転載元:男「尻を出しなさい」女奴隷「…」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:07:34.74 ID:DIuLjiJzO

男「早く出しなさい」

女奴隷「はい…」


ペロン


男「おほっ!」

男「なんという美しい尻!さながら宝石のようだ!」

女奴隷「…」


しりまに❤





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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:12:39.99 ID:DIuLjiJzO

ペチ-ン!

男「おほっ!おほほっ!良い音だっ!」

女奴隷「…」


ペチペチ!!
ペチ-ン!ペチペチ-ン!!

男「おほーう!ほーう!」

男「ほうほーう!!ほーう!!」

女奴隷「…」


ペチペチペチ!!
ペチペチペチ!!
ペチペチペチペチペチペチペチ!!

男「ほっほほほほ!!」

男「おほほほほほほほほほほほ!!!!」

女奴隷「…」




3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:18:43.43 ID:DIuLjiJzO

男「ほうほーう!!ほほほーう!!」

女奴隷「…」

女奴隷(…)

女奴隷(なぜ、この男はこんなにも楽しそうなのだろう)


ペチ-ン!ペチ-ン!!
ペチペチ-ン!!




4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:23:59.51 ID:DIuLjiJzO

女は生れながらの奴隷だった。

女の母親も、そのまた母親も、奴隷であった。

物心がついた時から、明けても暮れても男への奉仕の日々だった。

どうしてそうなのかと思う。




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:27:41.92 ID:DIuLjiJzO

男「次、次だ」ハァハァ

女奴隷「…」

男「尻を出せ」

女奴隷(出してんだろうが)

男「ヒヒヒ...このマジックで」

キュキュキュ

男「お前の尻に乳首を書いてやったぞ!」

男「黒乳首!黒乳首だ!」

男「ヒ-ヒヒヒ!!!」

女奴隷「…」




6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:31:03.46 ID:DIuLjiJzO

男は奴隷の女を得ることを無上の快楽とする。

男にその欲望があるかぎり、奴隷売買はなくならないだろう。

男にではなく、人間にかもしれない。

女社会なら

資力のある女はやはり何人もの若い男の奴隷を買おう。




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:33:54.49 ID:DIuLjiJzO

男「あ、一応水性だから」

男「洗ったら落ちるから安心して」

女奴隷「…」

男「ごめんね」

女奴隷「いえ…」

男「…」

女奴隷「…」




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:39:30.16 ID:DIuLjiJzO

女奴隷「お尻が好きなのですか?」

男「いや、別に」

女奴隷「ではなぜ…」ハッ

女奴隷(しまった。ご主人様に口答えを…)

男「やっとの思いで君を手に入れたんでね」

男「ついテンション上がっちゃって」

女奴隷「…そうですか」

女奴隷(気持ち悪い)




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:42:36.72 ID:DIuLjiJzO

男が女を、

女が男を奴隷に持つ快楽はどうにもならない。

それが性欲の本質なのかもしれない。




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:46:55.98 ID:DIuLjiJzO

男「おっぱーい!!おっぱぱーい!!」

男「ほら!君も!一緒に!」

女奴隷「…おっぱーい」

男「もっと!元気よく!!」

男「おっぱいぱいぱいぱーい!!!!」

女奴隷「えー…」ハッ

女奴隷(しまった。つい…)

男「言わないと、このおっぱいアイスは食べさせないぞ!」

女奴隷「…」




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:52:40.13 ID:DIuLjiJzO

近代文明は夫婦という制度を作り上げた。

根本的にはその制度の欠陥なのであろう。

一夫多妻制にしても、それは変わるまい。

現に、回教徒の金持ちは争って奴隷を買い込んでいる。

要は性欲の処理だけではない。

人間が人間を飼うことの黒い愉悦があるからだといえる。

生殺与奪の権を得るよろこびだといえる。




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 20:56:13.76 ID:DIuLjiJzO

女奴隷「おっぱいぱいぱいぱーい!!!!」

男「…」

女奴隷「うぅ…///」カァ

男「なんか、ごめん…」

女奴隷(しねっ!)

男「はい、アイス」

女奴隷(しねっ!)ハムハムチュ-




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 21:49:11.95 ID:DIuLjiJzO

女はそれを経験してきた。

未だ少女の枠を超えない年齢ではあったが

性欲とは何なのかわかった気がしていた。

それは、狂気の炎だった。

相手を踏みにじって射精する炎であった。

和合では決して得ることのない強烈で無残なよろこび。

それが、人間の性欲だった。

すさまじい経験をしてきたとの思いがある。

その経験の中で得た、数々の炎がある。




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 21:52:30.10 ID:DIuLjiJzO

男「待て」

女奴隷「…」

男「待ってくれ」

女奴隷「…」

男「そんな目で見ないでくれ」

女奴隷「待ては3回までといったのはご主人様です」

女奴隷「もう10回目です」

男「ぐぅ…詰み、か」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 21:59:07.47 ID:DIuLjiJzO

男「なんでそんな強いんだよぉ」

女奴隷「ご主人様が弱すぎるのです」

男「オセロごときで調子のんなよ!」

女奴隷「これで今日のお風呂洗いはご主人様ですね」

男「くそう…」

男「以前お尻叩きまくったの根に持ってるだろ…」

女奴隷「乳首も書かれました」




17: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:03:30.89 ID:DIuLjiJzO

男「あーそうだ…」

女奴隷「はい」

男「その、ご主人様ってのやめてくれ」

女奴隷「え…」

男「男とか、呼び捨てがいやなら男さんとかでいいから」

女奴隷「はあ…」

男「んじゃ風呂洗ってくる」ガチャ

バタン

女奴隷「…」

女奴隷(なんなんだあいつは)




18: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:09:56.44 ID:DIuLjiJzO

女奴隷(ここに来て一ヶ月)

女奴隷(未だにあいつは私に手を出してこない)

女奴隷(まさか男色か?)

