八幡「新しくメンバーになりそうな予感」
- 2016年07月03日 22:40
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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葉山「ああ、受験本番は秋からだろうし…ダメかな?」
雪乃「…奉仕部は続いてるわ。来た依頼を断る理由はないわね」
葉山「そうか、よかったよ」
いろは「でもでも、葉山先輩からの依頼なんてめずらしくないですか~?」
葉山「そうかな?そうでもないような」
八幡「去年とかもあったしな」
結衣「そうそう、いろはちゃんはその辺り知らないもんね」
雪乃「話を戻すわよ。依頼というのは?」
結衣「優美子のこと?」
葉山「結衣は知ってると思うけど…彼女に告白されたんだ」
雪乃「あら」
いろは「とうとう告白したんですね、三浦先輩」
八幡「で?」
葉山「あんまり驚かないんだな」
八幡「まあ、予定調和?だからな」
いろは「ですね~」
雪乃「そもそも興味がないから」
結衣「えっと…優美子、それで落ち込んでたよ」
葉山「そうか…彼女には…友達関係がいいと言ってしまったんだ」
雪乃「そんなこと言ったのあなた、相手の気持ちを考えてないわね」
八幡「えっ?お前が言えることか…?」
八幡「本当のことだろ?」
いろは「それでも駄目です」
雪乃「あなた達…まあいいわ、あなたは何をしてほしいの?」
葉山「ああ…実は彼女を振ってしまって、彼女も落ち込んでしまって…後悔してる」
八幡「そんなことで後悔すんのか?意外だな」
いろは「先輩…葉山先輩真剣なんですから」
八幡「今までも告白されて断るなんて何回もしてるんだろ?」
いろは「は~い、最近だと多分わたしで~すっ」
いろは「大丈夫ですよ、気にしないでくださいっ」
葉山「それを聞いて安心したよ。この関係性を心底楽しんでるように見えるしね」
いろは「そりゃもうっ!」
八幡「お前は生徒会長だろうが、なんでここで化粧とかしてくつろぐまでに至ってんだよ」
いろは「またまたっ、そんなこと言って可愛い後輩が近くにしてドキドキしてるくせにっ」
八幡「小町のように見えるからドキドキなんかしねぇよ」
いろは「小町って…妹さんですよね?いい加減妹から離れてくださいよっ」
八幡「なんでだよ」
いろは「妹を通して見るんじゃなくて、あたしを見てください」
八幡「な、なに言ってんだ…」
葉山「ははは、微笑ましいな」
結衣「……」
雪乃「……」
葉山「単刀直入に言えば…優美子を元気づけてほしい…」
八幡「…三浦をか」
葉山「ああ、ダメかな?」
八幡「仲が良くない俺ができることじゃないな」
雪乃「私も無理ね。犬猿の仲なのだし」
八幡「可能性があるとすれば…由比ヶ浜か」
結衣「あ、あたし…?」
いろは「わたしもいますよ~」
八幡「お前はそもそも部員じゃないしね」
いろは「またそんなこと言って~」
八幡「事実だろ、あと仲いいのかお前?」
八幡「なんだその曖昧な表現は」
葉山「難しい…かな?」
結衣「…そ、そうだね…あたしだと…う、う~ん…」
結衣「ヒッキーもゆきのんもいないんじゃ…えっと頼りがいが…」
八幡「…」
雪乃「…」
結衣「なんでそこで無言になるかな~もう~!」
いろは「わ、わたし結衣先輩のこと好きですよ~!」
結衣「い、いろはちゃん…!味方はいろはちゃんだけだよっ」
八幡「好きって言っただけだけどな」
雪乃「全くその通りね、でもそれは言わないのが紳士の嗜みよ」
八幡「俺にそんなもん求めるなよ」
雪乃「それもそうね、失恋の痛みを和らげるというのは…奉仕部の趣旨と違う気もするわ」
八幡「プライベート過ぎるな」
葉山「確かに…つい結衣たちの奉仕部に頼ってみたくなったんだ」
雪乃「そもそもあなたの問題でしょう?悪い癖が出たわね」
葉山「これは手厳しいな…雪乃ちゃん」
雪乃「……」
葉山「あ…ごめん。雪ノ下さん」
いろは「…そういえば、二人は幼なじみなんですよね?」
葉山「え?あ、ああ、まあね」
雪乃「……」
結衣「うん、そんなこと聞いたかな」
葉山「ああ、俺達の両親がね」
雪乃「やめて。こんなところで話すことじゃないでしょう」
葉山「わ、悪い…」
いろは「ふんふん、なんだか怪しいですね」
八幡「そうか?」
雪乃「一色さん?怪しいというのは何がかしら?詳しく教えてもらえる?」
いろは「…ひっ!」
八幡「怖すぎるからな…」
いろは「じゃ、じゃあ…葉山先輩は三浦先輩を振ったわけですけど…」
葉山「う…ま、まあ…」
八幡「傷口に塩塗り込んでるな…」
いろは「誰か他に好きな人いるんですか?」
葉山「……」
八幡「おいおい…」
いろは「例えば、同じグループの結衣先輩とか」
結衣「え?い、いろはちゃんっ?」
葉山「結衣か…もちろん好きだよ」
結衣「え~~?」
いろは「ですって先輩、やっぱりあれですか?」
いろは「やっぱり気になっちゃう系ですか?」
八幡「気になるというか…そんなもんだろ」
結衣「え?」
八幡「同じグループで友達なら好きなんじゃないのか?お前らのグループ見てる感じ」
いろは「あ、そういえば、先輩って葉山先輩のグループ観察してるんですよね…」
