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カレン「ママと喧嘩してしまいマシタ………」|エレファント速報:SSまとめブログ

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カレン「ママと喧嘩してしまいマシタ………」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:04:57.47 ID:hskPjCS60

※ 2年生時の秋という設定です。忍とカレンのデート回より前です。
※ 原作でもちらりと名前が出ただけの田辺先生という人が登場します。数学の教員という設定です。


――――――――

―――ある日の、朝の事。


カレン「オハヨウ………ゴジャイマース」

アリス「おはよう、カレン!
あれ、どうしたの?なんだか元気が無いね」

カレン「ソウデショウカ………」

アリス「明らかに元気が無いよ!
どうしたの、一体!?
こんなに元気が無さそうなカレン、見た事無いよ……!」

カレン「実ハ………
………こないだの、数学のテストで、80点を取れたら………
新しいネックレス買ってくれるって、ママと約束をしたデス」

アリス「あ、そういえば言ってたね~。
あっ、でもカレンは……… 確か78点で………」

カレン「そうなのデス。それで………ママと、喧嘩してしまって………」



2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:05:43.82 ID:hskPjCS60


――――――

―――今朝の話(英語で話してると思って下サイ)


カレンマム『そういえば、この間のテストはどうだった?
良い点を取れていたら、ご褒美をあげる予定だったけれど』

カレン『ハッ………エート、ソノ………』

カレンマム『………目標には達さなかったのね』

カレン『イ、イエ!80点!!デス!!!』

カレンマム『えっ、本当!!?』

カレン『あ………ハイ』

カレンマム『………な~んだ、それならそうと言いなさいよ~。
分かったわ、カレンに、約束通りご褒美を買ってあげましょう』

カレン『ワーイ!!!』

カレンマム『でも一応………
そのテストを、見せてもらえるかしら?』

カレン『!!!!!』

カレンマム『どうしたの?』

カレン『あ~、え~っと………
て、テストは無くしちゃったデス!』

カレンマム『ええっ!?どういう事………?
……… ………』

カレン『わ、我ながら、ウッカリデス!
ママにも、見せてあげたかったのに~………』

カレンマム『さては、嘘をついているわね』

カレン『!!?イエ!決して………!!』

カレンマム『じゃあ見せなさい!
………そこに置いてあるバッグを、調べさせてもらうわ』

カレン『!!! わ、だ、駄目デスー!!!』



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:06:33.53 ID:hskPjCS60


カレンマム『………!78点………80点無いじゃない!!』

カレン『え、えーっと、80のような物デス』

カレンマム『でも実際には78点よ』

カレン『で、でも!!!
私は、頑張って勉強をして、前よりすごく大幅に点数が上がったんデス!!
だ、だからその、ネックレスを』

カレンマム『………駄目よ』

カレン『What!?』

カレンマム『駄目。今回はご褒美はお預けにするわ』

カレン『な、何故デス!?
たったの2点じゃないデスカー!!!
前よりすごーく高得点デスヨ!!』

カレンマム『点数の問題じゃないの!ご褒美はお預けです!いいわね!!』

カレン『なっ………!!!
そんなっ…2点ぐらいでケチらなくても~!!!』

カレンマム『―――!』

カレン『お、お願いしマス!
私はこのご褒美の為に、懸命に勉強を重ねたのデス!その結果デス、どうか』

カレンマム『駄目ったら駄目』


カレン『………っ!
ネックレスの一つくらい、良いじゃないデスカー!!
ママは、ケチ臭いバカヤローデス!!!』

カレンマム『………なんですって?』

カレン『………!』(こ、怖い………ケド………)

カレンマム『カレン、言葉遣いには気をつけなさい』

カレン『わ、私の頑張りを、認めてくれたって良いじゃないデスカー!!!』

カレンマム『カレン、私はあなたの頑張りを認めていない訳ではないわ』

カレン『認めてないじゃないデスカ!!
もうママなんて知らないデス!!!バカー!!!!!』

カレンマム『待ちなさい!!!』



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:07:34.22 ID:hskPjCS60

――――――――


アリス「それはカレンが悪いよ………」

カレン「うぅっ………でも私だって、私だって………」

アリス「カレン。あなたのマムは、カレンが78点だったから、
ネックレスを買わなかったんじゃないと思うよ」

カレン「エ………?」

アリス「カレンの頑張りは、きっとマムに伝わっているよ。でも………」


キーンコーン


アリス「あっ、授業始まっちゃう!!ごめん、カレン、後で話そうか!!」



カレン「あっ、アリス……… ………Alice………」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:08:28.04 ID:hskPjCS60

―――A組


香奈「はぁ、一限目から家庭科か~」

穂乃花「香奈ちゃんは久世橋先生ちょっと苦手だよね」

香奈「そう~、良い先生だってのは分かるんだけどさ~、
厳しいし、私は成績微妙だからよく睨まれちゃうんだよね~。
しかも今日はテスト返しじゃん、つらー」

穂乃花「ふふ。
でもカレンちゃんは、よく睨まれてるけど、仲良さそうだよね!羨ましいなー」


カレン「………ハイ………」

穂乃花「……カレンちゃん?元気ないね」

香奈「仲良さそうって返しじゃないぞー」

穂乃花「えーっ、でもいつもは………」

カレン「………」


久世橋「はい、静かに!授業を始めます!!」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:10:00.09 ID:hskPjCS60

