こんにちは、ライターのギャラクシーです。
みなさんは『魔法のプリンセス ミンキーモモ』というアニメをご存知でしょうか?
1982年から第一シリーズ(通称:空モモ)が、1991年から第二シリーズ(通称:海モモ)が放映された、子供向け魔法少女アニメです。第一シリーズは僕が小学生の頃だったので、クラス中で流行っていました。
あらすじ
夢の国からきた12歳の少女ミンキーモモが、魔法の力で大人(18歳)に変身し、人々の夢を守るために活躍する。それにより、地球の人々に夢と希望を持つことを思い出させていくというストーリーを、一話完結のコミカルなタッチで描いたアニメ。
いかにも子供向けの魔法少女アニメといった簡単なストーリーですが、色々とおかしい部分がてんこ盛りのアニメだったため、当時の子供たちにとっては忘れられない作品だったんです。
というわけで今回は『ミンキーモモ』のおかしい部分をいくつかご紹介したいと思います。
ここがヘンだよ!ミンキーモモ
その1:「主人公が死ぬ」
様々な事件を解決し、迎えた前期最終回。主人公は唐突に、何の前触れもなく、トラックにハネられて死にます。
これはかなり有名なエピソードなので、ネット上で情報だけ知っている方も多いかと思いますが、リアルタイムで見ていた子供たちのショックは相当なものでした。
僕も放送翌日に、普段は喋らない女子の辻川さんたちと「どういうこと!?」と話し合いの場を設けました。なお、小学生なので、結論は「死ぬのはかなしい」というものでした。
ここがヘンだよ!ミンキーモモ
その2:「夢でした」
交通事故に遭い死亡したモモ。彼女は人間の赤ちゃんとして生まれ変わる……というのが前期の最終回だったんですが、後期は再び明るく楽しい魔法少女ものとして、ストーリーが展開します。
が、後期の最終回で「今までのエピソードは、人間の赤ちゃんに生まれ変わったモモが見ていた夢でした」ということが判明するのです。当時の小学生全員が「なんやそれ」となりました。
ここがヘンだよ!ミンキーモモ
その3:「両親が実は…」
こちらは放送終了から何年も経って、脚本を担当していた首藤剛志さんのコラム(2007年6月6日)で判明した事実。第二シリーズのクライマックス、作中では「両親は不治の病」とだけ紹介されますが…
このパパとママの不治の病が何であるか、色々考えたが、結局、最終回では表向きには伏せられているが、裏設定ではHIV(エイズ)を意識した。
ー 第102回 「海モモ」の「最終回」より引用
なぜエイズという裏設定にしたのかはよくわかりません。
ここがヘンだよ!ミンキーモモ
その4:「北斗の拳に出演している」
『ミンキーモモ』のキャラクターデザインを手がけた芦田豊雄さんが、北斗の拳の監督だったからか、アニメ版『北斗の拳』にモモが登場します。モヒカンと革ジャンのあの世界に、パステル調のモモが登場するのはものすごい違和感です。
実は今回この記事を書いた理由がこれです。「北斗の拳にミンキーモモが出てたよね?」と同級生に聞いても、誰一人憶えてなくて、挙句に幻覚とか言われる始末でした。
気になってつい最近調べたところ、本当だったということがわかったので「オラァ!本当だったろうが!」と言いたくて記事にしたわけです。
ここがヘンだよ!ミンキーモモ
その5:「モモの声優」
ミンキーモモの1981年版、声優が……
キシリア・ザビ様と同じ(どちらもCV:小山茉美)。
キシリア・ザビ
機動戦士ガンダムの登場人物。ジオン公国軍突撃機動軍司令で階級は少将。ザビ家の長女。
※ちなみに第二シリーズのミンキーモモはCV:林原めぐみ
ここがヘンだよ!ミンキーモモ
その6「ハマーン・カーンに似てる」
ハマーン・カーン
機動戦士Zガンダムの登場人物。ジオン公国高官の娘であり、ネオ・ジオンの実質的指導者。
以上です。
ミンキーモモと言えば、最終回が風変わりということばかり着目されていますが、
アニメ自体も夢と希望に満ち溢れたすばらしい作品だということは……
それだけは……
言わせて
くだ……
おわり