女奴隷(…それはないだろうな)

女奴隷(私を買う理由がない)

女奴隷(というか金持ちでもなんでもない)

女奴隷(平凡な商人じゃないか)

女奴隷(前の主人のように私に首輪もつけないし)

女奴隷(なにが目的だ?)




19: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:17:46.67 ID:DIuLjiJzO

女奴隷「あの。男様…」

男「なんだい☆女チャン☆」キャピ

女奴隷(きもっ!)

男「おい、やめろ。ドン引きするな」

男「悲しくなるだろ」

女奴隷「も、申し訳ありま…」

男「あーいい、いいよ」

男「俺も悪かった」

男「アイテムざくざくでいいよな?」

女奴隷「はぁ…」




20: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:21:42.38 ID:DIuLjiJzO

ピコピコ

男「…」

女奴隷「…」

ピコピコ

男「…」

女奴隷「…あっ」

ボカ-ン!

男「あっはっは!自爆してやんの!」

男「だっせー!」

女奴隷「グヌゥ…」

女奴隷「ズルいです!男さんだけルーイ乗って!」




21: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:25:52.84 ID:DIuLjiJzO

女奴隷「あっ」

男「ん?」

女奴隷「す、すいません。男様」

男「あーいいよいいよ」

男「男さんでいいよ」

女奴隷「…」

女奴隷「あの、男さんは…」

女奴隷「どうして私を買ってくださったのですか…?」

男「…」




22: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:30:50.74 ID:DIuLjiJzO

女奴隷「その」

女奴隷「私にキレイな服を着せてくださったり」

女奴隷「男さんと一緒のご飯を頂いたり」

女奴隷「こうして一緒にゲームなんて…」

男「楽しくなかった?」

女奴隷「そういうわけではないのですが…」

女奴隷「…」

女奴隷「私は、奴隷です」

女奴隷「それも、性奴隷として何年も男の方に仕えてきました」




23: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:33:47.05 ID:DIuLjiJzO

女奴隷「なぜ、男さんは、私と…」

男「できない」スッ

女奴隷「え…」

男「君とは、そういう事はできない」

男「この話は終わりだ」スタスタ

女奴隷「あっ」

女奴隷「…」

女奴隷(不能なのか?)




25: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:46:24.97 ID:DIuLjiJzO

今日はここでおしり




26: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/13(水) 22:47:31.37 ID:tsQfdz25O

期待しりてる




27: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 20:24:07.33 ID:6pksA51SO

女奴隷(無理に行為を強要されないのはいいことだ)

女奴隷(掃除したり、飯を作ったり…)

女奴隷(家政婦のようだ)

女奴隷(こちらとしては願ったりなのだが…)

女奴隷(もし奴が性欲をためこんでいたとしたら…)

女奴隷(…)

女奴隷(暴力でもふるわれたらたまらないな)

女奴隷(ふむ)




28: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 20:31:26.75 ID:6pksA51SO

風呂

男「はあ〜骨まであったまるぅ〜」

ガチャ

女奴隷「失礼します」

男「ワァオ!!」

男「な、なんだなんだ!!」

男「何しに来た!!」

女奴隷「ナニをしに…」

男「」




29: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 20:36:00.54 ID:6pksA51SO

女奴隷「冗談です」

女奴隷「お疲れのようなので、お背中を流しに参りました」

男「もう体洗ったよ」

女奴隷「お背中を流しに参りました」

男「洗ったってば」

女奴隷「お背中を流しに参りました」

男「…」

女奴隷「お、お背中を…」プルプル

男「わーかった!わかったって!」

男「んじゃお願いしようかな!」

女奴隷(不覚…)




31: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 21:08:34.38 ID:6pksA51SO

男「じゃ、頼む」

女奴隷「はい」

女奴隷(よーし…)

ムニュ

男「…」

女奴隷「…」

ムニュムニュ




32: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 21:12:40.16 ID:6pksA51SO

男「…なにをしている」

女奴隷「胸で男さんのお背中を洗っています」

男「…」

女奴隷「お嫌いですか?」

女奴隷「こういうのは…」

ムニュムニュムニュ

男「…やめろ」

女奴隷「え」

男「やめろっ!」




33: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 21:16:54.51 ID:6pksA51SO

女奴隷「…」セイザ

男「あのさぁ。俺以前言わなかったっけ」

男「君とはそういう事はできないって」

女奴隷「申し訳ありません…」

女奴隷「ですが…」

男「ん?」

女奴隷「私は産まれた時から性奴隷となるよう育てられてきました」

女奴隷「他に、男さんにご奉仕する術を知りません…」




34: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 21:23:36.19 ID:6pksA51SO

