UQコミュニケーションズの野坂 章雄社長は、下り440Mbpsに対応したWiMAX 2+ルータの年内投入が可能であるという見通しを示しました。キャリアアグリゲーション(CA)と4x4 MIMOという2つの通信高速化を組み合わせるもの。440Mbpsの実現で『業界最高速に返り咲きたい』としています。
今回、年内発売の見通しが示された440Mbps対応端末は、キャリアアグリゲーション(CA)と4x4 MIMOという2つの高速化技術を掛け合わせます。それぞれ通信速度が理論上2倍に向上する技術で、新端末ではその両方を適用して2倍の2倍、つまり4倍の440Mbpsを実現できるというわけです。なお、具体的な端末の選定などは決まっておらず、年内発売はあくまで目標であるとしています。
なおUQは、2015年10月にMVNOのUQmobileを展開するKDDIバリューイネイブラーと合併。UQmobileとUQ WiMAXののシナジーに期待したいところです。これについて担当者は、例えばUQmobileとUQ WiMAXのセット契約で料金を割引く「セット割」の導入については『検討段階とまではいかないが、話にはあがっている』とのこと。また、現在は別々となっているUQ mobileとUQ WiMAXの料金請求についても、将来的な統一に前向きな姿勢も示しました。