モバP「まゆと過ごす1ヶ月」
まゆ「最近Pさん仕事しすぎじゃないですかぁ?」
P「そうかな?」
まゆ「そうですよぉ」
P「あ、この書類判子お願いします」
ちひろ「御意」
まゆ「前に休んだのはいつですかぁ?」
P「……確か、先月は休んだはずだ」
まゆ「ちひろさん、出勤表を」
ちひろ「御意」
まゆ「先月でしたっけ?ふぅーんへぇーほぉー」
まゆ「Pさんの中ではお正月のこと先月って言うんですねぇ」
P「仕方ないだろ…忙しかったし」
まゆ「いつもいつでもいつまでも忙しいじゃないですかぁ」
P「ちひろさん、コーヒーのおかわりを」
ちひろ「御意」
まゆ「というわけで強硬手段に出ることにしましたぁ」
まゆ「Pさんには強制的にお休みを取ってもらいまぁす」
P「ちひろさんはそれで良いんですか?」
ちひろ「御意」
まゆ「賛成だそうですよぉ」
P「まあ有給も溜まってるし、ちょっとなら良いか」
まゆ「それでは1ヶ月お休みしましょうねぇ」
P「1ヶ月だと!?そんなに休んだら死んじまう!」
まゆ「休んで貰うんですよぉ…」
P「……ん?あれ、なんか視界が」
まゆ「先程のコーヒーに少しお薬を混ぜさせてもらいましたぁ…」
まゆ「ここまで効きが良いとは思いませんでしたが…」
P「あ…ちょっと気持ちよくなってきた………」
まゆ「ゆっくりお休み下さいね…………」
P「………zzz」
まゆ「ではちひろさん、あとは手筈通りに」
ちひろ「……」
まゆ「ちひろさん?」
ちひろ「………御意」
―――――――――――――――
――――――――――――
――――――――
P「……ん……んん」
まゆ「お目覚めですかぁ」
P「…おはようまゆ、ここは…」
まゆ「Pさんのお家ですよぉ」
P「俺んち?」
まゆ「千川さんに頼んで運んでもらいました」
P「…今何時?」
まゆ「18時を少し回ったとこですねぇ」
P「寝たの昼過ぎだったよね」
まゆ「昼過ぎでしたねぇ、コーヒー飲みますか?」
P「頂くよ、ありがとう」
P「なんかボーっとするな……薬飲んだからか」
まゆ「ごめんなさい…でもこうでもしないとPさんは休んでくれないと思って…」
P「いや、俺も休むきっかけは欲しかったんだ。それにアイドルに心配かけちゃダメだよな」
まゆ「本当に心配したんですから」
P「分かった分かった、せっかくだしゆっくり休むことにするよ」
まゆ「それにしても物が少ないですねぇ。お片付けのし甲斐がありませんでした」
P「まあ帰ってきても寝るだけだし」
まゆ「お布団は汚れてましたよぉ?」
P「万年床だからなぁ」
まゆ「明日はお布団干しますからね」
P「なんか、母さんみたいだ」
まゆ「ママまゆは如何ですかぁ?」
P「それは遠慮しとくな」
まゆ「それはそうとPさん、お腹空きませんかぁ?」
P「え?ああ言われてみれば減ってるな」
まゆ「実は晩ごはんはまゆが腕を振るおうと思いまして」
P「え、マジで?」
まゆ「いけませんかぁ?」
P「いや、嬉しいけど帰らないの?」
まゆ「ちひろさんから監視役を仰せつかりまして」
まゆ「目を離したら仕事を始めかねない…とのことです」
P「否定出来ねぇ…」
まゆ「ですから、まゆがPさんの生活をきっちり改善します」
P「待て待て、まさか泊まり込みなのか?」
まゆ「泊まり込みですよぉ」
P「ファッ!?」
P「まずいですよ!担当アイドルと一つ屋根の下とかヤバイヤバイ」
まゆ「大丈夫ですよぉ、ほんの1ヶ月ですから」
P「いや、世間的には十分ヤバいって!バレたらどうすんだよ!?」
まゆ「バレたらバレたでまゆ的には美味しいと言いますか…」
P「まゆは強かだなぁ」
まゆ「うふっ」
まゆ「実際その辺はちひろさんが上手くやってくれますよぉ」
P「…まああの人なら大丈夫だとは思うけど」
まゆ「でしょう?さあ、懸念も消えたことですし、ご飯にしましょうかぁ」
P「もう出来てるのか?」
まゆ「Pさんが寝ている間に準備しておきましたから」
P「俺マジでぐっすりだったんだな…」
――――――――――――
P「いただきます」
まゆ「いただきまぁす」
P「ん、美味いな」
まゆ「そう言ってもらえると作った甲斐がありますねぇ」
P「なんか懐かしいというか…安心する味だ」
まゆ「褒めてもまゆしか出ませんよぉ」
P「……それにしても俺の好物がカレーだってよく知ってたな」
まゆ「Pさんのことなら何でも分かりますから」
P「じゃあ、今俺が思ってることって分かったりする?」
まゆ「思ってること?」
P「そう」
まゆ「…………らっきょう、ですねぇ?」
P「お見事」
まゆ「市販品で申し訳ないんですけど」
P「いや、ここで自家製とか出てきたら流石にビビってた」
まゆ「味なしのも買ってきたので漬けておきましょうかぁ」
P「マジかよ、最高だな」
P「ご馳走様でした」
まゆ「お粗末様でしたぁ」
P「いやー美味かった」
まゆ「まゆ、花嫁修業は欠かしてませんから」
P「それにしても、ちゃんとした飯食ったの久々かもしれん」
まゆ「ダメです、ちゃんとご飯食べないと」
P「まあこれから1ヶ月は心配ない…よな?」
まゆ「Pさんさえ良ければこれからずっと作りますよぉ?」