男「掃除や洗濯をしてくれるじゃないか」

男「俺が忙しい時は飯も作ってくれるし」

女奴隷「それは、男さんが教えてくださったので」

男「まぁこの間、塩と砂糖間違えたけどな」

女奴隷「…」

男「初めてみたよ、そんな奴」

女奴隷「す、すいません…///」カァ




35: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 21:27:04.14 ID:6pksA51SO

男「いずれ読み書きや、算術も教える」

男「俺の仕事も手伝ってほしいんだ」

女奴隷「わかりました」

男「…というか」

女奴隷「?」

男「君は、俺の側にいてくれるだけでいいんだ」

女奴隷「え…」

男「ぅ…」

男「今日はもう寝よう!」

男「おやすみっ」スタスタ




36: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 21:34:10.34 ID:6pksA51SO

女奴隷「…」

女奴隷(なんなんだ?)

女奴隷(私を嫁にでもするつもりか?)

女奴隷(馬鹿にするな!)

女奴隷「…」

女奴隷「…読み書きを教えてもらえる」ボソ

女奴隷「勉強が、できるんだ」

女奴隷「〜♪」






38: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 22:22:59.98 ID:6pksA51SO

薄暗い地下室だった。

電灯は一つだけ。

エアコンだけはきいている。

七人の女奴隷が、それぞれマットの上に横たわっている。

性交が終わった後は、ここに連れて行かれる。

明けても暮れてもその繰り返しであった。

女奴隷のうち、四人は記憶喪失になっている。

一人は鬱病に罹っていた。

一言も口をきかない。

足音がして、鉄の扉が開いた。




39: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 22:27:50.88 ID:6pksA51SO

老婆が入ってきた。

老婆としかわからない。何国人なのかもはっきりしない。

女達はロープで繋がれ、浴室に追い込まれた。

奴隷専用のシャワールームである。

性器と肛門は念入りに洗う。

主が弄ぶときに汚れていると鞭で打たれるからだ。




40: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 22:34:15.95 ID:6pksA51SO

主の部屋に入る。性交専用の部屋である。

責め具が揃っている。

主は特製のベッドにねていた。

周りに絹のレースのカーテンがあるベッドである。

女達はひざまずいて待った。

女が指名された。

女はベッドに這い上がった。

主は、肥った醜い男だった。しなびた男根があった。




41: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 22:40:46.78 ID:6pksA51SO

女は一礼して、股間に入った。

男根を口に含んだ。

舌と歯を使っての愛撫をはじめる。

両手の指は睾丸を揉む。

主は容易に勃起しない。

七人が交代で一時間ほどかけて口での奉仕をする。

その頃になるとどうにか勃起する。

その日は、口での奉仕は女だけだった。




42: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 22:53:11.11 ID:6pksA51SO

女以外の奴隷が責め道具にかけられている。

二人は大の字に吊り下げられている。

後の四人は、床に固定した器具に、四つん這いに繋ぎとめられた。

ひとしきり責め終わった後、主が女の方に近づいてきた。

主は自分で這った。

女に、肛門を舐めろという合図である。

口が疲れ、アゴの感覚がなくなるま舐めさせられる。

そして、女も床に繋がれた。

巨大な電動男根が女の股間に挿入された。

女は泣き叫んだ。

そうしないと主から鞭で叩かれるからである。

女は泣きながら、尻を打ち振った。




43: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:04:32.18 ID:6pksA51SO

女「…」

女(嫌だな。昔の夢を見てしまった)

女(アレは…何人目の主だったか)

女(手が震えてる…)カタカタ

女(水を飲みに行こう)




44: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:10:34.91 ID:6pksA51SO

女奴隷「…」コクコク

女奴隷(こんな風に勝手に水なんか飲めなかったな)

女奴隷(…)

女奴隷(みんな、どうしてるんだろう)

女奴隷(私だけ、男さんに買われて…)

女奴隷(私だけ…)

男「女?まだ起きてたのか?」

女奴隷「!」




45: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:17:21.36 ID:6pksA51SO

男「お前、泣いてるのか?」

女奴隷「っ!」ハッ

女奴隷「な、泣いてなんかいません!」ポロッ

女奴隷「あれっ?あれっ?」ポロポロ

男「お前…」

女奴隷「す、すいませんっ!部屋に戻ります!」ポロポロ


ギュ


女奴隷「あ…」

男「…」




46: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:22:33.54 ID:6pksA51SO

男「辛かったろ」

男「大丈夫だ。思う存分泣け」

女奴隷「男、さん…」

女奴隷(気持ち悪いやつだ!)

女奴隷(勝手に人のことを金で買って)

女奴隷(私を物扱いしやがって!)

女奴隷(自分が初めの日に私にした仕打ちを忘れたのか)

女奴隷(この、偽善者が!)




47: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:26:52.27 ID:6pksA51SO

女奴隷「うう、ううう」ポロポロ

男「よしよし」ギュウ

女奴隷「うわあああああんっ!!」ブワッ

女奴隷(騙されない)

女奴隷(私は絶対に騙されない)

女奴隷(くそっ!くそっ!)

