょっ

春香「あ、なるほど。『しじょっ』ってそういうちょっとカッコイイ時に使うんですね」

貴音「はい、それではわたくしはらぁめん二十郎に……」

ガチャッ

春香「あ、貴音さん待ってください」

シーン……

春香「私、まだ教わってないのに……」

春香「うぅぅん、よし決めた!ゼーッタイ擬音出せるようになろう!おー!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 20:58:12.87 ID:LQQ2PV100
春香「うぅん、でも、どうやって出すんだろう……」

春香「貴音さん、なめらかだったなぁ……体のどこから出てるかもわからなかったし……」

ガチャッ

やよい「うっうー!おっはようございまーす!ってあれぇ~どちらさまですかぁ~?」

春香「あっおはようやよい!」

やよい「……」

春香「あ、リボン無いから……えっと、私は……」グッ

春香「天海春香です!」

春香(うぅん……ここで貴音さんみたいに出せたらライブでも盛り上がるのかなぁ?)

やよい「うっうー!春香さんでしたか!」

春香「あれ、やよいちょっと待って」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:03:42.49 ID:LQQ2PV100
やよい「どうしたんですかぁ~?」

春香「あのね、ちょっともう1回同じこと言ってみて?」ススッ……

やよい「はわっ、そんなに顔近付けられるとドキドキしちゃいます~」

春香「ごめんね、でもやよい昨日もやし炒め食べた?」

やよい「はい~」

春香「なんだかソイソースの匂いがするから……」

やよい「うぅ~……」

春香「あ、ご、ごめんね、私ったらつい脱線しちゃったよ……」

やよい「えっと、もう1回最初から、ですか~?」

春香「うん」

やよい「えっと……うっうー!おっはようございまーす~」

春香「うん、そこもう一回!」

やよい「……」

やよい「」ウッウー!

春香「や、やっぱり……よく聞いたら……『うっうー!』って擬音で出してたんだ……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:11:26.28 ID:LQQ2PV100
やよい「はわっ、バレちゃいましたか……」

春香「すごい、口で言ってるのとほとんど変わらないよ……」

やよい「うぅ~……皆には言わないでもらえますか?」グスン

春香「えっ、ど、どうして?」

やよい「いつも、ファンの皆には最高の『うっうー!』をお届けしなきゃいけないかなーって……」

春香「やよい……」

やよい「最初は、私もこんなに流行るとは思ってなかったんです~……」

春香「……」

やよい「でも、小学生の子とか、大きなお友達さんが『うっうー!』を真似してくれて……」

春香「うん……」グスン

やよい「もし、もし、『うっうー!』を失敗したらと思うと怖いんです……春香さん……」ポロポロ

春香「そうだったんだ、まさかやよいがプレッシャーに耐えつつ『うっうー!』してるだなんて……」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:19:34.31 ID:LQQ2PV100
春香「うん、わかった」

やよい「えっ」

春香「今のは私とやよいと二人だけの秘密、ね?」ニコッ

やよい「は、はるかしゃん……」ジワッ

春香「やよい……応援してるから……」

やよい「あ、ありがとうございますー!」ウッウー!

春香(不思議だなぁ……)

春香「あ、そうだ、やよい良かったら私にも出し方教えて?」

やよい「えっ『うっうー!』ですか?」

春香「えっ……う、うん、それでいいの……かなぁ?」

やよい「あの、それは朝にもやしを食べれば自然と出ますよ」

春香「えっ……意外とハードル低い……」

やよい「……」

春香「う、うん、やっぱり秘密にしておくね、やよい」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:23:27.30 ID:LQQ2PV100
春香「そっか、だからやよいはモヤシばかり食べてるんだ」

やよい「はい~……」

春香(あ、そういえば私、今日朝、もやしケーキ食べてきたんだった……)

やよい「どうしたんですかぁ」

春香(えっと、こんな感じかな)

春香「……」

やよい「春香さん?」

春香「」ウッウー!