――――――――

―――授業終わり


久世橋「―――今日は以上です。
あと、九条さん。お昼休みになったら被服室に来なさい」

カレン「!!!」ビクッ


穂乃花「ありゃりゃ………また呼ばれちゃったね」

香奈「ほんと常習犯だなーカレン。
よくやるよね、あの久世橋先生相手にー………私ですら家庭は真面目に受けてるのに」

綾「ちょっと、カレン!久世橋先生、かなり怒ってるわよ!そろそろ真面目に提出物を出さないと………」

忍「待って下さい。綾ちゃん」

綾「?」


忍「カレン………どうかしたのですか?様子がおかしいですよ」

カレン「………」

綾「………確かに、いつものカレンと違って、笑い飛ばしもしないわね」

穂乃花「どうしたの、カレンちゃん。今日、ホントに元気が無いよ………」

カレン「………行きたくないデス」

香奈「つっても、呼ばれちゃったら行くしかないだろー」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:11:16.30 ID:hskPjCS60

穂乃花「そうそう、それに今日の午後は、全校生徒のマラソン大会があるよ。
先生たちは皆その様子を見に外に出て来るから、逃げられないんじゃないかな」

綾「ハッ!!!マラソン大会!!!!!」

香奈「嫌な事思い出させるなよー」

綾「なんでそんな物がこの世に存在するの………?人生に必要無いじゃない………」

香奈「そこまで言う…?」

穂乃花「あ、でもなんか、今朝ニュースでやってたけど、この辺に不審者が出たらしいね」

綾「それよ!!
それを先生に伝えれば、きっとマラソン大会も中止になるわ!!!」

香奈「中止にはならんだろ、流石に」

綾「生徒の身の安全が第一のはずよ!そうよ!!私、先生に掛け合ってみるわ!!!」

香奈「小路さんなんか普段より行動力上がってない!?」


忍「そうだ、カレンがこんなに落ち込んでいるのは、マラソン大会があったからなのですか?」

カレン「………」フルフル

綾(………首を振るだけで、返事もしない………相当まいっているようね)



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:12:51.59 ID:hskPjCS60

綾「どうしたの?カレン。何かあったなら、相談して欲しいわ」

忍「そうです、私達がついていますよ!!
もし何か、カレンのような金髪少女を泣かせる人が居たならば、
我々金髪同盟が、全力でその相手に、制裁を下します!!!」

穂乃花「ええっ、私まで…?
それに、もし久世橋先生が原因だったらどうするの?」

忍「は……っ………
く、久世橋先生と言えど……… 言えど……………
かっ、烏丸先生にだきしめの刑に処してもらいます!!」

穂乃花「可愛い制裁だね………
………でも本当に、元気が無いね。何か、あった?」

カレン「大丈夫………デス」

忍「本当ですか…?私にはそうは見えません」

カレン「いいんデス!私は………大丈夫デスカラ」


香奈「………まぁ、カレンのような元気な子でも、
たまにはそっとしといて欲しい時ってのが、あるんじゃないの」

穂乃花「そうなのかな……… ………」

綾「………そうだ、アリスを呼びましょう!
アリスだったら、きっと相談に乗りやすいはずよ!」

忍「あっ、でももう授業が始まっちゃいます!」

綾「だったら次の休み時間に………」

忍「あっ、でもC組は次の休み時間からお昼まで、家庭の調理実習なので………」

綾「そうなの!? ……………大丈夫かしら、カレン」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:14:14.26 ID:hskPjCS60

――――――――

―――お昼休み、被服室


久世橋「来ましたね?九条さん。」

カレン「………」

久世橋「分かっているとは思いますが、この前の実習の後の提出プリントが未提出です!
それだけではなく、その前の回の物も……!
どうしてあなたはそう、提出物を出さないのですか!!」

カレン「………」

久世橋「それに、その結果がはっきりと、テストにも出ていました!
20点とは何ですか!もう少し真面目に勉強を………」

カレン「その、この前のテストは…ちょっと事情が………」

久世橋「事情って何ですか!
毎回提出物を出していないのですから、必然です!!
来年には受験生になるのですよ!あなたはもう少し努力という事を覚えて………」

カレン「私だって努力してるデス!!!」ガタンッ

久世橋「!!?」


カレン「でも………デモッ、皆、分かってくれない………
………みんな私が悪いって言う………
もう……… もう……………!!!」

久世橋「くっ、九条さん?泣いてるの……?」

カレン「ぐすっ、ふ、ふえぇ………っ」

久世橋「!!!!!」(お、怒りすぎたかしら!!?)

カレン「………」

久世橋「く、九条さん!!
ご、ごめんなさい、私はその、貴女が駄目な生徒だと言っている訳ではなくてですね?
その、あなたは―――」

カレン「もういいデス!!
提出物は次回、必ず持って来マス!!
スミマセンデシタっ!!!」ダッ

久世橋「あ………っ………」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/18(月) 14:14:57.35 ID:hskPjCS60


―――職員室


烏丸「今日は全校生徒マラソン大会ですね~♪
私も応援しなくちゃって、張り切ってジャージにしちゃいました♪」

田辺「いや、烏丸先生、いつもジャージですよね………」

烏丸「いえ!今日のジャージは、ちょっと特別仕様なんですよ~!
今日はC組の応援の為に……… あら~?」



久世橋「わ………私は………私は、なんて事を………」

烏丸「久世橋先生!?どうしたんですか~!!?」

久世橋「………烏丸先生………
その、私、九条さんを………ついキツく怒りすぎてしまって
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年07月18日 23:40
      • カレン「WTF!? holy shit! ohhhhhh shit」
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年07月18日 23:41
      • ア そーれ ( ゚∀゚)o彡゜ぼっき!( ゚∀゚)o彡ぼっき!( ゚∀゚)o彡゜ぼっき!( ゚∀゚)o彡゜ぼっき!

        よんだかい?私が、ぼっキングだ

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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