859 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:02/08/26(月) 10:10 ID:MfE2AQOt
大学を卒業してすぐ結婚した両親が
私を生み育てたアパート(?)は四畳半一間だった。
学生のころ小旅行をして取り壊す寸前のアパートを訪ねた
おおやさんが掃除をして懐かしそうにまっていてくれた
共同のトイレ、玄関、炊事場、廊下・・薄い引き戸一つで隔てられた両親の住まい
一歩入って涙が止まらなかった・・
こんな狭いところでお母さんは赤ちゃんを育て上げたんだ
おおやさんが廊下の雑巾がけをする後をわたしはうれしそうにはいはい
してついていったらしい。そのときだけ赤ちゃんに許したろうかのはいはいだったそう。
ミシンおくと寝るのがやっと。寝るときちゃぶ台はもちろんかたづける。
「ふたりとも、わかくて、きれいだった・・きれいって言うのは純粋
って言う意味ね。」っておおやさんがいってくれた
湯沸しきもエアコンも電子レンジもないとこでおかあさん
手縫いの服で、あたしを可愛くしててくれた・・ありがと。
七五三の時着物の写真じゃないからって文句言ってごめんね。
てづくりの臙脂色のツーピース、時代を超えてすごくおしゃれだよ・・