モバP「新米プロデューサーと」佐城雪美「アイドル……」
注意
この話は私が以前に書いていた
佐藤心「プロデューサーとアイドル」
と世界観が一致しており、これらの話のその後のお話しとなっております。
モバP「新米プロデューサーと」南条光「アイドル!」
こっちの続きです。
光「じゃあ、お仕事行ってきます!」
モバP(以下P)「おう。気をつけろよー」
晴「いちいち子供扱いすんなよ」
P「子供が生意気言ってんじゃないの」
未央「大丈夫だよ! プロデューサー! なんてったってこの未央ちゃんがついてるんだからね!」
P「だから余計に心配なんだが」
未央「なにおう!?」
P「あー、はいはい。わかったからはよ行け」
未央「はーい!」
未央「じゃあ何かあったらすぐ連絡入れるね!」
P「頼むわ」
P「そうですか? ちひろさんにそう言ってもらえると嬉しいですよ」
心「たっだいまー☆」
ほたる「ただいま戻りました」
みく「たっだいまにゃー!」
P「おかえりなさいー」
ちひろ「おかえりなさい、みなさん」
心「いやー、楽しかった♪ ね、ほたるちゃん?」
ほたる「はいっ……! あんなに一杯のファンの方に来てもらえるなんて、アイドルで良かったです……!」
みく「ほたるチャンすっごく笑顔だったもんね♪」
P「その反応からすると大成功っぽいですね」
心「おう☆ Pの取って来たイベントだったからちょっと不安だったけど、すっごい楽しかったぞ☆」
P「俺が取ってくると不安って、いったい俺が何をしたと!?」
心「いつも事あるごとにわけわからん仕事とってくるだろうが☆」
みく「それははぁとチャンも同じことにゃ……」
心「あん? 何か言ったか、みく☆」
みく「なんも言ってないにゃ!」
ほたる「あはは……」
心「ありがと☆」
心「あ、そうだ、P」
P「はい?」
心「今日のイベントのスポンサーさんがみくとほたるちゃんの事すごく気に入ってくれたみたいで、今度やるトークイベントに出ませんか、だってよ☆」
P「おー、まじっすか。良かったなぁほたる」
ほたる「はい! こんな私でも誰かに気に入ってもらえました……!」
みく「あー! ほたるチャン、ネガティブ禁止にゃ!」
ほたる「あっ……! はい……ごめんなさい……」
P「相変わらずみく先輩は後輩いじめが激しいですなぁ」
心「ですなぁ☆」
みく「もうー! いじめてないー!」
ちひろ「ふふっ、みくちゃんはほたるちゃんの事、大好きですものね」
ほたる「みくさん……!」
みく「うぐっ……! 確かにほたるちゃんは好きだけど、そこまで純粋な目を向けられるとちょっと困るにゃ……」
心「えっと、来月の頭に京都でだな☆」
P「京都ですか。なんでまたそんなとこで?」
心「宇治茶とかを扱ってるメーカーらしくて、せっかくだから地元でやって欲しいんだってさ☆」
心「あと、ほたるちゃんは新商品のイメージにぴったりだからCMにも出てほしいって言われてるぞ☆」
P「まじっすか。最近ほたる宛の仕事めっちゃ増えましたね」
心「Pとほたるちゃんが頑張ってきてるからな☆」
心「というわけで、来月の仕事は任せて大丈夫?」
P「おっけーっす。来月、チーフは菜々さんとミニライブですもんね」
心「そゆこと☆ 予定空いてるならなるべくレッスンしたいし、プロデュース業はちとお休みだぞ♪」
P「うい。大丈夫っす。特に問題は無いと思います」
心「頼むぞ☆」
ちひろ「はい?」
心「Pにあの話はした?」
P「あの話?」
ちひろ「してませんよ。心さんから伝えると思ってましたので」
心「そか☆」
心「P。心して聞け」
P「は、はい!」
心「P、これまでのお前の仕事ぶりを見て、社長と私とちひろさんで話し合った結果」
みく「え!? Pチャンクビなの!?」
ほたる「えっ……!? そ、そうなんですか!?」
心「アホか☆」
心「ただ、Pにスカウトを許可するだけの話だ☆」
P「まじすか!?」
心「な、なんだよ☆ 急にでかい声出すなよな……」
P「スカウト、していいんですね!?」
心「言っちゃなんだが、Pが目をつけた娘がどうしようもないような娘だったらこんなに早く許可はしてないんだからな☆」
