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まだまだいける! Steamサマーセールお勧めタイトル3選(箭本) - Engadget Japanese

2016年のSteamサマーセールもラストスパート。買い忘れのないよう、お勧めの3タイトル『Borderland2』『BROFORCE』『TRANSFORMERS: Devastation』を紹介させて頂きます。

Steamサマーセールお勧めタイトル3選

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17 枚


無法の荒野でハックアンドスラッシュ!『Borderland2
FPSにハックアンドスラッシュ系RPGを組み込むという、独特で練り込まれたゲームシステムがポイントです。本作の舞台は、『北斗の拳』のような無法の荒野、惑星パンドラ。プレイヤーは異星人の遺産を探す「Vaultハンター」となり、惑星パンドラを支配しようとする野望の男「ハンサム・ジャック」に立ち向かいます。
「Vaultハンター」はDLCまで含めると6人。自動砲台を召喚する兵士「アクストン」、敵を行動不能にする超能力を操る「マヤ」、ロケットランチャーからライフルまで、どんな武器でも二丁持ちができる「サルバドール」、ホログラフで敵を幻惑し剣術と狙撃で戦う「ゼロ」、殺人ロボットを従えた「ゲイジ」、巨大な斧を振るう狂気の男「クリーグ」......と個性的で、誰を使おうか迷ってしまいます。

FPSといえば鋭い反射神経を求められる忙しいジャンルです。FPSっぽい撃ち合いだけで手一杯になってしまい、RPGっぽい特殊能力を使った戦闘や、バリエーション豊かなキャラクター育成は難しいように思えるかも知れません。要約すると「撃ち合いしながらRPGっぽい戦闘なんてできるの?」ということですが、答えはもちろんYESとなります。


本作ではキャラクターのそれぞれが個性豊かな「スキル」を1つ持っており、敵を倒して経験値を得、レベルを上げることで「スキル」に付加効果を付けていくという仕組みになっています。付加効果はキャラクターごとに30種類弱が存在し、どれを付けるかはプレイヤー次第。つまり、スキルを発動するキーはたったの1つで、FPSとしての操作性を損なうことなく、プレイヤーの選択でRPGっぽく色々なタイプの育成(ビルド)ができるというわけ。

例えば「アクストン」だと自動砲台を強化することもできれば自分自身の戦闘力を伸ばすこともでき、「ゼロ」の場合は狙撃を追求するのも、剣の接近戦を鍛えるのもアリ......といった具合。手榴弾で自爆するイカれたサイコさんや不気味なモンスター、戦闘ロボやハイテク兵士などを、ある時は銃で撃ち、またある時は車で轢いてバンバン倒し、ランダム生成される銃器を手に入れていきましょう。

とにかく大ボリュームな『Borderland2』ですが、今から買うならDLCまで含めた『Borderlands 2 Game of the Year』パックがお勧め。DLCの中には"イカれた登場人物らがテーブルトークRPGを遊ぶ"という爆笑必至のものもあるので是非ともプレイしてみましょう。

映画スター、夢の共演!?『BROFORCE
続いては『BROFORCE』。ランボーやコマンドー、ロボコップにメン・イン・ブラック、ブレイドにコナンにジャッジ・ドレッドにインディ・ジョーンズなどなど、映画ヒーローのそっくりさんが夢の共演をする横スクロールアクションゲームです。あまりのキャラ数とそっくりっぷりを見ていると色々と心配になってきますが、あくまでもランボーではなく「Rambro」、コマンドーではなく「Brommando」、メン・イン・ブラックではなく「Bro in Black」などオマージュの体を取っているので大丈夫ということなのかも知れません。



ゲームのルールはとてもシンプル。特殊部隊のブラザーたちを操作して敵陣に突っ込み、ボスを倒したり捕虜を助けたりといった目的を果たすとステージクリアになります。本作には沢山のブラザーたちがいますが、なぜかキャラクター選択の概念はなく、ステージ開始時にどのキャラクターになるかはランダムです。