女奴隷(…)

女奴隷(あったかい…)




48: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:28:37.44 ID:6pksA51SO

今日はこれでおしり




49: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:30:49.94 ID:M9E/JehmO

おつしり




50: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/14(木) 23:32:47.75 ID:Oo0G3FIjo

初日の荒ぶりは何だったのか





53: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:06:34.32 ID:9qE+l7UeO

女奴隷(こいつの家に来て数ヶ月)

女奴隷(わかった事がある)

女奴隷(この男は商人の中でも底辺だ)

女奴隷(稼ぎだって自分一人が食っていくので精一杯なハズだ)

女奴隷(それでよく私を買おうと思ったものだ)

女奴隷(そして…)

ガチャ

男「たらいまぁ〜」ヒック




54: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:09:11.51 ID:9qE+l7UeO

女奴隷「お帰りなさいませ」

男「おぉ〜女ちゅわ〜ん」

男「よっちゃったよ〜ん」フラフラ

女奴隷(最近は貧乏のくせに毎日毎日酒びたり)

女奴隷(クソ野郎め)

女奴隷(友の言ってた事は正しかった)




55: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:15:33.37 ID:9qE+l7UeO

「男なんてみんなクソだ」

それが友の口ぐせだった。

友は奴隷部屋の中で女の唯一の話相手だった。

「あんたは生れながらの奴隷だから分からないだろうけどね、あたしは違う」

「そうなの?」

「そうさ」

薄暗い地下室の中、二人は配給された食物に手をつけながら話していた。

「ま、他の奴に比べたらあんたはマシだからね。いつか助けてやるよ」

「ほんとう?」

「ああ」




56: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:23:32.23 ID:9qE+l7UeO

「あたしは潜入捜査官なのさ」

「なあに?それ」

「あたしは、この国の人身売買組織を叩きつぶす為に来たんだ」

「ここにいる奴のほとんどが拉致された女達だろう。あたしもそうだ」

「わざと、捕まってやったのさ」

友はにやり、と笑ってみせた。




57: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:25:20.94 ID:9qE+l7UeO

「じんしんばいばい…?」

「なんだ、自分の置かれてる状況もわかってないのか」

「うん、わかんない」

「そうだな。助けた後で無知のままだと、生きてく上で不便だろう」

「まず、その馬鹿みたいな喋り方を直せ」

「そしてあたしが色々教えてやる」

「男が如何にクソかを、な」

そう言ってひひひと笑った友は、完全に異常者の目をしていた。




58: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:29:00.06 ID:9qE+l7UeO

「いいか、今の主人は金持ちだ」

「奴隷を七人も買って養えるだけの財力があるんだからな」

「これでもあたしらの待遇はいい方だと思うぞ」

「ただ、この先は地獄だ」

「あたしらに飽きたあのデブは、新しい奴隷と交換にあたしらを売りに出すだろう」

「そうやって売られる先はどんどん貧乏になっていく」

「そして、どうなると思う?」

「どうなるんだ…?」

「死ぬのさ」

ケケケと歯をむき出しにして友が笑う。

「精神に異常をきたして、みじめにな」




59: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:34:48.85 ID:9qE+l7UeO

「そんな…」

「ひひ、怖いか」

「怖い!助けて、友」

「おうおう、喋り方が戻ってるぞ」

「心配するな。この屋敷に抜け道を見つけたんだ」

「あたしが先に逃げて仲間を連れて戻ってきてやる」

「すごいんだぞ。バズーカやら火炎放射器やら。なんでも持ってる」

「ばずーか…?」

「まあ、お前はそんな事覚えなくていい。今日はゲームを教えてやろう」

「オセロって知ってるか?」



翌朝、部屋から友はいなくなっていた。




60: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 19:41:51.38 ID:9qE+l7UeO

女達は主の部屋に連れて行かれた。

そこには、棒を性器から腹までつらぬかれた友の死体があった。

見せしめであった。

奴隷は逃げたら殺される。

奴隷には一切の自由はない。

生きているのも飼い主の意志である。

死を与えるのも、飼い主の意志一つだった。




61: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 20:05:26.61 ID:9qE+l7UeO

女奴隷「男さん」

男「んーどうしたー?」

女奴隷「今月も赤字です」

男「ゲッ!マジで?」

女奴隷「マジです」

男「…」

女奴隷「…」




62: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 20:06:57.62 ID:9qE+l7UeO

男「そうだ!バッティングセンター行こう!」

女奴隷「現実から逃げないで下さい」

男「いいからいいから!!」

男「体動かしてリフレッシュだっ!」

女奴隷「はぁ」

女奴隷(まったく幼稚な奴だ)

女奴隷(…)

女奴隷(ばってぃんぐせんたーってなんだ?)




63: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 20:12:33.59 ID:9qE+l7UeO

バッティングセンター


女奴隷「えいっ!」ブン

スカッ

女奴隷「くっ」

男「おいおーい。カスリもしないじゃん」

女奴隷「黙っててください!」

女奴隷「くおお!」ブン

スカッ

女奴隷「グヌゥ…」




64: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 20:17:18.43 ID:9qE+l7UeO

男「そうじゃない。もっとボールをよく見て」

男「バットも持ち方があるんだ」

男「こう…」スッ

女奴隷(あ、手が…)

男「で、もっと腰を入れてスイングする」

男「オッケー?」

女奴隷「は、はい…///」




65: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 20:23:02.85 ID:9qE+l7UeO

女奴隷(…くるぞ)

女奴隷「んんっ!」ブン

カキ-ン!

