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まだ間に合う、Steamサマーセールお勧めタイトル(関根) - Engadget Japanese

ゲーム配信サービスSteamにおいて7月4日午前10時(日本時間の7月5日午前2時)まで実施しているサマーセールに関して、セール対象となっているタイトルのうち、筆者が個人的にプレイし、その中でもお買い得感のあるタイトルを紹介しようと思います。

ここでは、日本語吹き替えもしくは字幕で遊べる(非公式の日本語化を含む)タイトルとして、『The Talos Principle』『The Stanly Parable』『Undertale』の3本を挙げました。

遺跡と機械が混在する世界で"試練"という名のパズルを解く『The Talos Principle』

The Talos Principleは、主人公を一人称(もしくは三人称)視点で操作し、ステージをクリアしていくパズルゲーム。

各ステージに点在する道具を用いてステージの仕掛けを解いていき、ステージのゴールに存在するテトリミノを取得することでステージクリアとなります。

主人公は自律的に動くロボットのような存在。自分以外の登場人物はほとんどいませんが、時折話しかけてくる天の声、一部のステージ内に存在する女性のモノローグが記録された音声データ、様々な場所に設置された端末内で主人公にコンタクトを取ってくる存在との対話によって、ストーリーの全容が推察できるようになっています。

パズルの難易度は、後半のステージでもじっくり考えれば問題なく解けるレベルで、理不尽さはありません。若干のアクション要素はあります。筆者がエンディング到達に必要な全ステージをクリアするのに要したプレイ時間は11時間程度。やりこみ要素としては、より難易度の高いパズルを解くともらえる『スター』が用意されており、同エリア内の複数のステージを行き来しないと取れないケースがあります。

遺跡と近代的な廃墟が混在する美麗な景観と哲学的なテーマを孕んだテキストが独特な世界観を構築しており、またやり直しのしやすさと快適な操作感も相まって、非常に遊びやすいタイトルです。日本語吹き替えあり。今回のサマーセールにおける割引率は75%で995円。『Road to Gehenna』というDLCもリリースされていますが、こちらは日本語化されていません。


主人公とナレーションの果てしないバトル『The Stanley Parable』

一人称視点で展開するアドベンチャーゲーム。物語は、主人公のStanleyが働くオフィスに起こった異変に気付くところから始まります。ゲーム開始と同時にナレーションがStanleyの置かれている状況とその心情を語り、時にはStanleyがとる次の行動も表現します。たとえば「Stanleyは左のドアに進みました」「Stanleyは階段を登り始めました」といった具合に。

プレイヤーが操作するStanleyは、ナレーション通りに左のドアへ進むこともできますが、あえて右のドアに進んだり、階段を降りたりすることもできます。始めのうちナレーターはプレイヤーの行動をフォローして"元のストーリー"に軌道修正しようとしますが、ここからナレーションの話す内容に反する行動をとり続けると、そのうちにプレイヤー自身であるところの"Stanley"に話しかけてくるようになります。

ナレーターはStanleyの行動に対して狼狽したり、皮肉を言ったり、メタな発言をしてみたり、時にはゲームを強制的にリスタートさせてしまったり、またStanleyの行動によって変わってしまった筋書きに対応してマップの構造を変えてしまうことさえあります。


詳しい内容は伏せますが、マップの構造もわざとらしく分岐が用意されていることが多く、こちらに進んだらどこに連れていかれてしまうのか? あえて道を戻ったら何を言うのか? 次に一体どんなブラックジョークが飛び出すのか? などが気になって、いろいろ試したくなってしまうナレーターのキャラクターは、本タイトルが持つ魅力の核といえるでしょう。

分岐の仕方にもよりますが、ゲームの展開もスピーディで、1つのオチに辿りつくまでの時間はおよそ10~15分程度。リスタートはゲームのルート進行に組み込まれており、これはナレーターによるリスタート芸的なところもあります。日本語版は提供されていませんが、有志による日本語翻訳ファイルによって日本語化が可能です。また、無料のデモ版も用意されており、こちらでは本編とはまた異なるゲーム展開が楽しめるようになっています。

割引率は80%で296円。筆者はこの機会に布教用として2ライセンスほど買い足しました。


"普通"のRPGではない『Undertale』

モンスターの住む地下世界に迷い込んだ主人公が、地下世界の住人たちと交流しながら元の世界へ帰る方法を探す、という導入のRPG。

レトロゲーム風のUIを採用し、フィールドや戦闘シーンもRPGと言われて連想するような見た目をしていながら、その実敵キャラとの戦闘は敵弾をかわすシューティングゲームやアクションゲームの要素も持っており、ACTコマンドにより戦う以外の選択肢をとることもできます。

登場するキャラクターも一人ひとりが非常に魅力的で、ショップNPCやランダムエンカウントする敵モンスター、その辺に落ちてる石ころでさえキャラが立っており、全編イベントシーンと言いたくなる出来。そういった意味ではRPGというというくくりが正しいかどうかも自信がなくなってきますが、少なくとも終始飽きずにプレイできることは間違いありません。

またBGMも秀逸で、ストーリー上重要なシーンの演出と上手く噛み合い、多くのプレイヤーから強い支持を受けています。ゲーム画面に合わせて8bitオンリーのチップチューンかと思いきや実はそうでないところがずるい。

シナリオについては多くを語ってしまうと魅力を損ねるので、是非ご自分で最後までプレイしてみてください。こちらも有志による日本語化ファイルが公開されています。

割引率は30%と控えめですが、元値が比較的安価なため割引後の価格は686円。サウンドトラックも同額でゲーム本体と合わせると1246円です。

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