モバP「三船さんが結婚!?!?」
P「嘘だーーーーーーーーーッッ!!」ズシャアァァッ!!
ちひろ「残念ですが、現実です」
P「なんでだよぉ…!三船さんは俺と結婚するはずなのにさぁ…!?」グスグス
ちひろ「それは妄想です」
ちひろ「?」
P「やれやれ、今時そんな嘘に騙されるとお思いですか?この!このプロデューサー様がよぉ!!」
ちひろ「…」
P「エイプリルフールはとっくに過ぎましたよ?いきなりどうしたんですかちひろさん?あはははは!!」
ガチャッ
美優「…おはよう、ございます」
P「おっ、噂をすれば。三船さん、聞いてくださいよ今ちひろさんが三船さんが結婚するなんて戯言を」
美優「っ………」サッ
P「えっ」
ちひろ「……」ギリッ
P「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。冗談も大概に…」
美優「…今日はこれを提出に来たんです」スッ
P「?」
【退所届】
P「」
美優「……そういう、事ですので…」
P「あ、え?ちょっ、え?待ってください、何ですかこれ」
美優「……っ」
P「三船さん!」ガシッ
美優「…離して、ください」ポロポロ
P「あ……」パッ
美優「……さよならです、プロデューサーさん」タッ
ちひろ「……」
P「…あ…あぁ……」
ちひろ「……」
P「……」トボトボ
ちひろ『…今日は、もう帰って休んでください』
P「…………」ハァ
「…てください…!」
P「?」
「やめてください…!」
P(この声は!)
美優「…約束が、違います…!」
「あぁん?お前はもう俺の物なんだよ!逆らうんじゃねぇ!」ギュッ
美優「…っ!」
P「三船さん!!」
美優「ぷ…プロデューサー…さん!?」
P「お前…三船さんに何を」ダッ
美優「…っ」バッ
P「三船、さん…?」
美優「…違うんです。この人は、この人は私の夫になる…人です。……行きましょう?」
「最初っからそうしろよグズ女が…」グイッ
美優「あ…っ」
P「……………」
【招待状】
P「…………」
ちひろ「これは…?」
P「今朝、うちに届いていました」
ちひろ「……中身は」
P「…三船さんの……っ!」
ちひろ「……」
P「ちひろさんは、知ってたんですか?」
ちひろ「……」
P「あんな、あんな男が三船さんの…!」
ちひろ「……最初は、驚きました。でも、それが美優さんの幸せになると思ってたんです……!」
P「……」
ちひろ「でも、まさか、あんな事になるなんて…っ!!」
P「何が、あったんですか」
ちひろ「美優さんは346を守るために…プロデューサーさんを守るために、自らを犠牲にするつもりなんです…」グスッ
P「な……そんな、ばかな。ちひろさんすら手が出ない相手なんて…」
ちひろ「あの男は、346事務所の出資元にあたる資本家です。その莫大な権力と財力は芸能界だけじゃなく世界中にまで影響がある…私なんかじゃとても太刀打ちできなくて…」
P「……それで、どうして三船さんが…!?」
ちひろ「本人は説明してくれなかったので…勝手に調べました。そうしたら……あの男に気に入られて…『結婚を断れば事務所とあのプロデューサーを潰す』と言われた、らしいです…」
P「……………!!!!!!!」
ちひろ「私、どうしたらいいのか分からなくて…!だから、だから先日プロデューサーさんに、!」
P「……もういいです…分かりました」ガクッ
ちひろ「プロデューサーさん…」
P「そんな大物に、理不尽な現実に俺なんかが敵うわけない…無謀すぎますよね……」
ちひろ「………」
P「だから……」
.
P「だからこそ俺は三船さんを。いや、美優を救い出す」
.
P「確かに、俺たちは今まで通り平和で幸せな生活を送れるかもしれない」
ちひろ「そうです!だから」
P「でも、美優はどうなるんです」
ちひろ「…それは……」
P「珍しく臆病ですね、ちひろさんらしくない」
ちひろ「勝てない戦いと勝てる戦いの区別くらいつきます!今回は分が悪すぎます!」
P「そうですか?案外そうでもないような気がするんですよ」
ちひろ「え…?」
P「だって俺は、本気で美優を愛してるんです」
ちひろ「……」
P「たったそれだけですが、それだけで俺は彼女のために何でもできる。そう確信を持っている」
ちひろ「………」
P「…行ってきます」
ちひろ「……プロデューサーさん」
P「……」
ちひろ「絶対に、美優さんを連れ戻してきてくださいね」
P「…!」グッ
神父「汝、この者を妻とし愛することを誓うか」
「誓うぜ」
神父「よろしい。汝、この者を夫とし愛することを誓うか」
美優「………」
「…オイ」
美優「…っ」ビクッ
「言えよ、誓うってよ」
美優「…ち……ち、か……」ポロポロ
バァンッ!!!
