参院選に先駆け、全国初の「18歳選挙」となった福岡県うきは市長選は3日、市内12カ所で投票があり、
高校3年生の一部を含む18、19歳の新有権者が初めての1票を投じた。開票の結果、無所属現職の高木典雄氏
(64)が、無所属新人の元小学校教諭竹永茂美氏(64)を破り、再選を果たした。
市選挙管理委員会によると当日有権者数は2万5626人で、うち18、19歳は約600人。全体投票率は
56・10%で選挙戦となった平成17年を18・76ポイント下回った。新有権者の投票率は5日に公表される。
投票した県立浮羽究真館高3年の佐々木彩奈さん(18)は「若者の投票率が低いと言われているが、自分たちの
世代から変われるようにしたい」と説明。EU離脱を巡る英国の国民投票で1票の重みを実感したという同高3年
佐藤賢知さん(18)は選挙戦で、空き家を使う移住促進政策に興味を持ったといい「自分の意思をしっかり持って
投票した」と話した。
選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公選法は、参院選公示日以降に告示される地方選にも適用。市長選は
選挙期間が短く、一足先に投票日を迎えた。
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福岡県うきは市 全国初18歳選挙投票
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