狐月ロボ
なぜ、男は強さを求めるのでしょうか？
「愛する人を守るため」「親の敵を撃つため」「明日の自分に勝つため」
女性からすれば、強さにこだわる男は滑稽に映るかもしれません。
しかし、己の限界へ挑み続けるのもまた、男のロマンなのです。
55歳のリウ・フェイ氏は、長きに渡って修行に明け暮れてきたカンフーの達人。そんなリウ氏が6年前から密かに特訓を行ってきた秘儀が、ついに完成したのです！
こちらが、前人未到の秘儀を完成させたリウ・フェイ氏。
「なんだ、普通のおじさんじゃないか」
「とても強そうには見えないな」
などと感じた読者の方もいるかもしれませんが、それは大きな間違い。
繰り返すがリウ氏は長年修行を積んだカンフーマスターであり、この後ご覧いただく技に、読者のみなさんが度肝を抜かれるのは間違いありません！
リウ・フェイ氏の奥義〜その一〜「口の中にオガクズを詰め込む」
リウ氏の奥義は、ここから始まります。何やら口の中に詰め込んでいますが、実は、その正体は「オガクズ」。木材を切った時に出る細かい木屑を、リウ氏は一心不乱に口の中へ詰めているのです。
リウ・フェイ氏の奥義〜その二〜「更にオガクズを詰め込む」
たとえ修行を積んだ達人であっても、口の中へオガクズを詰め込むのは相当につらいはず。
口内のあらゆる水分は失われ、歯の隙間や歯周ポケットなど、あらゆる部分に入り込んだオガクズの不快感は、想像を絶するはずです。
リウ・フェイ氏の奥義〜その三〜「限界までオガクズを詰め込む」
しかし、リウ氏は限界を越えようともさらに口の中へオガクズを放り込む！
「もうやめてぇぇ！アタシ見てられないよぉぉ！」
もし、リウ氏が格闘漫画の主人公ならば、思いを寄せるヒロインはたまらず止めに入るはず…。
リウ・フェイ氏の奥義〜その四〜「コンセントレーションを整える」
勘違いしてはいけないのが、リウ氏の奥義は「口の中にオガクズを詰め込む」というものではありません。ただの我慢強いおじさんではないのです！
口の中がオガクズ一杯になったら、コンセントレーションを整えるリウ氏。するとどうでしょう、とたんに目つきは険しくなります。
リウ・フェイ氏の奥義〜その五〜「口内の温度を急上昇させる」
ここでリウ氏の口元へ注目していただきたい。何やら白いモヤが確認できるはず。これは決して「リウ氏の口からエクトプラズムが出ている」というわけではありません。煙です。
この時、リウ氏の口内温度は異常なほど急上昇し、その結果、オガクズから煙が立ち上り始めているのです！
リウ・フェイ氏の奥義〜その六〜「煙で魅せる」
リウ氏から吐き出される煙は、次第に激しさを増してゆきます。そこで取り出したのがカラフルな扇。
おそらく、口の中は耐え難いほどの高温状態であるにも関わらず、煙を扇いで魅せるサービス精神には恐れ入ります…。リウ氏は武術の達人であり、エンターテイナーなのです。
リウ・フェイ氏の奥義〜その七〜「口から火を吹き出す」
遂に時は満ちた。煙とともに、リウ氏は口から真っ赤な炎を吹き出す！ これまでの常識を根底から覆す仰天技は、火吹きの歴史に新たな一ページを刻んだことでしょう。
燃えよドラゴンとは、もはやブルース・リーのものではなくリウ氏のものと言っても過言ではありません！
リウ・フェイ氏の奥義〜その八〜「タバコに火をつける」
「どうせCGを合成してるんだろ？」そんな無粋な横槍が入ることもリウ氏は承知のうえ。
なんと、リウ氏は口から吐き出す炎で、タバコに着火するパフォーマンスも披露。まさに「人間ライター」誕生の瞬間です！
リウ・フェイ氏の奥義〜その九〜「吐き出す火の粉の美しさにうっとり」
もはや火の化身と呼んでも過言ではないほど、リウ氏の口からは大量の火の粉が吹き出しています。それは、ロマンチックな乙女ならば思わずウットリな美しさ…。
「真の強さとは相手を傷つけるのではない……感動させるのだ！」と、リウ氏が言ったか定かではないですが、子どもから大人まで心奪われることは間違いありません。
さあ、筆者がリウ氏の奥義に心酔するあまり、解説へ力が入ってしまいましたが、読者のみなさんにも、この大技を動画で確認してください！
いかがだったでしょうか？ 読者の中には「どうやって口の中のオガクズを燃やすのか説明しろよな！」と声を荒げる方もいるかもしれません。しかし、この技の原理を凡人が聞いたところで、どうこう出来るはずはないのです。
なんせ、リウ氏はカンフーを極めし男なのであり、強さを追い求めた末にたどり着いたのが、この大技なのですから…。
参考サイト : Kung Fu master stuffs sawdust into his mouth and ‘sets it alight’ in bizarre street ‘magic trick’
