2016年07月14日 16:35
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今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 4
- 68 :名無しさん@おーぷん : 2016/07/13(水)14:23:47 ID:oOr
- 生前の父が語った昔話。
父は私がまだ幼い頃、会社勤めの傍ら、休日には会社には内緒で
訪問販売(子供の玩具とか女性向けのファッション用品とか)をやってた。
母が私を産んだ後大病し、私は祖母の家で暮らし、
父は母の医療費のために金稼ぎに奔走してた。
ある時、父は東京から鈍行で半日ほどの某県にセールスに行ったという。
商店の少ない田舎町で、売れ行きはわりと好調だったが、
スタートが遅かったのですぐに夜になってしまい、
その地域の唯一の宿だという民家のような民宿に泊まることにした。
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- 民宿に向かう道の途中、
その地域一番の分限者らしい大きくて古めかしい立派な家を遠くに見かけ、
「明日は一番にこの家にセールスかけよう」と思ったという。
民宿では、寡黙な中年の三姉妹が料理やら布団やら出してくれたという。
酒が入るとお喋りになる父は、料理を下げに来た姉妹相手に、
病気の妻への心配やら、女房子供と離れて暮らす寂しさ、
早く手術費を稼いで家族一緒に暮したいという話をした後、
「明日はあの大きな立派なお宅にセールスするつもりだ」と言ったらしい。
するとしばらくして三姉妹が並んで入って来て、
神妙な顔で「あの家に行くのはやめなさい」と言ったらしい。
「あの家には私達と同じ年頃の男がいる。
あの家の息子だが、あの家は血の近い結婚をするせいかあの男は頭がおかしい。
子供の頃から動物を殺したり、他の家の子供を川から突き落としたり首絞めたりした。
お刀自に厳しく躾けられて家族には手を出さずに暮らしてるようだが、
あの家に出入りしてた手伝いの娘はある日急にいなくなった。
訪問販売の男があの家に入って行って、一向に出てこないこともあった。
それは何度もあった。
地元の人間もあの家の中には行かない。
あの息子と家で二人きりになったらお仕舞だ。だからあんたも行ってはいけない」
という話だったらしい。
三姉妹の厳しい顔を見て、この話は本当かもと思ったと父は翌日すぐ東京に戻ったという。
その後副業も違う仕事に換えた。
結果としてもっと早くお金が貯まり、
母は手術し、回復後には何とか家族一緒に暮らせるようになった。
「訪問販売やってると、『知らない人間なんか家に上げたら怖いから』なんて言われるんだけど、
『知らない人間の家に上がる』っていうのも怖いよなって気づいたらもうあの仕事は嫌になった。
社長が言ってたんだけど、
実際、訪問販売やってて仕事行ったままフラッといなくなる奴は多いらしい。
自分の意志で、仕事に飽きてとかお金や商品持ち逃げしようとかで、
フラッといなくなったとかならまだいいんだけどね。
すっかり消息絶った人間にはもう理由は訊けないから」と言ってた。 - 69 :名無しさん@おーぷん : 2016/07/13(水)15:58:07 ID:55P
- まあヤクザな人間が多い商売だしね、金絡みの自主的な消息不明も多いだろうけど。
消息不明になっても探す身内が少なそうな業界でもあるな。
しかし本当に昔話みたいな話だね。
ヤマンバの家に行きかけた旅人が村人に、みたいな。 - 70 :名無しさん@おーぷん : 2016/07/13(水)19:00:41 ID:mwY
- >>68
何か日本昔話でも読んでる気分だった - 71 :名無しさん@おーぷん : 2016/07/13(水)19:31:28 ID:POo
- お話も怖いけど、立派なお父さんだね 家族愛を感じる
コメント
お刀自が分からなくてググってみた。
全体的に言い回しが昔話っぽいね。
創作なら犯人は刀自!
どっかのサイトに、実家の蔵を解体していたら大昔の冊子(御先祖様の直筆のノート)が出てきて開いたけど家族全員読めなくて、大学に依頼して解読してもらったら
サ/ツ/ガ/イ/リスト(今まで殺した人間の氏名その他)
だったという内容の投稿があった。その家は御先祖様が旅館をしていて、宿泊した旅人を●して金品を奪って遺/体を始末し、なぜか冊子に丁寧に記録していたらしい
仕事に行ったまま消息不明になったのって、こういうケースもあるんじゃないの
あとは、ペ/ッ/パ/ーラ/ン/チ事件のように、最後に残った客を、店長と従業員2名が…とかね
それで発覚しないまま失踪扱いになっているのかも
分限者というは有力者、お金持ちってこと? これも昔話っぽい言い方だね
なんか横溝正史の書く小説みたいなドロドロ感があって面白かった
旅館の三姉妹とかいわくつきの資産家とか、金田一耕助っぽいw
刀自とか分限者とか、報告者もわりと年配の人なんじゃないか。
自分もアラフォーだが物品の訪問販売とか押し売りとか見たことない。
※3
六部ごろしという日本各地に存在する典型的な伝説があるので、
それを基にしたソウサックの可能性があると思う。
前も「分限者」という言い回しの話がまとめられていて、珍しいなと思ってたけど
まだこの言葉が生きてる地域結構あるのかな。
※5
じゃあ、旅館の三姉妹の名前はよき、こと、きくだな。
与喜子と紀久。
アグネスは、誰の金でも募金受け付けます
入金は、口座振込で宜しく
伝説や横溝正史級の創作物だって無から創造するんじゃなくてある程度は事実や経験に基づくだろ
作り話と実話の境目なんてわかるかよ
※6
同じくアラフォー、自分たちの親の世代の人の書き込みだと思った
昭和中期くらいの話っぽい
行ったら◯人事件が起こりそうな設定だなw
逆にいってみたくなった人は
映画の最初の犠牲者タイプw
き ち が い じ ゃ が 仕 方 が な い
※8
松子竹子梅子だろ。よきこときくは家宝の名前(マジレス
あるいは月代雪絵花子でも可
※14
おぉ、季違いだね、懐かしいフレーズだ。
でも、
旅人が宿で奇怪な噂を聞く。→こわいので帰りました。
という映画があったら怒る。
「分限者」は今でも時々使う。私はアラサー。
犯人は刀自古
※17
帰りの駅でこんな事がありましてと駅員さんに話すと、
「おかしいな、この辺に旅館なんてないんだけど。」
ゾっとして列車にのって乗り合わせた客と雑談すると、
「え?そんな名前の駅ないよ。」
くらいやれば怒らない?
>『知らない人間の家に上がる』っていうのも怖い
oh...
今まで考えたこともなかったけど、確かにそうだな
知らない場所で知らない人間に囲まれて、逃げ場がないんだもんな
無事家に帰りついて、迎えた家族が「あんた誰?」
あたりまでいくとしつこいか
オカルト板とかの人が書いたみたいな感じの文章だな
この人の書いた話もっと読みたいわ
次の作品に期待だな
※19
エミシの妹?
※25
じゃあ、息子は山背?
それなんて天子な話なの。
なんか※欄までいつもと違う雰囲気で面白いw
こういうの好きだ。
面白かった
横溝正史の世界だね
毛人の事書いてる人がいて笑ったw
米7
六部殺しぐぐってきた。面白かった。
タイトルだけ見てゴムヒモとか歯ブラシ売ってると思った。
うちのアスペの弟、動物虐待するんだよなあ
血が濃いんだと思う
なんか横溝正史の世界だな…
でも田舎ってそういう事あるからね、座敷牢は無いにせよ
金とデカイ屋敷があれば隠せる、村人にはバレバレだけどw
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