運が悪いと、吸血鬼と戦いそうな「Brade」(Bladeではないのでセーフ)が出現、刀一本で銃を持った敵軍に突っ込まなければならないこともありますが、そういうものなので諦めて戦いましょう。

本作ではステージ中の捕虜を助けると1UP&キャラクター交代となりますが、こちらももちろんランダム。また、捕虜の救出数が一定数を超えるごとに新たなブラザーが入隊し、誰が出てくるか分からないカオスが加速します。敵陣のど真ん中で電脳世界に行きそうな「アンダーソン君」ならぬ「Mr.Anderbro」が出現、素手で戦う羽目に陥ったりもしますが、やっぱりそういうものなので潔く敵に突っ込みましょう。

戦いはとにかく派手で、敵から血しぶきが飛び、画面のあちこちで爆発が起こり、地面が砕け、野犬が敵やブラザーの死体を喰らって肥え太ったりと画面内は大賑わい。目を奪われている内に爆発に巻き込まれたり、画面外に落下したりして死んでいたなんてことも当たり前です。面白いのが、侵攻ルートは一つではないという点。敵陣を正面突破することもできれば、武器でトンネルを掘って通り抜けたりと、色々な戦い方ができます。4人での協力プレイもできますので、お友達と一緒に買うのも面白いでしょう。


スタイリッシュにさあ、戦いだ!『TRANSFORMERS: Devastation
最後は『TRANSFORMERS: Devastation』。懐かしいアニメ第一期『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のゲーム化で、開発は日本のデベロッパーであるプラチナゲームズ。車に変形する超ロボット生命体である、コンボイ総司令らオートボット(サイバトロン)の面々を操作し、武器などに変形するディセプティコン(デストロン)軍団と戦っていきます。『ベヨネッタ』や『ヴァンキッシュ』といった作品を手がけたプラチナゲームズの作品だけあり、アクションゲームとしての緻密さと爽快さは折り紙付きです。



本作の魅力は、緊張感溢れる1対多数のバトルにあります。ディセプティコンらは数を頼んで攻めてくる上、こちらの隙を突いて攻撃してくるなど狡猾なため、常に周囲に気を配りつつ戦わなければならないのです。キーとなるのが「フォーカス」。バトル中は前転することで相手の攻撃を避けられるのですが、タイミング良くギリギリで回避すると、周囲の時間がゆっくりになり、こちらが一方的に攻撃できます。

慣れてくると、集団戦の中で後ろから殴られそうになったところを「フォーカス」で回避してすかさず反撃したり、まともに食らうと危険な攻撃もわざとギリギリで回避し「フォーカス」でチャンスに変えたりと、達人になったかのような気分に浸れます。

もちろんバトル中は自由に車からロボット、もしくはその逆へ変形可能。車状態で敵の飛び道具をかわして高速接近、そのままロボットになって接近戦に持ち込むなど、車形態とロボット形態が有機的に連携した戦いが楽しめるのです。

もちろん、敵も前転でこちらの攻撃を回避してきます。時間が遅くなる「フォーカス」状態にはならないものの、単にボタンを連打しているだけでは勝てません。メガトロン様やスタースクリームといった強敵相手だと、いかに前転回避による守りを切り崩し、チャンスに最大限のコンボを叩き込むかという勝負に。まさに死闘というわけです。

キャラクターごとの個性も強く、プレイ感が異なっているのも楽しいところ。例えばコンボイ総司令なら全てがハイスペックにまとまった頼れるキャラクターですし、バンブルビーは特殊能力の股くぐりを活用すればロボット型の相手に対して圧倒的に有利に立つことができるものの、HPや攻撃力は低いため繊細なプレイが要求される......といった具合で、思わず全員を極めたくなってしまいます。また、敵を倒すと様々なオプションの付いた武器が手に入り、これを合成することで強化するというハックアンドスラッシュ的要素も魅力的です。

そんな本作ですが、本番はストーリーモードをクリアした後の2周目から。高難易度を選ぶとより強力な武器が手に入るため、コレクションや強化を始めるとあっという間に時間が過ぎていきます。日本発売が未定なのが残念ですが、是非一度この機会に遊んでみて下さい。

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