やよい「はわっ……」

春香「あ……」

やよい「う……う……」ポロポロ

春香「ご、ごめんまさかこんな簡単に出るなんて……」

やよい「うわぁぁん!えいぎょーぼーがいですぅぅ!」バッ

ガチャッ

春香「ま、待って、やよい!」ウッウー!

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:31:19.18 ID:LQQ2PV100
春香「うぅん、でもやよいのコレを使うのは罪悪感が……」

春香「……」

春香「やっぱり私は、私らしくだよね!」

シーン……

春香「うぅ、ここで疑問が出てればなぁ……」

春香「でも、でも、さっきのでちょっとコツ掴んだかも」

春香「えっと、お腹に力入れて……お尻あげて……」グッ

春香「んん~……」プルプル……

春香「んん……!」ア……

春香「あ、なんか出そう!」ア……マ……

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:38:26.18 ID:LQQ2PV100
春香「が、頑張れぇ……、あまみはるかぁ……」プルプルプル……

春香「もうちょっと……!!んん~!」ア……マ……ミ……

ガチャッ

千早「おはようござ──」

春香「えっ」……マ──

千早「春香、何してるの……?」

春香「えっと……」

千早「朝から、お尻突き出して力んでるなんて……」

春香「……」

千早「説明してちょ──」

春香「」ウッウー!

千早「高槻さん?!」

春香「」ウッウー!

千早「ごめんなさい!春香と高槻さんを間違えるなんて!」クッ!

春香(あ、千早ちゃんも出た……やっぱり擬音だったんだ……)

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:43:36.91 ID:LQQ2PV100
春香「……」ウッウー!

ダダッ

千早「ま、待って、高槻さんっ可愛い!」クッ

ガチャッ

春香「あ、千早ちゃんおはよ~」

千早「あ、春香おはよう、ちょっと聞いてくれるかしら……」

春香「どうしたの?」

千早「さっき高槻さんが事務所でお尻を突き出してたんだけど……何かイヤなことでもあったのかしら……」

春香「きっと、『うっうー』疲れだよ、千早ちゃん」

千早「?」

……。

千早「擬音……?えぇある程度は出せるわよ」

春香「さっすが千早ちゃん!」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:50:07.52 ID:LQQ2PV100
千早「まぁ、才能もあるけれど……やっぱり訓練ね」

春香「えっ訓練とかいるんだ」

千早「えぇ、私も腹筋を毎日250してやっと……」

千早「最近これを出せるようになったわ」クッ

春香「そ、そうなんだ……『うっうー』って一体……」ボソッ

千早「春香?」

春香「ううん、何でもないよ他には出せるの?」

千早「えぇ、本当は秘密にしているのだけれど……春香には見せてあげる」

春香「どきどき……」

千早「……」

千早「」マァナンデモイイデスケレド

春香「う、うわぁぁぁ!!!」

千早「驚きすぎよ、春香」

春香「そ、そんなに長い言葉でもいけるんだ」

千早「えぇ、毎日腹筋250回のトレーニングの成果よ」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 21:55:37.77 ID:LQQ2PV100
春香「すごいなぁ……どこから出てるんだろ……」ペタペタ

千早「そ、そんなに触らないで」

春香「いっこく堂顔負けだよ……」

千早「ふふっ」

春香「でも、それって日常でそんなに使う?」

千早「えっ」

春香「何でそんなにトレーニングしたの?」

千早「……」

春香「……」

千早「」マァナンデモイイデスケレド

春香「……」

春香「うん」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:03:05.77 ID:LQQ2PV100
春香「ねぇねぇ千早ちゃん、他には出せるの?」

