ジョジョの奇妙な冒険DU第16話「狩り(ハンティング)に行こう!」感想
軽くトラウマレベルになりそうなグロ表現が頻出した今週のジョジョアニメ。
黒塗りでもやっぱりグロいもんはグロいです。一方でやけに仗助だけはコミカルな言動な清涼剤だったので
その対比も魅力的といえば魅力的な構成でした。最後にはきっちり決めた仗助もギャップ格好良かったです。
承太郎さんも本業は海洋学者で、ネズミは守備範囲外だろうに、やたらと知的戦士ぶりを披露してくれました。
これが承太郎さんのストライクゾーンな海洋生物絡みだったら、さかなクンレベルの識者ぶりを披露してくれてたかも。
- 音石明が昨日自白した
- 仗助の冗談(多分)であるナイスバディお姉ちゃんハント発言を完全スルーして本題を説明する承太郎さん。
相変わらず会話のキャッチボールが自由すぎます。取りやすいボールを仗助が投げたのに見送りです。
そもそも、出だしの承太郎さんの「これから狩りに行く」からして、要件を簡潔にまとめすぎたド直球でありながらも
相手がまだグローブ嵌めてないのにボール投げ始めたとか、そんな感じです。
- ベアリングを飛ばして射程を伸ばす
- 即席の遠距離攻撃法ですが、物を投げたり飛ばしたりする力は人間としても生物学的に優れた能力であると
テラフォーマーズで言っていたような気がします。弾を飛ばすのはスタンドですが、一応はヴィジョンも人型ですし
多くは語らない承太郎さんも、このような人間の肉体工学的にもベストな解決法を選んだのかもしれません。
と言いますか、近距離パワー型のスタンドが遠距離攻撃しようと思ったらモノ投げるくらいしか方法が無いだけかもしれません。
人間を超越した吸血鬼のDIOも遠距離攻撃は上院議員投げでした。
ただ、よく考えたら今回は後半にはライフル弾が出てくるので、投げるとか飛ばすとか関係性が薄くなりました。
しかし、ライフル弾も人類の優れた能力である知恵と言えば知恵です、と言うのはこじつけすぎですね。
こう考えてみると、花京院のエメラルドスプラッシュってとても便利な能力だった事が分かります。
法皇の結界とかもネズミ捕らえるトラップに応用できそうですし、承太郎さんの脳裏にチラッとでも「花京院がいたらなぁ~」的な
思考があったら花京院も天国で鼻が高いことでしょう。死人が生きていてくれたらなんて承太郎さん考えないかもしれないけど。
- ネズミの煮こごり
- ネズミの煮こごり。ニンジャスレイヤー風に言うとネズミのネギトロ。
意外(?)にも黒塗りナッシングでした。後々の人間Verだと完全に規制の黒塗り祭だったのですが
人間じゃなければ多少はグロ表現もOKなのでしょうか。でも、露伴に刺されたクモは黒塗り対象でした。
ネズミの煮こごりは既に死体である上に、見ようによっては料理と言い張れるレベルだからセーフなのかもしれません。
露伴先生だったら、この煮こごりの味も見ておこうとか言い出すに違いないです。
- アラレちゃんのように棒で突っつく承太郎
- 仗助の「アラレちゃんのように」なんて台詞は省略されてましたが、やはりアラレちゃんっぽいです承太郎。
このアラレちゃん発言は仗助コメディ言動の一つでもあります。パーマン知らないけどアラレちゃんは知っている仗助というのも
少し変かもしれませんが、有り得なくはない知識です。私も多分、アラレちゃんの方を先に知ったクチです。
アラレちゃんに限らず、「ミッキーマウスとか」の固有名詞も削られていますが
ミッキーマウスは削られても止むを得ないと言いますか、無理に残す台詞でも無いといったところでしょうか。
あまりにも早計ですが、ボヘミアン・ラプソディーの夢の国チキンレース再現度が今から心配です。
- ネズミは我々がベアリングを飛ばすとは考えていない
- 承太郎さんもネズミ(虫食いでない)がバックトラックや罠の逆利用をするとは考えていませんでした。
