300 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/12(水) 14:51:39 ID:brs2CA3W
大学時代、米人の留学生J氏をバイト先の友人との飲み会に誘ったら
日本人の友達をほしがってた彼は喜んでついてきた
白皙にライトブラウンの目と髪の、まごうことなきイケメンだったので
女連中は大歓迎して知ってる英語でさかんに話しかけてたんだけど、一人、
短大の英文科のくせにまったく英語ができないというMちゃんだけが
完全に日本語だけで話してたんで、J氏はMちゃんにばっかり話し掛けてた
外人嫌いのMちゃんは大変迷惑そうに受け答えしていたんだけど、J氏がMちゃんの
男より汚い言葉遣いを珍しがって真似し始めたので、あわてて「やめ、今のなし」
とか「そうじゃない」とかいちいち訂正してやっていたけど、時すでに遅しで
次の日からJ氏は「××さんがくそたわけたことを言いました」とか
「マックス(飼い犬)の野郎がどこそこでションベンを」とかいう言葉を
ネイティブな日本語のつもりでか物凄く嬉しそうに使うようになってしまった

Mちゃんは口が悪いだけで別にDQNでもなんでもなかったので、
外人さんに汚い日本語を教えてしまったと恐縮して、それからJ氏に会うたびに
「別にその言葉を覚えてもいいけど、正しくはこうだ」と、やめようとしないJ氏
(たぶんボビーみたいに周りにウケたからだと思う)に丁寧に正しい同義語や口語を
教えてやってた。最初からそんな感じはしてたが、それでJ氏は完全にMちゃんが
大好きになってしまい、求愛してクリスマスの一時帰国に一緒に連れてこうとしたが、
Mちゃんにスパーンと断られて可哀相なくらい落ち込み、その晩初めて日本酒をあおって
「日本人に生まれたかった」と何度も言ってた