女奴隷「あっ!」

男「おお!ホームラーン!!」

女奴隷「やった!やったぁ!」ピョンピョン

女奴隷「やりましたよ!男さん!」

男「わーい!わーい!」

女奴隷「わわーい!!」




66: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 21:26:15.72 ID:9qE+l7UeO

男「女、はい」スッ

女奴隷「これは…」

男「あげる」

女奴隷(ドレス…きれい)ハッ

女奴隷「こ、こんな高価なもの!頂けません!」

男「あーいいからいいから」

男「着てみてくれよ、きっと似合うから」

女奴隷「は、はい」




67: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 21:51:00.82 ID:9qE+l7UeO

女奴隷「どうでしょうか…」

男「…」

女奴隷「あ、あの、男さん」

男「キレイだ…」

女奴隷「え」

女奴隷「っ///」カァ

女奴隷「あ、ありがとう、ございます///」

男「」ハッ

男「も、もうこんな時間か!今日は寝るか!」

女奴隷「えっ」




68: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/15(金) 21:56:44.42 ID:9qE+l7UeO

男「じゃっ!おやすみ!」パタン

女奴隷「あ…」

女奴隷「…」

女奴隷(私は着せ替え人形か)

女奴隷(馬鹿にしやがって)

女奴隷(大体、ウチのどこにこんなの買う金があったんだ)

女奴隷(こんな…)

女奴隷(こんなフリフリの…)


フリフリ


女奴隷「〜♪」クルクル




73: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 18:21:10.74 ID:N8D8JEPWO

女は、はてていた。

主が隣で白人の女の尻を責めはじめている。

死んだ友の代わりに買った奴隷だった。

女よりもいくつか若い、金髪のフランス人の少女だった。

彼女はたちまち主のお気に入りになった。

最後に射精するのは大抵彼女だった。

女や他の奴隷たちとは違い、彼女には地下室ではなく、別の寝所があてがわれた。




74: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 18:31:27.75 ID:N8D8JEPWO

白人の少女が声をたてはじめた。

女と同じように床に固定され、尻をかかげさせられている。

女は電動器具の精密な動きを見ていた。

ああ、私は死ぬのだろうな。

そんな事をぼんやりと思った。

奴隷の数も減ってしまった。

鬱病に罹患していた奴隷は、友の死体を見た数日後に舌をかみ、死んだ。

一人は風邪をこじらせ、ろくな手当をされぬまま死んだ。

次はきっと、私の番だ。

いずれ他の奴隷のように記憶を喪う。

自分が何者かわからなくなる。

そして死ぬ。




75: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 18:36:23.59 ID:N8D8JEPWO

ある日、女達は別の男達に奉仕するよう命じられた。

主の商売仲間や、その顧客達であった。

下卑た笑みを浮かべる肥えた醜男達。

その中に一人、困惑した表情の青年がいた。

まだ見習いなのか、それともただの醜男共のカバン持ちなのか。

どうしてよいかわからず、部屋の隅でまごまごとしていた。




76: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 18:46:41.06 ID:N8D8JEPWO

女は青年に奉仕するよう、主に命じられた。

女に拒否権などない。

青年は女を見た瞬間、目を見開いて驚いた。

女が青年のズボンに手をかけようとすると、やめろっ!と大きく叫んだ。

青年は慌てて、転びそうになりながら部屋から逃げ出して行った。

男達の嘲笑が部屋中に残響となり、こだました。




77: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 18:51:42.57 ID:N8D8JEPWO

女は覚えていない。

そこで初めて出会った青年こそ

数年後、共に暮らしている現在の主だということを。




78: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 20:56:39.32 ID:cTIW+rC4O

女奴隷「…」ムスッ

男「なぁ」

女奴隷「…」ムスッ

男「何を怒ってるんだ?」

女奴隷「怒ってません」

男「俺、なんかしたか?」

女奴隷「…別に」プク-




79: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 21:07:18.00 ID:cTIW+rC4O

男「わかった。わかったよ」

男「酒をやめろってんだろ?」

女奴隷「違います」

男「無駄遣いが多いのは百も承知だよ」

女奴隷「ここ最近、商売は上手くいってます」

女奴隷「ウチの家計も黒字です」

女奴隷「ちょっとくらい構いません」

男「いや〜それは女のおかげだよ」

男「まさかお前にこんなに商才があったとはなぁ」

女奴隷(お前に才能がないだけだタコが)

女奴隷(需要も原価も考えず仕入れまくりやがって)




80: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 21:08:56.84 ID:cTIW+rC4O

男「なぁ機嫌なおしてくれよ〜」

女奴隷「…」ムスッ

男「かわいい顔が台無しじゃないか」

女奴隷「…///」プク-

男「あはは、赤くなった」

女奴隷(しねっ!!)