P「ははは、こやつめ」
―――――――――――――――
まゆ「お風呂上がりましたぁ」
P「あ」
まゆ「あっ」
まゆ「また書類なんか広げて何してるんですかぁ?」
P「いや、あの、何か見てないと落ち着かなくて」
まゆ「お仕事しないって約束しましたよねぇ?」
P「あっ、はい、その」
まゆ「し ま し た よ ね ぇ ?」
P「ゴメンナサイ」
P「で、寝床なんだが」
まゆ「失礼しますねぇ」
P「当たり前のように俺の布団に入ってくるんじゃない」
まゆ「一緒が良いです」
P「ダメだ、あっちの部屋で寝なさい」
まゆ「むう…いけずぅ」
P「何と言おうとダメです」
まゆ「………」
P「………」
まゆ「……仕方ありません、今日のところは大人しく引き下がりましょう」
P「出来ればずっと引き下がっててくれ」
まゆ「それは無理ですねぇ」
P「でしょうね」
まゆ「おやすみなさぁい」
P「ああ、おやすみ」
――――― 02日目――――――――
P「……朝か」
まゆ「おはようございまぁす、よく眠れました?」
P「ああ、こんな気持ちのいい目覚めは久々だよ」
まゆ「それは何よりです。朝ごはん出来てますよぉ?」
P「いただこう、是非に」
P「…朝ごはんって素晴らしいな」
まゆ「最近食べてませんでしたからねぇ」
P「それもあるが…それにしたって美味い」
まゆ「愛情をたっぷり込めてますから」
P「そっかー」
P(……愛情(意味深)とかじゃないよな?)
まゆ(愛情(直球)ですよぉ?)
P(コイツ、脳内に直接!?)
P「ご馳走様でした」
まゆ「ご満足頂けたみたいで何よりです」
P「最高だったよ、腹一杯朝メシ食うとかいつ以来だ」
まゆ「まゆの知る限りでは3年前の夏以来ですねぇ」
P「おい、何で知ってんだそんなこと」
まゆ「内緒です」
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コメント一覧
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- 2016年07月14日 21:56
- 何だよ、正直がっかりだよ。
-
- 2016年07月14日 21:58
- まゆが桃鉄上手いのは親戚が作ったからやろなあ
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- 2016年07月14日 22:03
- 普通にほのぼので良かったのに…
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- 2016年07月14日 22:04
- ままゆは私のママになってくれたかもしれない女性だ
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- 2016年07月14日 22:06
- 台詞のせいでこのSSのちひろがちひろの服を着たエンケンさんに再生された……(絶望)
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- 2016年07月14日 22:20
- タブレットがあれば何でも分かるので
料理もできて可愛いわた橘さんの方がふさわしいと思います
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- 2016年07月14日 22:21
- なるほどままゆはこうやって勉強してたのか
熱心だなぁ(白目)
二次創作特有のやたらと語尾を伸ばすってのがかなり鼻についたけど内容は好きなのでいいです
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- 2016年07月14日 22:28
- ちひろがキッタリハッタリみたいになってたのはこういうことか。
>>P「まゆはなんでも知ってるなぁ」
>>まゆ「Pさんのことだけですよぉ」
本編の女より可愛いぞ
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- 2016年07月14日 22:30
- ※6
家畜の飯をご馳走のようにありがたがる奴なんざ、お前しかいねえよ
架空請求に一生脅えてろ
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- 2016年07月14日 22:43
- 世にも奇妙な物語だな、あれは怖かった。
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- 2016年07月14日 22:51
- ?「今ありすちゃんの悪口を言った人は誰?」
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- 2016年07月14日 23:17
- ※11いるぜここに…おっと俺はレディーの悪口はいわないんだった
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