千早「えぇ、とっておきがあるわ!」

千早「でも、これは本当に秘密だから……」

春香「お願い~千早ちゃん~」

千早「じゃあ、いくわ……」

千早「ふぅ……」

千早「……」プルプル……

春香「……」ドキドキ

千早「」どたぷ~ん

春香「えっ……」

千早「ふふっ、スゴイでしょう!春香!」

ガチャッ

あずさ「あらあら~、春香ちゃん千早ちゃん、私の擬音知らないかしら~?困ったわぁ~」

春香「千早ちゃん……?」

千早「」マァナンデモイイデスケレド

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:12:00.68 ID:LQQ2PV100
千早「あずささん、おはようございます」クッ

あずさ「どこかに落としちゃったのよ~」ア……ラ……アラ~

春香「あ、あずささんも出てるけど……なんか変……」

あずさ「うぅんやっぱり調子が悪いわぁ~」アラ……アラ……

春香「大丈夫ですか?」

千早「そういう時は、ここを刺激すると大分よくなりますよ」どたぷ~ん

あずさ「あ、擬音に効くツボね~」

千早「失礼します、くっ!」ズボッ

あずさ「あぁん!」アラ……サー……

千早「なっ」

春香「えっ」

あずさ「あっ私ったらっつい……急用を思い出したので失礼するわ~」アラアラ~

春香「今、アラサーって聞こえたよね……?」ドキドキ……

千早「えぇ……何故かイヤな汗が止まらないわ」バックンバックン

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:18:13.48 ID:LQQ2PV100
春香「千早ちゃんもあずささんに早く返さないとダメだよ」

千早「えぇ、延滞料金が付く前に返すわ」どたぷ~ん

春香「もう、DVDじゃないんだから!」ヴァイ!

千早「なっ、春香、今……」

春香「あっ……なんか出たよ!」

千早「その調子よ、春香!」

春香「う、うん!えっと……ヴぁい!ヴぁい!」

シーン……

春香「あれ、おかしいなぁ……?」

千早「今のはビギナーズラックみたいね」

春香「うぅ……悔しいよ……」

千早「落ち込んではダメよ!今から二人で他の人の擬音を研究に行くわ!」ンアー

春香「うわぁ~い、千早ちゃんヒマなんだね!レッツゴー!」

タッタッタ……

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:31:10.18 ID:LQQ2PV100
響「ハム蔵~そんなトコに入っちゃダメさ~」

コソコソ……

千早「我那覇さんね……」

春香「響ちゃんかぁ……」

響「あはは、イヌ美そんなトコ舐めちゃダメさ~」

千早「私は、以前、我那覇さんの擬音を聞いたことがあるわ」

春香「えっ、ホント?」

千早「春香のために、今からちょっと試してくる」

春香「えっどういうこと……あっ」

ガチャッ

響「あ、千早はいさーい!」

千早「……」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:36:48.57 ID:LQQ2PV100
千早「……」

春香「ど、どうして黙ってるんだろ」

響「聞いてほしいんだ!千早!オウ助が昨日自分の下着を……」

千早「我那覇さん、あなたはゾウリムシ以下よ」

響「えっ……」

千早「あなたは、アイドルをやるよりも理科の実験に使われる方がお似合いよ」

響「どうしたんだ、いきなり……」

千早「あなたはゾウリムシよ!」

響「ご、ごめんさー……」

千早「ここは沖縄じゃありません、標準語を使ってください!」ドンッ!

響「す、すいません……」ガナハー……

春香「あ、出た……けどなんだか前がよく見えないや……」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:43:02.44 ID:LQQ2PV100
千早「これに反省したら、ダンスレッスン頑張ってください」

響「あ、はい……」ガナハー

ガチャッ……

千早「あんな風に、テンションによって出る擬音もあるのよ」

春香「う、うん……響ちゃん大丈夫かな……?」

千早「大丈夫、きっと本気にしてないわ」

響「……」ガナハー

春香「そ、そうかな……なんだか隅っこでジメジメしてるけど……」

千早「」マァナンデモイイデスケレド

春香「……」

春香「それ意外と便利だね」

千早「でしょう?」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:49:19.28 ID:LQQ2PV100
……。

真「えっ、擬音を出したいって?」

春香「うん、お願い!真教えて~」

真「うぅん、といってもなぁ……」マコッ

春香「あ、早速出してる!しかもスピーディ!」

真「やっぱり慣れなんじゃないかな」マコッマコッ

春香「え、もしかして……」

真「練習すれば、こんな風に応用できるよ……せーの!」マッコマッコリ~~ン!

