世界的な情報筋として知られているエヴァン・ブラス氏は30日(現地時間)、現在BlackBerryによって3機種のAndroidスマートフォンについて、その主なスペックと開発コードネームが判明したと伝えています。
ブラス氏によると、3機種の新型Androidスマートフォンの開発コードネームはそれぞれ「Neon」、「Argon」および「Mercury」となり、まず2016年7月から8月にかけてNeon、次いで同年10月頃にArgon、その後2017年第1四半期中にはMercuryが登場する見込みとのことです。
以下は、新たにリークされた3機種それぞれの主なスペックと特徴。
Neon
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
SoC | Qualcomm 64-bit オクタコア Snapdragon 617 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 16GB |
メインカメラ | 約1,300万画素 |
フロントカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 2,610mAh |
その他 | 急速充電機能(QuickCharge 2.0) |
直近の情報によると、Neonは中国TCL Communication製のAndroidスマートフォン「Alcatel Idol 4」のリブランド品として登場する見通しとのことですが(過去記事[1]、[2])、今回ブラス氏がリークしたスペックは、完全に同端末のそれと合致しています。
Argon
ディスプレイ | 5.5インチ WQHD(2560×1440)ディスプレイ |
SoC | Qualcomm 64-bit クアッドコア Snapdragon 820 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB |
メインカメラ | 約2,100万画素 |
フロントカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 3,000mAh |
その他 | 急速充電機能(QuickCharge 3.0) 指紋認証機能 USB Type-Cポート |
BlackBerry製のAndroidスマートフォンとしては初となるフラッグシップモデルとなる予定のArgon。一般消費者のみならずエンタープライズ分野での成功をも狙った製品とされています。
Mercury
ディスプレイ | 4.5インチ フルHD(1920×1280)3:2ディスプレイ |
SoC | Qualcomm 64-bit オクタコア Snapdragon 625 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
メインカメラ | 約1,800万画素 |
フロントカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 3,400mAh |
その他 | QWERTY物理キーボード |
アスペクト比3:2のディスプレイを搭載する少々毛色の異なるモデルとなる模様。NeonやArgonとは異なり、BlackBerry伝統のQWERTYキーボードを搭載するものの、BlackBerry Privのようにスライド式とはならない見込みとのことです。
なお、年内に2機種のAndroidスマートフォンの投入が予定されていることは、既にBlackBerryが公式に明かすところですが(過去記事)、今回ブラス氏が伝える製品スケジュールは、その公式発表と何ら矛盾していません。同氏のリーク実績を顧みるに、今回の情報の信憑性にも期待して良さそうです。
[VentureBeat via Twitter]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
Mercuryに期待
がんばれ