MMD研究所は、スマートフォンユーザーである15～54歳の男女2659人を対象に『スマートフォンカメラの利用に関する調査』を実施、その結果を公開しました。スマートフォンのカメラを使ってどんなものを撮り、何を使って共有しているのか、といったことを質問しています。
続いてスマートフォンのカメラを利用する2551人に、スマートフォンのカメラでよく撮影するシーンを複数回答（最大3つ）形式でたずねました。上位の回答は「友達・家族・恋人との写真」（50.5％）、「自然の風景写真」（45.8％）、「料理写真」（33.0％）で、女性で最も多い回答は「友達・家族・恋人との写真」で59.5％、男性は「自然の風景写真」で52.0％でした。
また、未回答を除くスマートフォンカメラ利用者2469人に、スマートフォン本体に保存されている写真の枚数を1～1万1枚（1万1枚以上は1万1枚で回答）の間で答えてもらったところ、全体の平均保存枚数は1351枚。男性は平均1079枚、女性は平均1618枚と女性の方が多く、なかでも15～19歳女性は平均3072枚と突出して多い結果となりました。
撮影した写真の共有方法に関しては、「LINEなどのチャットアプリ」が人気で42.8％、次いでFacebook、Twitterが20.9％、20.5％と続いています。なお、共有やプリントアウトなどは行なわないという回答は32.9％でした。
次にスマートフォンで撮影した写真の加工経験の有無についてたずねると、49.6％が加工したことがあると回答し、10代女性は、94.2％が加工したことがあると回答しています。加工方法は、「彩度・明暗・色などを調整する」が最多で24.7％、「文字・スタンプ・フレームなど入れる」が17.1％、「フィルターをかける」が16.9％が続く結果に。
スマートフォンカメラでうまく撮影できなかったシーンも質問（最大3つの複数回答形式）。結果は「夜景の撮影」（41.2％）、「逆光での撮影」（32.6％）、「夜景バックの人物撮影」（30.5％）となりました。
最後に、スマートフォン購入時にカメラ性能を重視したかどうかをたずねる質問で、「とても重視した」か「やや重視した」と回答した計985人に対し、今後スマートフォンのカメラに求める機能を聞きました。最多の回答は「ズームをしても画像が荒くならない機能」が66.2％、続いて「暗い場所でもきれいに撮影できる機能」が64.0％、「ピントが正確に合う機能」が56.2％という結果となりました。