春香「うわぁ……菊地真ちゃんなりよぉ……」

真「はい、春香も一緒に、せーの!」マッコマッコリ~~ン

春香「あ、それはいいから教えて?真」

真「わかった」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 22:58:06.72 ID:LQQ2PV100
……。

春香「うぁ~~!もぉ疲れたよぉ~!」

真「うん、いい感じだよ春香!」

春香「あ、足フラフラだよ……えへへ……」

真「それじゃ、1回やってみよう!」

春香「ドキドキするけど……いくよ……んん~!」アマ……

真「その調子だよ!」

春香「う、産まれるぅ~~……」アマ………アマ……

真「そう、そこでもっとテンダネェスさしのーべて!」マコッ!


春香「」     ア マ ミ ! ! ! 

真「うあああ!耳がっ!」

ガチャッ

律子「ちょ、ちょっと!今の爆発音は何っ?!」リッチェ~~ン

社長「何か事故が起こったのかねっ?!」ティン!

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:04:13.64 ID:LQQ2PV100
春香「ご、ごめんなさい力みすぎちゃった……」アママママママ……

真「って春香……」

春香「わっな、なにこれ……」アマママママママ……

律子「春香、近所迷惑だから止めなさい!」アキヅキッ!!!

春香「そ、そんなこと言っても勝手に……」アマママママ……

真「ていうか春香、なんかその音お尻から聞こえるんだけど……」

春香「う、うわっホントだ!」アママママママ……

社長「お尻から擬音を出すアイドルか……ティンと来た!」

春香「そ、そんなのイヤですよ~!」アママママ……

ガチャッ!

千早「春香、助けに来たわっ!くっ!」ズボッ

春香「わっほい!」ピタッ……

千早「擬音に効くツボはやはりバツグンね……」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:14:54.79 ID:LQQ2PV100
……。

春香「ということがあったんですよ、貴音さん」

貴音「それは面妖な」しじょっ

春香「というか、本当にこれって役に立つんですか?」

貴音「えぇ、見本をお見せしましょうか?」

ガチャッ

雪歩「お、おはようございますぅ……」

貴音「」しじょっ

雪歩「」ハギワラー

春香「えっえっ?」

貴音「」しじょっ?!

雪歩「」ユキポゥ……

春香「な、なにこれ……」

貴音「」しじょしじょ

雪歩「そ、そんなぁ……四条さぁん……照れちゃいますよぉ……」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:23:22.87 ID:LQQ2PV100
貴音「ふふっ萩原雪歩は昨日【おふ会】なるものに行ってきたそうですよ」

春香「か、会話出来るんですか……たまげたなぁ……」

貴音「アイドルならば、造作もないことです」

春香「あ、そうだ!」

ダダッ

亜美「んっふっふ→真美、今日もレッスンメチャするよ→」

春香「えへへ、おはよう~!」

真美「あ、はるるんおっはよー!」

春香「」アミッ!

亜美「えっ」

春香「」マミッ!

真美「えっ」

真美「だ、誰か呼んでる……」

亜美「も、もしかしてお化けじゃ……」

春香「……」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:29:59.56 ID:LQQ2PV100
春香「」アマミ!

