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昆虫は、実に様々な卵を産む。たくさん産むのはもちろんだが、形状や色、配列なども様々で、滑らかな球状のものもあれば、ざらざらとうねっているものもある。
透き通っているもの、不透明なもの、エイリアンみたいな卵、まわりの環境要素に合わせて、色が変わる卵まであるのだ。
そんな昆虫たちの卵の画像がまとめられていた。ツブツブが密集しているという点においてはトライポフォビアの人は閲覧注意でお願いしたい。
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1. カメムシ類の卵
卵を産む昆虫は直翅目と呼ばれるそうだ。樹木、自然のもの、あるいは人工物の表面、葉の裏側などに産みつける。直翅目の例のひとつは甲虫で、一度にたくさんの卵を産みつける。産み終えると、親はどこかへ行ってしまい、あとは幼虫だけでなんとか生きて行かなくてはならない。決してほかの捕食者の餌食にならず、しかも食べ物が近くにあることが重要だ。生き延びた幼虫はのちにサナギへと変態し、成虫になる。
2. オオカメムシ科テッサラトムス(bronze orange bug)の卵
3. モンシロチョウの卵
チョウの卵は、中心のてっぺんに卵門と言われる小さな穴があるのですぐにわかる。この穴から精子が入り込み、受精する。よくよく近くで観察すると、気孔(aeropyle)と呼ばれる微細な孔がたくさんにあることがわかる。これは、幼虫が成長するのに呼吸をする管のような役目を果たしている。
メスが卵を産む場所を探すとき、すでに使われた場所や、イモムシなどの捕食者に狙われやすい場所は避ける。まとめて産みつけるのは、生存率を高めるためだが、それでもその集団全体が危険にさらされることもある。
4. ナナフシ類の卵
ナナフシのメスは、オスによる受精なしで卵を産むことができる。これを単為生殖という。一日に1個から7個の卵しか産まず、地面にそのまま落としたり、埋めたり、植物にくっつける。孵化するのに2ヶ月から14ヶ月もかかるものもいる。
5. ヤナギハムシの卵
ヤナギハムシ(カブトムシの仲間)は、房のようにまとめて卵を産みつける。孵化した幼虫は共食いする傾向があるようだ。
6. カメムシの仲間、ポディサス・マキュリベントリスの卵
忍者の鉄毬に似ているカメムシの卵。ポディサス・マキュリベントリスは、産みつけた場所によって、淡い黄色から黒などに卵の色を変えることができる。
さらに、卵のてっぺんにはどろりとした塊がついていて、これは栄養分が高くアリを惹きつける。アリに食料とともに卵を巣へ運んでもらい、アリのコロニーの中で卵は快適に守られて孵化できるという利点がある。おもしろいことに、初めて孵化したときは、この幼虫は姿までアリに似ているという。
7. 肩に赤いラインが入ったカメムシ、チャンタ・クスタトルの卵
8. コイン(ダイム)と比較する卵の大きさ
卵の大きさは、けっこう大きなものから、顕微鏡でないと見えない小さなものまである。上の画像は左から、ヨナグニサン(オオアヤニシキ)、Saturniid moth、Madagascan comet moth(いずれもヤママユガの仲間)、ユウレイヒレアシナナフシ、サカダチコノハナナフシ(ジャングルニンフナナフシ)の卵。
9. アオカメムシの仲間(Palomena prasina)の卵
10 .ウズラカメムシの卵
11. ヘリカメムシ類の卵
12. ナガタマムシ(wood-boring beetle)の卵は小さな鶏卵のよう
13. 種類不明のチョウのなんとも優美な卵
14. アオジャコウアゲハの卵
15. 蜘蛛の巣に産み付けられた蜘蛛の卵
16. さまざまなナナフシの卵。
同じ仲間のものでも形状はそれぞれ違う。ナナフシの卵の見た目は本当におもしろい。まるで古代の陶器のようなものまである。
via:atlasobscura・/ translated konohazuku / edited by parumo
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コメント
1.
2.
3. 匿名処理班
3番、14番は大丈夫なのに、
7番、11番はゾワッとくる不思議。
あと9番の黒い模様みたいなのは
なんなんだろうね?
4. 匿名処理班
直翅目の一例は甲虫ってどういう事や・・・と思ったが原文がそうなってるのか
実際はカメムシは半翅目、甲虫は鞘翅目、チョウは鱗翅目
5. 匿名処理班
うわわぁぁ
ぞわぞわしながら全部見ちゃった
カメムシ系って親御さんもだけど、卵もスタイリッシュなデザインが多いのね
虫だと思うとキモいけど
6. 匿名処理班
産みっぱなしじゃないカメムシもいたよね
7. 匿名処理班
10のはさっそく寄生バチにたかられてんのかな
8. 匿名処理班
美しい
ナナフシの卵は貝殻のようにも見える