ハルヒ「手探りで麻雀を覚える」
キョン「おう古泉。何持ってきたんだ?」
古泉「麻雀牌ですよ」
ハルヒ「そっちのでかいのは?」
古泉「卓というそうです。この上で麻雀をやるとのことです」
キョン「へー…面白いもん持ってきたな」
ハルヒ「みくるちゃんが来たらみんなでやりましょう」
古泉「麻雀牌ですよ」
ハルヒ「みんな来たからやりましょう」
ハルヒ「ほら、有希も本読んでないで入りなさい」
ハルヒ「キョン、パソコン片付けて」
キョン「はーい」
ハ長古
卓
朝キ
キョン「えーっと…」
ハルヒ「とりあえず予備の牌があるみたいだからここに入れて」
朝比奈「あ、これですか」つ白
ハルヒ「他の牌は全部出して」
古泉「裏返しの方がいいですかね」
ハルヒ「よし、これでOK」
キョン「…」
朝比奈「…」
古泉「…」
キョン「…で?」
朝比奈「この牌をどうするんですか?」
ハルヒ「…」
キョン「つーか麻雀って5人でできんのか?」
ハルヒ「は?こんだけ牌あるんだからできるんじゃないの?」
キョン「何だその理論は」
ハルヒ「古泉くん!あんた何か知らないの?」
古泉「あいにく何もわかりません」
ハルヒ「ちょっと!」
朝比奈「何も知らないのに持ってきたんですか?」
長門つ
キョン「ん?どうした長門」
ハルヒ「何これ」
古泉「『 麻 雀 ビギナーズガイド』…?」
長門「古泉一樹が牌を持ってくるのに合わせて購入しておいた」
キョン「ありがとな」
ハルヒ「キョン、ちょっと読んどいて」
キョン「やっぱり俺か」
キョン「ひとつ残念なお知らせ」
ハルヒ「ん?」
キョン「麻雀は5人ではできない」
古泉「そうなんですか?」
キョン「どうやら4人でやるらしい」
朝比奈「ふーん」
ハルヒ「『ふーん』じゃないわよ!1人あふれるってことでしょ?」
キョン「まあ…そういうことだな」
ハルヒ「じゃあ誰があるれるかくじ引きで」
長門「降りる」
朝比奈「長門さん?」
古泉「いいんですか?」
長門「麻雀はあまり面白くない」
卓
朝キ
ハルヒ「さ、4人になったことだし、やりましょう」
ハルヒ「有希はあとで代わってあげるから」
長門「代わらなくていい」
ハルヒ「あっ、そう」
古泉「早くやりましょう」
ハルヒ「そうね。牌はこのままでいい?」
朝比奈「そうですね」
※牌は裏返しでバラバラに並べた状態です
古泉「…」
朝比奈「…」
ハルヒ「キョン、教えて」
キョン「?」
ハルヒ「ここからどうすればいいの?」
キョン「えーと」パラパラ
キョン「」パラパラ
古泉「…」
朝比奈「…」
キョン「あ、これか」
ハルヒ「見つかった?」
キョン「えーと、まず最初に13枚配る」
古泉「13枚?」
ハルヒ「じゃあ適当に取って」
朝比奈「取りました」
ハルヒ「キョンも取りなさい」
キョン「あ、すまん」
ハルヒ「で?」
キョン「えーっと…」
キョン「順番に1枚取って、1枚捨てる。この繰り返し」
ハルヒ「ふーん…」
朝比奈「ちょっとよくわかりません」
ハルヒ「そうね。あたしからでいい?」
キョン「どうぞ。ちなみに反時計回りな」
ハルヒ「えっと、1枚取って、1枚捨てる」タン
キョン「あ、捨て牌は表向き」
ハルヒ「表向きって、こう?」
キョン「そうだな」
古泉「次は僕の番ですか」タン
キョン「その次が俺」タン
朝比奈「あたしが最後ですか」タン
ハルヒ「で?」
キョン「二周目」
ハルヒ「あたしでいいの?」タン
古泉「いいんじゃないですか」タン
キョン「」タン
朝比奈「」タン
ハルヒ「三周目」タン
古泉「」タン
古泉「」タン
キョン「」タン
朝比奈「」タン
ハルヒ「21周目」タン
古泉「」タン
キョン「」タン
朝比奈「」タン
ハルヒ「22周目…あれ?」
古泉「牌がなくなりました」
キョン「どうするんだ?」
ハルヒ「知らないわよ。あんたが調べなさい」
キョン「…」パラパラ
朝比奈「というか…どうなったら勝ちなんですか?」
キョン「」パラパラ
ハルヒ「何?」
キョン「『四面子一雀頭』の形になれば上がり」
古泉「つまり先にその形になった人が勝ちですか」
キョン「そういうことだな」
ハルヒ「で、それはどんな形なのよ」
キョン「面子が4つと雀頭が1つだろ?」
ハルヒ「だから面子雀頭が何なのか説明しなさい」
キョン「」パラパラ
古泉「なんでこんなものを持ってきてしまったのでしょう…」
キョン「面子ってのは二種類あって」
キョン「同じ物3枚か、連続の数字3枚」
キョン「雀頭は同じ物2枚」
古泉「つまり面子というのはこういうものですか」
2m3m4m
※丸数字が使えないため、このような表記で行きます
キョン「そうだな。あとこういうのも」
2p2p2p
朝比奈「これを4つと、雀頭が1つ」
ハルヒ「雀頭ってのはこういうの?」
6s6s
キョン「そうだな」
發
キョン「えーっと、それは…」パラパラ
ハルヒ「…」
朝比奈「…」
キョン「あった」
キョン「それは『連続の数字』には使えない」
ハルヒ「というと?」