春香「ふぅ、な、なんとか集中すれば出来るようになったよ……」

春香「うぅんでも貴音さんみたいに喋りながら擬音出したいなぁ」

春香「これじゃ、亜美と真美をカラかう時くらいにしか使えないよ……」

ガチャッ

美希「あふぅ、おはようなの」

春香「あ、おはよ、美希」

美希「今日ものんびりがんばるの~」

春香「……」ピタッ

春香「まさか……まさかだよね……」ジリジリ

美希「む~どうしたの?春香、怖い顔しちゃヤなの!」

春香「美希……おはよう……?」

美希「」アフゥ

美希「おはよう」ナノ

春香「み、美希……今までずっと標準語喋ってたんだ……」ガタガタ

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:34:29.09 ID:LQQ2PV100
美希「バレたら仕方ない」ノ

春香「ぜ、全然キャラ違う」

美希「キャラ作りも大変って思う」ナ

春香「……」

美希「ミキが擬音m@ster」……ナノォ……!

美希「」オニギリ

美希「」ハニー

春香「そっか、普段ほとんど喋ってなかったんだ……」

美希「意外と疲れるから、お昼寝いっぱいしなくちゃいけない」ノ

春香「うぅ……やよいの『うっうー』くらいに聞きたくなかったよ……」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:41:09.24 ID:LQQ2PV100
美希「それじゃ、春香も頑張って」ナノー

美希「」アフゥ

スタスタ……

春香「擬音ってスゴイんだね……」

春香「でも、意外と理にかなってるかも」

春香「擬音を使いこなせば、忙しいアイドル生活もちょっとは楽になるし」

春香「それにちょっとした言い間違いも無くなるよね……」

春香「……」

春香「」アマミッ!

ガチャッ

伊織「あら、春香どうしたのアイドル擬音なんか出しちゃって」ミナセ!

春香「あ、おはよう伊織……もう驚かないよ……」

伊織「な、なによ……」ニヒヒッ

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:48:09.19 ID:LQQ2PV100
伊織「えっアイドル擬音をもっと勉強したい……?」デチョーン

春香「うん、教えて伊織っ!」

伊織「わかったわ、それはね……」

伊織「」イオリ~ン

春香「」アマミ……

伊織「」デッコリーン

春香「」アマミッ?!

伊織「というわけよ……」

春香「ありがとう、すっごく分かりやすかったよ!」

伊織「そ、そんなに褒めても何も出ないわよ」

春香「ううん、ありがとう、私のために……」

伊織「」ベ、ベツニアンタノタメジャナインダカラネッ!

春香「……」

春香「えっと、もしかして辞書登録とか出来るの?」


110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/01(木) 23:57:03.35 ID:LQQ2PV100
そして……。

春香「」ワッホイ!

千早「」どたぷ~ん

貴音「」カザハナッ

P「お、お前らどうして喋んないんだ……」

春香(えへへ、プロデューサーさん。アイドル擬音はアイドル以外に聞こえないんだよ……)

美希「」ハニー

P「おいっ美希ハニーはやめろって言ったろ」

春香(だけど、周波数を変えると聞こえる、う~ん便利だねっ)

美希「今日はお仕事頑張る」ノー

P「はは、相変わらずだな美希は……」

あずさ「」ウッウー!

P「あれ、やよい居るのか?今日は休みって聞いたんだけどな……」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/02(金) 00:08:21.43 ID:4ArMbbFJ0
そして……
千早「な゛く゛こと……な゛ら……」

P「千早の声が、出なくなった……」

千早「意外と大丈夫です」

P「千早……お前ってやつは……!」グッ

──そして運命のライブが始まる──

春香「」ネーミンナー ミツメーテイルヨー

一同「」モー ナミダヲヌグッテワラッテー

亜美「」キョウカエリニ、ガストイカナイ?

真美「」イクイク

一同「」マエヲムクーコトー センキューフォースマーイ

バッ

千早「」アルコオオオオオ!!!ハテナイミチイイイ!!!

P「千早、よくやった……」ポロポロ

千早(カロリーメイト家にまだあったかしら……)

──突然千早の声が出なくなっても大丈夫、そうアイドル擬音ならね        完!