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http://japanese.engadget.com/2016/06/30/wi-fi-portal/


回線の混雑を避ける賢いWi-Fiルーター『Portal』が日本向けに予約販売を開始、レーダー用周波数帯を使用 - Engadget Japanese
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アメリカのスタートアップ企業であるIGNITION DESIGN LABSは6月30日から、クラウドファウンディングサービス「GREEN FUNDING」で、回線が混み合っていてもつながりやすいWi-Fiルーター『Portal』の予約販売を実施中です。

通常価格は1万5800円ですが、超早割りとして限定100台は1万3800円で提供。ボディカラーは白と黒の2色のほか、日本限定のRioブルーを1万4800円で200台用意しています。

Portal

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4 枚


IGNITION DESIGN LABSは、5月からクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で『Portal』を予約販売していましたが、日本での製品化リクエストを受け、今回「GREEN FUNDING」でも取り扱うことになりました。なお、日本の電波法認証はディーエスピーリサーチにて取得しているとのこと。

Portalの特徴は、同じ回線を大量の端末が利用している際にもネットワークに繋がりやすく、安定した速度が出せる点。独自のスペクトラムターボチャージャー技術(FCC認証)によって、5GHz帯周波数のうち、気象レーダーなどと共用しているW53およびW56チャンネル群を使えるようになっており、DFSと呼ばれる機能を利用可能です。

レーダーが利用するDFS(Dynamic Frequency Selective)は、無線LANがレーダーの電波を検知した際に、レーダー用に無線LANからの干渉がないチャンネルを動的に選択し、周波数を切り替える機能。Portalにおいては混雑している回線を回避して、常に快適な接続性と速度で回線を使えるように調整する目的で利用されます。

このためPortalでは従来のWi-Fiルーターと比較して5倍に相当する回線へのアクセスが可能となっており、安定して通信できるようになると謳っています。

▲上図のうち、日本では1~5の周波数帯が利用可能

通信範囲は広く、本製品1つで約232平米(70坪)の広さの家屋をカバーでき、高度なメッシュ技術を活用して本製品2つをデイジーチェーン接続すれば範囲は60m拡張、最大465平米(140坪)の大きな家屋を網羅可能です。

Bluetooth 4.2もサポートし、専用アプリをインストールしたスマートフォンと接続してすぐにセットアップ可能。友人・知人が通信範囲に入ると自動でセキュアなゲストネットワークを構築する機能も備えています。対応OSはiOS 8以降/Android 6.0以上。

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ほかにも、ネットワーク侵入の検知、監視とスマートフォンへのリモートアラートや、Webフィルタリングとアクセスを管理するペアレントコントロール機能なども用意しています。

約240×180×43mm、質量約540gの本体には、10個の最新型無線機、外部パワーアンプ、9個のアンテナを内蔵。ギガビット イーサネット×5(LAN×4、WAN×1)、USBポート×2も搭載しています。

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無線規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、5GHz帯ではIEEE 802.11ac Wave2も利用可能。また、暗号化方式はWEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)に対応。

プロジェクトは100万円の目標額に対して記事執筆時点で54万9200円まで達成しています。今後のスケジュールとしては、8月1日に支援の受付を終了し、日本向けの発送は11月になる見込みです。
回線の混雑を避ける賢いWi-Fiルーター『Portal』が日本向けに予約販売を開始、レーダー用周波数帯を使用
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