キョン「同じ物3枚にするか、雀頭にするしかない」
ハルヒ「ふーん」
朝比奈「…」
キョン「…」
古泉「もう一度やってみましょう」
古泉「」タン
キョン「」タン
朝比奈「」タン
ハルヒ「あれ?これいい感じじゃない?」タン
古泉「僕はまだですね」タン
キョン「俺は…もうちょっと」タン
朝比奈「…」タン
ハルヒ「よっしゃ!上がり!」
22m345p912333s東東東
古泉「えーっと、ちょっと待ってください」
ハルヒ「何よ古泉くん」
古泉「912sはありなんですか?」
ハルヒ「は?連続だからありなんじゃないの?」
古泉「ちょっと調べてください」
キョン「」パラパラ
朝比奈「…」
キョン「…無し」
ハルヒ「は?」
キョン「891とか912とかは無し」
朝比奈「へー」
古泉「じゃあこれは」
キョン「上がってない」
キョン「手牌を戻して続行」タン
朝比奈「」タン
ハルヒ「よし!今度こそ上がり!」パタン
22m345p123333s東東東
朝比奈「これは…上がってますね」
キョン「異議なし」
ハルヒ「よっしゃー!」
キョン「うるせーな」
古泉「でも僕ももうすぐ」タン
キョン「俺もいい線行ってる」タン
朝比奈「…」タン
古泉「上がり!」パタン
西西中中中345p123m678s
キョン「おーっ」
朝比奈「上がってます」
キョン「後は俺と朝比奈さんだけか」タン
朝比奈「」タン
キョン「おっ、リーチ」タン
※彼らはテンパイという言葉を知らない
朝比奈「…」タン
キョン「」タン
朝比奈「」タン
キョン「上がり」パタン
123m456p567789s66m
ハルヒ「あとはみくるちゃんだけね」
朝比奈「頑張ります」タン
朝比奈「上がり」パタン
111m999m111p111s99s
キョン「おーっ」
古泉「なんかすごそうな手ですね」
ハルヒ「点数制だったら30000点くらいになりそうな手ね」
キョン「基準がわからないんだが」
ハルヒが1sを使って上がってるが無視してくれ
ハルヒ「もう一回!」タン
古泉「もう麻雀のとりこになりましたか」
キョン「とりこってなんだ」タン
朝比奈「なんでもいいですよ」タン
ハルヒ「2周目」タン
古泉「うーん…」
キョン「上がり」パタン
234p777p678m333s99s
朝比奈「おっ、早いですね」タン
ハルヒ「上がり!」パタン
99p888p456m北北北發發
古泉「来ない…」タン
朝比奈「上がりです」パタン
345m666m789p222s55s
古泉「…」タン
キョン「牌がなくなった」
ハルヒ「ゲームオーバー」
古泉「ちょっと待ってください」
キョン「1s?」
ハルヒ「そういえば…」
キョン「」パラパラ
朝比奈「どこかに落としてませんか?」
ハルヒ「落としてないわよ?」
キョン「あっ」
ハルヒ「ん?どしたの」
キョン「これが1sだってさ」
古泉「はい?
コメント一覧
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- 2016年07月14日 22:15
- 子作りで麻雀を覚えるに見えた俺は病気
-
- 2016年07月14日 22:23
- 236 : 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2016/07/13(水) 18:03:31
ぶっちゃけ更新したら即レス付けてほしい。俺の書いたやつ見てくれた人全員から感想欲しい。
毎回10〜レス以上更新してるっつーのに1レスばっかなんだ最近。それがド贅沢でありがたいありがたいな事も十二分にわかってるんだけど本当に欲しいんだ。
一回の更新で2〜3レスついたらもう満足するから!大丈夫だから!それを糧に明日を生きれるから!
ID:FIUxEI2g
-
- 2016年07月14日 22:26
- ???「カン!カン!もいっこカン!ツモ、チンイツトイトイサンアンコーサンカンツアカイチ、リンシャンカイホー。32000。麻雀って楽しいよね」
-
- 2016年07月14日 22:37
- みくる「ふえぇ〜…」
天 和
-
- 2016年07月14日 22:51
- ※3
麻雀に異能力もってくるなとあれほど
-
- 2016年07月14日 22:58
- 積まずに適当に取ってるとはいえ、ツモのみで清老頭してる人がいるんですが
-
- 2016年07月14日 23:00
- 小泉「涼宮さん、それ役満です」が無いのか
-
- 2016年07月14日 23:08
- 桜ホスSSじゃねーのかよ
-
- 2016年07月14日 23:53
- なんか懐かしいノリだなと思ったら古いスレだった
これはアレだよね
長門さんは裏社会の血液とか賭けるような麻雀を制覇してるからもうすっかり麻雀なんて飽き飽き的なアレ
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