81: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 21:12:58.37 ID:cTIW+rC4O

女奴隷「男さんの服のポケットから、コレが」スッ

男「げっ」

女奴隷「これは、どこの風俗店の名刺ですか?」

男「いやーあはは、ちょっと付き合いでさぁ」

女奴隷「私には手を出さないくせに」

女奴隷(もう一緒に住んで二年にもなるのに)




82: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 21:15:11.98 ID:cTIW+rC4O

男「悪かったよ」

男「浮気して、ごめん!」

女奴隷「別にぃ」

女奴隷「私は男さんの妻じゃないですしぃ」

女奴隷「ただの奴隷ですしぃ」

女奴隷「浮気でもなんでもないので、堂々となさってはぁ?」

男「あわわ…」




83: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 21:43:11.60 ID:cTIW+rC4O

女奴隷「ちなみに今日の男さんの晩ご飯はコレです」スッ

男「も、もやし!?」

男「しかも一本!!」

女奴隷「そしてコレが私のです」

男「キャビア!!」

女奴隷「あー汗かいたわー」フキフキ

男「やめろ!キャビアで顔をふくな!」




84: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 21:48:08.48 ID:cTIW+rC4O

女奴隷「フン!」プイッ

男「女〜ごめんよぉ」

男「許してくれぇ」グス

女奴隷「…」

男「頼む!この通りだ!」フカブカ

女奴隷「」キュン

女奴隷(なんだろう)

女奴隷(このダメダメな奴を見てると)

女奴隷(こう、なんか…)ムラムラ




85: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/16(土) 22:16:16.46 ID:cTIW+rC4O

女奴隷「しょ、しょうがないですねぇ」

男「許してくれるのか!?」パァ

女奴隷「どうしよっかな〜…」

男「そんなぁ…」シュン

女奴隷「」ゾクゾク

女奴隷「…条件があります」

女奴隷「今晩、私と一緒に寝て下さい」




91: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 12:47:17.26 ID:Epaylzr1O




男「ほ、ほんとに何もしないんだからな!」

男「ただ一緒のベッドで寝るだけなんだからな!」

女奴隷「わかってますよ」

女奴隷「ほら、早く電気消して下さい。うじ虫くん」

男「うじ虫くん!?」

女奴隷「あ、豆電球はつけてて下さい」




92: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 12:49:58.20 ID:Epaylzr1O

男「失礼しまーす…」モゾ

女「…」

男「…」

女「なんか遠くないですか?」

男「そんな事はない」

女「…」

男「…」




93: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 12:55:39.75 ID:Epaylzr1O

女奴隷「…」モゾモゾ

男「お、おい!こっち来んな!」

女奴隷「寒いんですよ。あっためてください」

男「やめろぉ!なんか良い匂いがする!」

女奴隷「ふふ…」モゾモゾ

男「あっ!わかった!イチゴだ!」

男「イチゴの匂いがする!」

女奴隷「正確にはイチゴ大福です」

男「ちくしょう!お腹すいた!」




94: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 13:35:36.70 ID:Epaylzr1O

女奴隷「ふひひ」モゾモゾ

男「いやぁ!」

女奴隷「よいではないですか!よいではないですか!」

男「やめてえええ!!」

女奴隷「そいっ!そいっ!」

男「ちくわにそれ以上穴を空けるなぁ!!」

女奴隷「はい、あーん」ズボ

男「もがっ!」

男「…」モグモグ

男「ウマイ!」

テ-レッテレ-




96: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 14:34:00.45 ID:Epaylzr1O

女奴隷「…」

女奴隷「なにも、しないんですか」

男「…」

女奴隷「私、男さんになら」

女奴隷「…」

女奴隷「男さんに、抱いてほしいです」

男「…」

女奴隷「男さんが好きです」

女奴隷「初めてなんです、こんな気持ち」

男「…」




97: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 14:39:02.91 ID:Epaylzr1O

女奴隷「ねぇ、男さん?」モゾ

男「…」

女奴隷「私、男さんとの赤ちゃんが…」

男「ぐおーぐおー」ZZZ

女奴隷「は?」










女奴隷「は?」




98: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 15:00:32.28 ID:Epaylzr1O

女奴隷「なんっっじゃそりゃああああああ!!!!」ドカ-ン

男「わっ!」ビク

男「なんだなんだ!?」

女奴隷「おまっ…おまっ…」プルプル

男「オマ?」

女奴隷「お前ェ…」

女奴隷「ひとがっ!せっかくっ!!」

男「え、なに?なに?」

女奴隷「私に恥をかかせたなああああ!!!!」

男「じゃがりこ食べたい?」





99: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 15:09:41.77 ID:Epaylzr1O

女奴隷「もうやだ!やだ!!」グス

女奴隷「信じらんないっ!アリエッティ!!」

男「落ち着けよ」

ナデナデ

女奴隷「うぅ…」ポロポロ

男「…」

男「…ごめんな」




102: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 18:14:02.10 ID:Epaylzr1O

女奴隷「私が、嫌いですか?」グス

男「そんなわけないだろう」

女奴隷「じゃあどうして…」

男「…」

女奴隷「私が、性奴隷だからですか?」

女奴隷(そうだ)

女奴隷(この二年で私自身忘れかけていた)

女奴隷(それ程、幸せな生活だった)

男「違う。そうじゃない」




104: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 18:23:58.26 ID:Epaylzr1O