P「その結婚待った!!!!」ゼーゼー
美優「!」
P「うわ三船さん綺麗……じゃなくて!そんな結婚やめろ!そんなの、三船さんの幸せに繋がるわけがない!」
美優「プロ、デューサー…さん…」
「オイてめぇ!俺を誰か分かってて」
P「知るかボケ!黙ってろハゲ!!どうして投資家とゲス野郎はハゲばっかりなんだよハゲ!!!」
「こ、この野郎…!!!!!!」プルプル
美優「ダメです…プロデューサーさん…!この人は…!!」
P「……知ってます。でも、俺は貴女が好きだから!美優のことが好きだから!俺はそいつから貴女を取り戻したいんだ!!!」
美優「……っ!!」ブワッ
P「今そいつをぶっ飛ばします。だから、そいつとじゃなくて…その、なんていうか……あぁぁぁもう!!!」
P「─────────────────!!」
.
美優「プロデューサーさん…っ!!」
「誰かそいつを捕まえろ!!」
P「うおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
『はい、カットー』
P「ほ?」
\オツカレサマデシター/
P「は?何これ、ちょっと!ちひろさん!?」
ちひろ「まさかこんなフィクションみたいな話が本当にあると思ってたんですか?ぷーくすくす」ニコニコ
P「」
ちひろ「はいっ!もちろんドッキリです♪」
デデーン
P「ちょっ…もー…!もおぉぉぉぉぉぉ!!!数日かけてこんな茶番をやってたんですか!?」
ちひろ「プロデューサーさんの恥ずかしい決めゼリフ、なかなかよかったですよ?」
P「マジかよ…全部嘘かよ………あれ?じゃあ…」
美優「…すみません」テヘ
P「………よかったーーーーーー!…ちひろさん!本当に人騒がせな…」
ちひろ「元はと言えばいつまでたっても美優さんに気持ちを伝えないプロデューサーさんに問題があったと思います」
P「それとこれとは…!」
ちひろ「だ・か・ら、仁奈ちゃんにも協力してもらって美優さんにちゃんと気持ちを伝えられるようにこのドッキリを企画したんです」
P「……え?仁奈がいるんですか?どこに?」
「ここでごぜー」モゾモゾ
仁奈「ます!」ピョンッ
P「うぉぉぉ!?この男キグルミだったのかよ!!」
仁奈「えっへん!ニナもプロデューサーと美優おねーさんのために頑張ったでごぜーます!」
ちひろ「えっへん。ボイスチェンジャーをつけて私がそのキグルミの喉にあるスピーカーから声を出してたんです」
P「あ、あなたたちねぇ……!!」プルプル
美優「…プロデューサーさん」
P「あっ、は、はい…その、なんでしょう?」
美優「……」プクー
P「うっ……」
美優「言って…くれないんですか…?」ウルッ
P「ううっ……」
P「………俺は美優の事が好きです!世界で1番愛してます!俺と結婚してください!!これでいいですか!!!!」
コメント一覧
-
- 2016年07月01日 22:49
- またお前か
-
- 2016年07月01日 22:49
- まったく、大人をからかうような悪い子の仁奈には、きついお仕置きをしないと ボロン
-
- 2016年07月01日 22:50
- おい、俺の話がどうしてこんな詳細に漏れてるんだっ!
-
- 2016年07月01日 22:51
- PaPのハートと毛根がえぐられたな
訴訟
-
- 2016年07月01日 22:52
- 落としましたよ つω
-
- 2016年07月01日 22:54
- ハゲは結婚すら許されない
-
- 2016年07月01日 22:57
- ふざけんな。なんで本当じゃないんだよ。三船さんはダメ男や望んでない男との結婚で不幸になってこそ輝く逸材なんだ!DVに涙を流してこそ美しいんだ!
-
- 2016年07月01日 23:07
- はい、カットー 、って何だ
この様子をテレビで流すつもりなのかそれとも二人の結婚式で流すつもりなのか
-
- 2016年07月01日 23:24
- 正直自分的には面白くない。
やはりドッキリ系は良し悪しがハッキリする作品だとこれ見て思った。
-
- 2016年07月01日 23:25
- ハゲだけは言っちゃいけない
いけないやろ・・・
-
- 2016年07月01日 23:37
- ドッキリをするような悪い子な美優さんと仁奈ちゃんにはオシオキしなきゃね
10ヶ月後には2人共お母さんになるんだよ
-
- 2016年07月01日 23:48
- 資本家の気持ちになるですよー
お金さえあればみんなが仁奈さんのそばにいてくれるでごぜーますよー
アイスもいっぱい買えますでごぜーますですよー
-
- 2016年07月02日 00:02
- 事務所とそこの所属アイドル全員を天秤にかけて
三船さん以外を危険に晒す選択をするばかりか
その挙げ句何の策もなく勢いで突っ込むような男だぞ
よくその場で見限られなかったな
本当シチュエーション優先で都合のいい展開しか書けないんだな
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
LINE読者登録QRコード
スポンサードリンク