9293720舟木あみさんは古賀竟成(きょうせい)館の3年では、ただ一人の女子マネジャー。人一倍大きな声で選手を鼓舞するムードメーカーでもあり、最後の夏はベンチで一緒に戦うはずだった。小さな異変が現れたのは昨夏の大会。スタンドで応援中に背中の痛みを訴えた。



舟木さんは30人近い同級生の部員たちを大講義室に集め、告げた。「腫瘍が見つかったの。悪性なんで、入院することになるかもしれない」・・

5月最後の土曜日、松永武監督が告げた 「みんなで見舞いに行ってこい」。病室に入るなり深刻さが伝わってきた。話ができず、視線も合わせられない。


舟木あみさんと部員たち


月曜日の朝、舟木さんは旅立った。亡くなる直前までスコアをつけていた。「甲子園に行ってスコアをつけられなかったら困るでしょ」と話していたという。

谷口君は決意を込める。「どんな苦しい戦いになっても絶対あきらめない。舟木には天国から甲子園のスコアをつけて欲しい」

(source: 朝日新聞デジタル - 女子マネ急逝、「甲子園へ」思い胸に 福岡・古賀竟成館

光稜グリーンスタジアムと古賀竟成館