女奴隷「ウソです」

男「ウソじゃない」

女奴隷「自分でもわかってるんです」

女奴隷「私、汚れてるんです」

女奴隷「男さんは知ってます?」

女奴隷「私が何人の男の人に仕えてきたか…」

男「…」

女奴隷「私は、忘れちゃいました」

女奴隷「あはっ」

女奴隷「だって、産まれた時から奴隷だったんですもの」




105: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 18:32:32.01 ID:Epaylzr1O

女奴隷「ひどい…」

女奴隷「ひどい人ですね、あなたは」

男「…」

女奴隷「私を、お金で買って…」

女奴隷「私を、こんな気持ちにさせて…」

女奴隷(そうだよ)

女奴隷(なんで、こんなの好きになったんだ)

男「…」

女奴隷「どうして、私を買ったのですか!」

女奴隷「どうして、私に人間らしい生活をさせてくれたのですか!」

男「…」




106: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 19:06:17.71 ID:Epaylzr1O

女奴隷「情が移ったのですか?」

男「…」

女奴隷「そうだよ!だって初めの日、私にあんな事をしてくれたんだもんなぁ!!」

女奴隷「最初は私を性交用の玩具だと思っていたんだろう!!」

女奴隷「私に勉強をさせてくれたり…」

女奴隷「私にきれいなドレスをくれたり…っ」

女奴隷「全部っ…全部きまぐれだったのだろう!?」




107: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 19:16:28.49 ID:Epaylzr1O

女奴隷「あははっ!」ポロ

女奴隷「ば、馬鹿みたいだなぁ、私は!」ポロポロ

女奴隷「お前みたいな…」

女奴隷「お前みたいな偽善者の施しなんか受けて」

女奴隷「馬鹿みたいに、舞い上がって」

女奴隷「いつか、私の事を好いてくれるだろう、なんて」

女奴隷「私の事を抱いてくれる、なんて、期待して…」

女奴隷「そんなはずない…」

女奴隷「そんなはず、なかったのに…」

男「…」



女奴隷「馬鹿みたいだ…」

女奴隷「私は、馬鹿だ…」グス




109: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 20:12:16.56 ID:Epaylzr1O

男「女…」

女奴隷「…」

男「ついてきてほしい」

男「見せたいものがあるんだ」

女奴隷「…?」




110: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 20:25:44.57 ID:Epaylzr1O

男「…」ゴソゴソ

女奴隷「男さんの部屋…初めて入ります」

男「入るなって言ってたからな」

女奴隷「…」

男「はい」スッ

女奴隷「これは…」

男「アルバムだよ」

男「俺と、俺の母親のな」




111: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 20:30:47.62 ID:Epaylzr1O

女奴隷「男さんの、お母様…」ペラ

女奴隷(きれいな人…)

男「ちなみに父親はいない」

男「俺が産まれてすぐ蒸発した」

男「俺と、母を残してな」

女奴隷「そうだったんですか…」ペラ




112: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 20:37:00.74 ID:Epaylzr1O

男「母が死んだのは、もうだいぶ昔のことだ」

男「美しい人だった」

男「俺は母を愛していた」

男「女、お前はどうだ?」

女奴隷「いえ、私は…」ペラ

女奴隷「もう母を覚えてません…」

女奴隷(あれ、このドレス)

女奴隷(この写真のお母様が着てるドレスって…)




113: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 20:42:07.58 ID:Epaylzr1O

男「それは比較的新しい方の写真だな」

男「もっと後ろのページを見てくれ」

女奴隷「は、はい」ペラペラ


ペラッ


女奴隷「…」

女奴隷(これは、子どもの頃の男さん…?)

女奴隷(その隣にいるのは…)

女奴隷(…私?)




114: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 20:54:59.14 ID:Epaylzr1O

女奴隷(ち、ちがう!)

女奴隷(よく似ているが…私ではない!!)

女奴隷「あ、あの、男さん」

女奴隷「この人は…お母様は…」

男「なぁ、女」







男「俺は、母を愛していたんだ」




115: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 21:42:18.56 ID:Epaylzr1O

男「覚えてる?俺と初めて会った日のことを」

男「お前は、俺のズボン脱がそうとしたっけ」

女奴隷「え…」

男「あ、覚えてないか」

男「まぁいいや」

男「ビックリしたよ。若い頃の母さんにそっくりなんだもん」

男「俺、なんか怖くなっちゃってさ」

男「母さんは何年も前に死んでるのに、なんでここにいるんだ?って」

男「慌てて逃げちゃって、みっともなかったなぁ」クスクス

女奴隷「…」




116: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 21:48:10.12 ID:Epaylzr1O

男「それから何日かたって」

男「借金して金を作って、あの屋敷の主に頼みに行ったんだ」

男「あの性奴隷を俺に売ってくれって」

女奴隷「…」

男「でも遅かった」

男「もう他の奴に売られたあとだったんだ」

男「売った先も教えてくれない」

男「個人情報に関わるとかなんとか…」

男「くっだらねぇ!あのクソデブ野郎が!!」ガン

女奴隷「っ!」ビク




117: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 21:52:50.71 ID:Epaylzr1O

男「でも俺は諦めなかった」

男「母さんに…俺の最愛の人に似ていたお前を」

男「どうしても手に入れたかった」

女奴隷「…」

男「もう一度、母さんと愛しあえる日を夢見て」

男「ずっとお前を探していたんだ」

男「ずっと…」

男「何年もね…」




118: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 21:54:50.13 ID:Epaylzr1O

