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http://japanese.engadget.com/2016/06/24/hmd-gamepad/


スプラトゥーン用HMD+水鉄砲コンが公開。GamePadを背負った身体で照準、水鉄砲のトリガーで射撃操作、ソフトは無改造 - Engadget Japanese


任天堂の人気ゲーム『スプラトゥーン』をヘッドマウントディスプレイ(HMD)と水鉄砲コントローラで遊べるという、ハンドメイドの周辺機器が公開されました。身体の向きを変えて狙いを付け、トリガーを引くと震動と共に(画面内で)インクが発射されるという、没入感満点のシステムです。

また、スプラトゥーン側は市販ソフトそのままで、改造を加えていないのもポイントです。


スプラトゥーン』はWii U用のアクションシューティング。人間とイカの姿に変身できる「インクリング」を操作し、インクを発射するブキ(武器)でマップを塗りたくり、その面積を競い合います。
オシャレで洗練されたアートワークと、敵を倒さなくても勝利に貢献できるルール設定の巧みさが好評を博し、『別冊コロコロコミック』にコミカライズが掲載されるなど、ティーン層にも人気を呼んでいます。



HMD+水鉄砲のオリジナルインターフェースを開発したのは、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 准教授である橋本 直氏。同氏はロボットと人のインターフェースやARを研究しており、これまでにも、アニメ『電脳コイル』Blu-ray版のAR特典を手がけたほか、写真内の人物を自動で『かまいたちの夜』風のシルエットにしてくれる『釜井達の夜』などユニークな取り組みを発表してきました。

今回のインターフェースは、水鉄砲型コントローラ(いわゆる「ガンコン」)とHMD、Wii U GamePadからなっています。



Wii U GamePadを背負い、HMDを装着、水鉄砲型コントローラを構えれば準備は完了。ゲームプレイは身体の向きを変えてブキの狙いを付け、水鉄砲型コントローラの引き金を引くとこれが震動、画面内ではインクが発射されます。

こうした動きにより、没入感溢れる『スプラトゥーン』体験ができるというわけです。イベント会場などにこのシステムがあったら、思わず引き寄せられてしまいそうなほどです。



水鉄砲型コントローラにはトリガーのほかに、「前移動」「後移動」「イカ変身」「視点リセット」「ジャンプ」「サブウェポン」「スペシャルウェポン」、7つのボタンが用意されています。実際のプレイ動画も公開されており、操作性は快適なようです。なお現状では、タッチスクリーン操作が必要な「スーパージャンプ」「トルネード」は使えないものの、対応は可能とのこと。





『スプラトゥーン』といえば、Wii U GamePadを動かして視点を操作し、ブキの狙いを付けることもできるインターフェースが特徴ですが、これを体と銃の動きで再現するためには試行錯誤があったそうです。

そうした工夫が垣間見られるのが、視点操作です。他のVR系アプリなどですと、HMD、つまり首の動きで視点を操作する印象を受けます。しかしこのシステムは背中にWii U GamePadをセットし、身体の向きで視点を操作する方式になっているわけです。このあたりはユニークなところ。

開発当初はHMDや銃にWii U GamePadを取り付ける方法が考案されましたが、開発が進むにつれ、銃型コントローラを持った人は、身体の向きを変えることで狙いを定めようとする傾向があるため、これを検知することで違和感ない視点操作が可能となる点に着目。試行錯誤を経てWii U GamePadを背負う方式としています。

この辺りは実地検証と発想の転換が組み合わさった勝利といえるのではないでしょうか。






なお橋本氏は、このインターフェイスには現状でプロトタイプ3号ながら、まだやり残したことがあるため、気が向いたらアップデートを行うと結んでいます。
現在でもかなり高機能なシステムという印象を受けますが、今後の進歩にも期待大です。
スプラトゥーン用HMD+水鉄砲コンが公開。GamePadを背負った身体で照準、水鉄砲のトリガーで射撃操作、ソフトは無改造
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