E. B. Hudspeth(エリック・ハズペス)さんの作品シリーズ「The Resurrectionist: The Lost Work of Dr. Spencer Black(異形再生)」はスフィンクスやケンタウロス、ミノタウロス、サテュロス、セイレンなど伝説の奇獣の解剖図を描いたものです。
以前ご紹介したことのある、スペイン・の写真家Joan Fontcuberta(ジョアン ・フォンクベルタ)さんの「Fauna(秘密の動物誌)」や空想上の生き物を標本で表現したロンドンのアーティストALEX CFさん、日本でいうと著書「幻獣標本博物記」、「幻獣標本箱」などで知られる江本創さんの作品なども存在しない生き物を標本やオブジェとして表現していますね。それぞれ特徴的な表現方法を独自の世界を築いています。
・【空想科学】伝説の珍獣を発見した後、謎の失踪を遂げた動物学者の観察記録シリーズ「Fauna」
・幻獣ハンターの蒐集物。妖精や異世界生物の標本がロンドンの地下室で発見される
E. B. Hudspeth(エリック・ハズペス)さんの作品シリーズも同様に19世紀後半から20世紀初頭に活躍したとされる天才科学者スペンサー・ブラック博士によって描かれたという設定があり、これらの骨格・解剖図「異形再生」は、そのスペンサー・ブラック博士が残した1冊の図録となっています。