八幡「おい…誤解招くからやめろ」
雪乃「気持ち悪いわね比企谷くん、その趣味はやめた方がいいわ」
八幡「誰が趣味だ誰が」
いろは「先輩は特に、二人の関係は気にならないと…」
結衣「むむ、ヒッキー」
八幡「なんだよ?」
結衣「ホントに気にならないの?あたしと隼人君のこと…」
結衣「なに?」
八幡「お前が、隼人君って呼ぶ方が気になる…」
結衣「えっ?そこ?」
八幡「…もういいだろ」
結衣「そ、そっか…そうなんだ…あははっ」
いろは「…」
雪乃「…」
葉山「今のは危険な発言だな…比企谷」
雪乃「あなたはそれでいいの?」
葉山「奉仕部としてはできることはないんだろ?」
雪乃「まあ、そうなるわね」
葉山「なら大丈夫さ、邪魔したね。それじゃあ」
結衣「うん、じゃあね」
いろは「さようなら~」
ガラガラ
結衣「ねえ、ゆきのん」
雪乃「なに?」
結衣「なにもできないのかな?」
雪乃「彼がいいと言ったのよ」
結衣「そうだけどさ…」
雪乃「彼にはいい薬なのかもしれないわ」
結衣「ゆきのん?」
雪乃「彼に必要なのは主体性…というより、肝心な時の行動力ね」
八幡「……」
いろは「難しいですね、恋愛って」
八幡「急にどうした、お前…」
いろは「だって、今までいい感じに友達で付き合ってきたのに…」
いろは「告白して振られたら…お互い傷ついちゃうし…」
いろは「きっと三浦先輩も泣いたと思いますよ」
結衣「優美子、ああ見えて繊細だから…」
八幡(乙女だしな、あーしさん)
結衣「ゆきのん?」
雪乃「だって私たちは、異性と付き合ったことがないでしょう?一色さん以外は」
結衣「あ…」
八幡「まあ、そうか」
いろは「ちょっと~わたしを軽くスルーしないでくださいっ」
八幡「だって、お前適当な異性と遊び歩くのが趣味なんだろ?」
いろは「人をビッチみたいに~!あと、それ聞いても何も思わないんですか?」
八幡「なんだよ、急に…」
いろは「結衣先輩が葉山先輩のことを下の名前で呼ぶのは嫌なんでしょ?」
八幡「掘り返すなよ…いちいち」
八幡「…だから、なんでそんな話になるんだよ…」
雪乃「まったく…あなた達は」
結衣「直球だよね…いろはちゃん…」
いろは「もう~~」
八幡「なんで怒られてんの…俺」
雪乃「一色さんは誰かと付き合っていないの?」
いろは「今は誰とも…お買い得なんですけどね~」
八幡「お前は葉山狙いなんだろ…この前言ってただろ」
いろは「あれは…まあいいです…」
雪乃「由比ヶ浜さんは?いるのかしら?その…彼氏」
いろは「え~?ホントですか?絶対いそ
コメント一覧
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- 2016年07月03日 23:08
- あの流れでいろはすendかよ・・・
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- 2016年07月03日 23:17
- 不完全燃焼というか、中途半端というか…
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- 2016年07月03日 23:18
- まあ高校生の恋愛っぽいんじゃないか
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- 2016年07月03日 23:21
- 数日後、由比ヶ浜結衣は首を吊った
『ごめん、がんばってわらってみたけどやっぱりむりでした』
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- 2016年07月03日 23:26
- まあ由比ヶ浜が出した答えの結果だしね
外の連中と付き合うのはそうなんじゃね
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- 2016年07月03日 23:39
- ゴミすぎ
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- 2016年07月03日 23:44
- 何と言えばいいのか・・・
葉山を主人公として読むとスッキリするね
つーかこの八幡が主人公として機能してないやんイラネ
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- 2016年07月03日 23:59
- 1/15、そしてこの※欄…。
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- 2016年07月04日 00:00
- ガハマさんを捉えて外見変えてたのにいろはすといきなり付き合い始めた意味わからないというか矛盾しすぎだよ。
それに、あの雪ノ下が嫌悪感抱いてる葉山にあっさり懐柔されるわけがないんだよね。
原作のキャラ引っ張っただけの別物、稚拙な展開。
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- 2016年07月04日 00:01
- 0:00兆℃にイッた俺はまさに新世界の神に相応しいといえよう