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http://japanese.engadget.com/2016/07/13/jvc-makuake/


JVCから周囲音ミックス再生機能搭載ワイヤレス『マルチライブモニターイヤホン』。Makuakeで出資募集中 - Engadget Japanese
 
JVCが真鍮ハウジングを採用したBluetoothイヤホン「マルチライブモニターイヤホン」を発表しました。国内のクラウドファンディングサービスMakuakeで出資募集を開始し、すでに目標とする合計出資額をクリアしています。

マルチライブモニターイヤホンの特徴は、Bluetoothを通じて再生する音と周囲音用のステレオマイクからの音をミックス再生できるところ。JVCはこの機能の使用例のひとつとして「自分の演奏する楽器の音をモニターし、好きな音楽にミックス」することで「プロのアーティストとセッションしているような体験が楽しめ」ることをあげています。

JVC マルチライブモニターイヤホン

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5 枚


ただ音楽と自分の楽器の音を同時に聴くだけならオープンタイプのイヤホンでいいのでは?という気もしないでもないものの、オープンタイプだと音が抜けすぎてスカスカだったり、周囲への音漏れが大きくて人の多いところでは使いづらいというデメリットもあります。

その点、マルチライブモニターイヤホンは音漏れを気にするほどでともなく、なおかつ周囲音は積極的に耳に入れられるため、楽器演奏に限らず日常の外出時でもその恩恵を受けるシーンは多々ありそうです。
 
 
Makuakeにある出資者のコメントを拾ってみても、たとえばオーソドックスに楽器練習に最適と評する人もいれば音楽と家族との対話を両立させられるという意見もあり、意外とこの手の製品が望まれていたことがわかります。

ミックス機能は、iOS 5.1以降/Android 4.3以降対応のスマートフォンアプリから細かい設定が可能。取り入れる周囲音の音量や音質を好みに合わせて調整できます。また風切音を低減する機能なども設定可能。利用シーンに合わせて施した設定はプリセットとして保存しておけばいつでも呼び出して再利用できるようになっています。

ドライバーは10mm径のダイナミック型。ハイレゾ対応ではありません。左右ユニットにそれぞれ備えるマイクからの音を、内部でデジタル処理をしてからBluetooth経由の音にミックスし再生します。デジタル変換で発生しそうな遅延については、装着時に首の後ろ側に来る「パワードミキシングBOX」で処理するため発生しないとのこと。パワードミキシングBOXはバッテリーも内蔵するとともに、各種操作を一手に引き受けるマルチコントロールスイッチを備えます。

その他仕様は、Bluetooth 4.1に対応しており、A2DP /AVRCP /HFP /HSPの各プロファイルを搭載。コーデックはBluetooth標準のSBCにくわえてAAC、aptXを備え、iPhone /Andoridどちらでも高音質な再生が可能です。充電はUSB経由。付属品は専用ケースと3サイズのイヤーピース、充電用USBケーブル。バッテリーによる連続再生時間などは確定していないものの、5時間以上を目指しているとのことです。

本体カラーは真鍮製ハウジングということもあってか渋めの色合いで、ヴィンテージブラウン、スタジオブラック、インディゴブルーの3色を揃えます。
 
 
Makuakeでの出資額は、早期割引分が1万3000円。通常の枠が1万5000円。記事執筆時点で早期枠はスタジオブラックを残すのみとなっています。出荷時期は2017年1月を予定。JVCという大手企業のクラウドファンディングなので、途中でプロジェクトが中止などということはないものと思われますが、一応は用心のうえ出資をご検討ください。

マルチライブモニターイヤホンは、自ら音楽を演奏するしないにかかわらず日常生活に音楽を求める人ならきっと使って損はしないイヤホンと言えそうです。

ちなみにJVCは「一般販売は今回のプロジェクトの反響を見て検討する」としています。
JVCから周囲音ミックス再生機能搭載ワイヤレス『マルチライブモニターイヤホン』。Makuakeで出資募集中
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