1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2016/07/16(土) 11:27:29.33 ID:CAP_USER9.net
早実の清宮幸太郎(2年)がまた打った。14日、西東京大会3回戦の秋留台戦に「3番・一塁」で出場。初回の第2打席で2試合連発となる高校通算52号を放った。
3安打3打点。単打が出ればサイクル安打の活躍で24-0の五回コールド勝ちに貢献し、「相手も全力で戦っている。手を抜くのは恥。持てる力を出した」と汗を拭った。
「4番・三塁」で出場した野村大樹(1年)は、清宮以上の逸材ともいわれる。
三回にこちらも連発で高校通算6号。2戦連続の「KNアベック弾」である。
兵庫出身。同志社中(京都)時代は大阪・福島リトルシニアに所属し、U―15日本代表にも選ばれた。
投げては昨夏の甲子園で4強入りに貢献した服部雅生(2年)が先発。3回を無安打無失点に抑えた。
和泉監督は「安心? どうだろうね。まあ投げられた。うちで経験がある投手は彼しかいない。
服部の復活なくして甲子園は見えてきませんから」と言ったが、今大会は肩痛の影響で背番号10。
この右腕を押しのけて初戦に先発したのは、沖縄・那覇出身の赤嶺大哉(1年)。
他にも野村同様、全国の舞台を経験した1年生左腕がベンチ入りするなど、日本中から集まった逸材がゴロゴロいる。
野球部で最大9人までのスポーツ推薦入試の条件は、「A=都道府県大会で8位以内に入賞した正選手。
B=全国・関東大会等に出場した正選手。C=上記A・Bを超えるような活動実績」。
もっとも、ただ野球がうまいだけというのはダメで、学力にも基準がある。
「第3学年の全必修教科の評定(5段階評価)の合計が、94(平均3.5)以上で、かつ評定1を含まない者」と募集要項にある。
「中学の硬式野球の頂点を決めるジャイアンツカップなどの主要な全国大会を和泉監督自らが視察して選手を勧誘する。
問題は学力。
シニアやボーイズの監督らに『あの子は勉強の方はどうなの?』と聞いて回るそうです。
成績がいい場合は、早実の推薦入試を受けるように勧める。そういう選手が結構います。
評定は9教科で3点台後半からでしょうか。
偏差値でいえば一昔前は60くらいの選手がいたけど、一般入試組のレベルが上がっている今は、それでも65くらいは必要かもしれません」(早実野球部OB)
早実から早大へはほぼ100%進学できる。単なる野球バカは無理でも「早稲田ブランド」をフル活用し、全国レベルの選手を入学させているようなのだ。
■選手をいじらないのが監督のモットー
しかし、必ずしも環境や指導者に恵まれているわけではない。
夕方までみっちり授業があり、国分寺市内の学校から八王子市内の専用グラウンドまでは電車を乗り継ぎ、約1時間をかけて移動。
そのため、練習時間は短い。平日は3時間弱。足りない分は各自が自主練習で補うという。
王貞治記念グラウンドは、両翼93メートル、中堅120メートル。
外野は人工芝が張られた専用グラウンドで、室内練習場、ブルペン、2階建てのクラブハウスも完備。
クラブハウスにはシャワールームなどもあって宿泊が可能。
大会中はここに泊まり込んで出陣しているというものの、恵まれた施設を生かす時間がないのが実情だ。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/185764
2016年7月16日
2: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2016/07/16(土) 11:28:06.37 ID:CAP_USER9.net
和泉監督の手腕に関しては、前出の早実OBがこう言った。
「ああだこうだと選手をいじらないのがモットー。投手も打者もです。自主性重視というか放任主義。
昔、ある打者が『足を上げて打ってみたら』と監督に助言されて本塁打を打った。
でもその後、極度のスランプに陥ってしまい、『やっぱり上げるのやめようか』なんてことはありますが、基本的にはめったにない。
采配や選手起用は至ってオーソドックス。ただ、成績が悪いと補習があって練習に出られないことがある。
補習は練習後の時もあって、成績が悪いヤツは補習漬けになってレギュラーから陥落することもあります」
06年、夏の甲子園で優勝投手となったOB斎藤佑樹(現日本ハム)の大フィーバー時を知る別の早実OBが話を引き取る。
「要はいかにテストで点を取るか。いかにノートを取っているヤツと友達になるか。いかに要領良く点を取るか。
テスト前に中等部あがりの同級生が先生のテストの傾向というか、“クセ”をレクチャーしてくれて助かった思い出があります」
そもそも「アタマの良さ」は野球をやる上で大きなアドバンテージになる。
なおかつ、野球の実力が飛び抜けていて、要領のいい選手たちがいれば、練習時間が短くても、監督の手腕が卓越していなくても結果が出るということか。
山ほどカネをかけて甲子園請負監督を雇い、朝から夜中まで選手を鍛え上げている「野球学校」の歯ぎしりが聞こえてくる。