承太郎さんの想像力が足りないと言えるかもしれませんが、これは仕方ないところもあるのではないでしょうか。
人間がベアリング飛ばすのと、ネズミの頭脳プレーは次元が違う問題だとも言えます。
学者っぷりが凄い承太郎さんですが、学者ゆえの知識と常識に縛られていた、とまで言うのは、むしろ素人考えかしら。
ただ、動物のスタンド使いは知能が高くなっている先例(ストレングスや愚者)も知っているんですよね、承太郎さんは。
- 触れただけでスタンドすら溶かされるぜ
- 自分の身を犠牲にしてでも、敵スタンドの特性を調べようとした承太郎さんは学者の鑑です。
しかし、ネズミの煮こごり発見の時点で、承太郎さんはネズミのスタンドの危険性についても思い至ってても
おかしくないはずなのに、ラットの針を摘まむのは、うっかりプレイかもしれません。
仗助という回復役がいるからか、流石の承太郎先輩も防御面の考えが甘くなっている気がします。
- これからコイツを虫食いと呼ぼう
- ただし、呼んでいるのは承太郎さんだけです。学者さんって、そういうところありますよね。
一番可哀想なのは、このせいで名称が「虫食いでない」になってしまった、先に殺られた方のネズミかもしれません。
- 針を打ち込ませるために奴に近づく
- 「俺はクレイジー・Dに治してもらえる」との台詞が示すとおり、ほぼ被弾前提覚悟での承太郎さんの作戦です。
それでも、跳弾に「なんだと!?」と驚いたりして、ネズミにあの承太郎さんが裏をかかれてしまっているのが
イメージ的にはマイナスかもですが、後々の早人の「僕が触ればいいんだ」作戦と同様の、黄金の精神の発露です。
いくら即死じゃあなければ直してもらえるとは言っても、自ら率先して肉の壁には中々なれるものじゃあないです。
承太郎さんが「覚悟が道を切り拓く」ことを身をもって示したからこそ、仗助にもプレッシャーを跳ね返すほどの闘志が
生まれてきたはずです。体を半分ぐらいドロドロに溶かされた承太郎は情けなく無残ですが、精神的にはグレートです。
とは言いつつも、三部だとポルナレフあたりがこういう未知の敵の術中に落ちる役の担当でした。ですので
承太郎さんの脳裏にチラッとでも「ポルナレフがいたらなぁ~」的な思考があったらポルナレフも喜んでくれるに違いないに
ポルナレフの魂を全部賭けます。時期的には現在進行形でイタリアでポルポル孤立している状況だったかもしれませんが。
- 次回 第17話 岸辺露伴の冒険
- アニメ的には先週ボッコボコにされたばっかりなのに、一週を挟んだだけでもう冒険ですって露伴先生!?
以上、ネズミ話を1回に纏め上げたお陰で急がしめの展開でしたが、それでもグロい部分はほぼ全てきっちりと再現している
アニメーションに凄みを感じた今週の感想です。本当にありがとうございました。
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- :-:2016/07/18(月) 23:32:17
- アラレちゃんやポパイは知ってる仗助。一部のアニメは見てたとかなんかねえ。
- :-:2016/07/18(月) 23:38:25
- >相手がまだグローブ嵌めてないのにボール投げ始めたとか、そんな感じです。
相手に野球をさせない……!
まさに必勝……圧倒的野球……!
- :-:2016/07/18(月) 23:43:17
- 花京院を前座に使いつつポルナレフをディスっていくSLPY、さすがである
- :-:2016/07/18(月) 23:56:36
- アイキャッチ(?)でスタンドが空条承太郎、スタンド使いがスタープラチナになってたのはスルーですか…
- :-:2016/07/18(月) 23:58:26
- ポルナレフが生きていたら…。