心「晴も光も良い子だったし、何よりほたるちゃんが頑張ってくれたから、それらを評価しての事だぞ☆」
P「まじですか!」
心「まじまじ☆」
心「というかやけに嬉しそうだな☆」
P「そりゃそうですよ。今までもほたると組ませたいって思うような娘を見ても声すらかけられなかったんですから!」
みく「うーん、これでPチャンも一人前かにゃ?」
ほたる「良かったですね……! プロデューサーさん!」
P「とうとう俺も認められる時が来たのか……!」
心「はぁ?」
P「え?」
P「……マジ?」
心「マジ☆」
P「菜々さんとか楓さんはサポートに入ってもらえるんですよね……?」
心「関係者席から応援してやるぞ☆」
P「え、じゃあ誰もサポートしてくれない感じですか!?」
心「そう言ってるだろ☆」
P「せめて! せめてみくか幸子貸してください! 今のままじゃ無理です!」
心「無理☆ みくも幸子もこれからは舞さん倒す方に注力してくし☆」
みく「え゛!? 舞さんと戦うの!?」
ちひろ「最近、対舞さん戦でも良いところまでいけるようになりましたから大丈夫ですよ♪」
心「それに、まだほたるちゃんも晴も光もメインのライブしてないっしょ?」
心「そろそろほたるちゃんも物足りなくなってるだろうし、丁度良いだろ☆」
ほたる「い、いえ……! 私はアイドルやれてるだけでも幸せですから、メインなんて……」
心「そんな事言っても、どうせいつかはやるんだし、遅いか早いかの違いだぞっ☆」
ほたる「は、はい……」
P「まじすか……。ていうか、三人じゃ相当負担になりますよ……」
心「じゃあスカウト頑張れって話だ☆」
心「とりあえず、次の京都での仕事の時くらいに良い娘探してきてみ☆」
P「ういっす……」
みく「んー! やっとついたにゃー!」
ほたる「東京からだと案外遠いんですね……」
P「あー、そっかお前ら二人とも西日本出身か」
みく「うん! 大阪からだと京都はすぐにゃ」
ほたる「鳥取からも東京に行くよりは……」
P「ま、そらそうだわな」
P「さて、じゃあ仕事の前にホテルに荷物預けに行くぞ」
みく、ほたる「「はーい」」
P「んー?」
みく「これってホテルなの?」
ほたる「旅館にしか見えませんね……」
P「……泊まれるところは全部ホテルだろ」
みく「無茶苦茶にゃ!」
??「……ペロ……どこ……?」
ほたる(あの子、生垣をかき分けて何やってるんだろう……)
P「ほたる、どうした? 行くぞ?」
ほたる「あ、はい……」
ほたる「あれ?」
みく「どーしたにゃ? ほたるちゃん」
ほたる「今、そこに髪の長い女の子が居たんですけど……」
P「ホラーはやめない? ほたるが言うとなんかマジっぽくて怖いんだけど」
みく「まったくPチャンは臆病にゃ」
P「俺は平穏無事に人生を終えたいんだよ」
ほたる「確かに居たんだけどな……」
P「俺はちょっと電話してくるから、みくとほたるは部屋行って荷物置いて来い」
みく「わかったにゃ」
ほたる「はぁとさんにですか?」
P「んにゃ、スポンサーさんにな。スポンサーさん来れないらしくて、せめて電話で挨拶しときたいんだよ」
みく「いつの間にかPチャンも立派になったにゃぁ……」
P「いえいえ、みく先輩ほどでは……はよ準備してこい」
みく「はーい」
ほたる「はい」
P「あ、もしもしちひろさんですか? 聞いてたとこより立派な旅館なんですけど」
ちひろ『あ、お伝えするの忘れてましたね。スポンサーさんの計らいでその旅館に部屋を用意してもらえたんですよ』
ちひろ『「せっかく来て頂くからそのくらいはさせて欲しい」って』
P「まじすか。ありがたいですねぇ」
ちひろ『……その分、絶対に失敗は無しにして下さいよ』
P「ウス……」
P「じゃあ、スポンサーさんにお礼の電話しますんで、また何かあったらかけますね」
ちひろ『はい。くれぐれもよろしくお願いします』
P「了解っす」
P「んじゃま、スポンサーさんによっくお礼をしておきますかね」
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