男「母さん…」スッ

男「もう一度、俺と…」

女奴隷「っ!」ビク

男「…」

男「…冗談さ」

女奴隷「え…」




119: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:01:49.61 ID:Epaylzr1O

男「ごめんね。怖がらせて」

女奴隷「い、いえ」

男「…本当は、わかってた」

男「君は母さんとはちがう」

男「よく似ているけど、母さんじゃない…」

男「母さんが喜んでたように、尻を叩いてみたけど」

男「君はちっとも嬉しそうじゃなかったし…」

女奴隷「…」

女奴隷(お前なのか君なのか)

女奴隷(どっちかで呼べよ、このマザコン野郎)




120: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:04:43.19 ID:Epaylzr1O

男「…」

女奴隷「…」

男「…」

女奴隷「…あの」

男「はい!この話はおしまい!」

女奴隷「えっ」

男「どうする?」

男「女もこんな気持ち悪い奴と一緒に住むのは嫌だろう?」




121: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:14:00.94 ID:MRYLjePwO

母さん変態っすね…




122: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:16:00.06 ID:Epaylzr1O

男「大丈夫!しばらく暮らしていけるよう金はいくらか持って行っていいよ!」

男「住む場所は手配してあげるよ!あ、ここよりもっと離れた所がいいよね!なんなら海外の物件も紹介できるよ!」

女奴隷「あ、あの」

男「仕事はどうする?したいよね!」

男「俺の仕事このまま引き継いじゃう!?いやーちょうどよかった!俺もうこの仕事嫌になっちゃってさぁ!」

女奴隷「あのっ」

男「というか、女の方が俺より商売上手なんだからさ!すぐ俺より金持ちになっちゃうよ!」

男「あ、そうなるとこの国から離れない方がいいよなぁ。よし!わかった!もう俺がこの家から…」

女奴隷「話を聞きなさい!!」

男「っ!」ビクッ




123: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:25:26.94 ID:Epaylzr1O

男「なんだよ…大声出すなよ」

女奴隷「男さん…」

女奴隷「まずは、話してくれてありがとうございました」ペコ

男「…」

女奴隷「男さんの気持ちも理解しました」

女奴隷「私を抱けなかった理由は…」

女奴隷「男さんが、今でもお母様を愛しているからですよね?」

男「…そうだ」




124: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:33:11.69 ID:Epaylzr1O

女奴隷「じゃあなんで風俗なんか行ったんですか?」

男「ぅ…」

女奴隷「…」ジト

男「遊びと、本気なのはちがうだろう?」

男「その…」

男「君を抱くと、母さんの代わりに抱いてるみたいになる気がして…」

女奴隷「はあ?」




125: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:41:01.38 ID:Epaylzr1O

女奴隷「お母様の代わりに、私のお尻を叩いたのでは?」

女奴隷「あれは何だったのですか?」

男「いや、あれは…テンション上がってたし…」

女奴隷「はああ?」

男「ぅ…」

男「その、自分でもわからないんだ」

男「母さんの代わりに君を買ったのは確かだ」

男「でも、ちがうって思って、それで」

男「それでも、君に惹かれてしまって」

男「なんでだろうな、やっぱ似てるからかな、はは」

女奴隷(何言ってんだこいつ)




127: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:47:57.71 ID:Epaylzr1O

男「…わかってるんだ」

男「自分でもおかしなこと言ってるのは」

女奴隷「…」

男「ただ…」

男「俺は、君が好きなんだと思う」

男「最初は君に母さんを重ねてた」

男「でも、今はちがう」

男「母さんの代わりじゃなくて、君を」

男「女を、ちゃんと愛したい」

女奴隷(何言ってんだこいつ)




129: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 22:55:03.86 ID:Epaylzr1O

男「でもダメなんだ」

男「君を見てると、どうしても母さんの影がちらついて…」

男「なぁ女」

男「俺、どうしたらいい?」グス

女奴隷(うわ、泣きよる)

男「俺だって…」

男「俺だって君を抱きたいんだよぉ…」グスグス

女奴隷(きもっ!)




130: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:01:30.08 ID:Epaylzr1O

男「許してくれ…」

男「嫌いにならないでくれぇ…」グスグス

女奴隷「…」

男「俺、女がいないと…」

男「うぅ…」ポロポロ

女奴隷「…」

女奴隷「」キュン




131: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:06:40.02 ID:Epaylzr1O

女奴隷「しょおがないですねぇ…」

男「許してくれるのか!?」パァ

女奴隷「そうですね…」

女奴隷「一つ、私の言うことを聞いてくださるのなら」

男「するする!!」

男「俺何でもするよ!!」

女奴隷「」ゾクゾク




132: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:18:43.27 ID:Epaylzr1O

女奴隷「…男」

女奴隷「尻を出しなさい」

男「」




133: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:21:22.68 ID:jrJPVSCJo

もうこれどっちが主人かなんだかww




134: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:21:58.64 ID:zMDV2fYoO

なんでもするとかいうのがいかんのだ




135: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:25:42.68 ID:ZpIf1LAAO

そうきたかww




136: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:25:45.07 ID:FbAsJHXlo

奴隷に奴隷にされるって興奮する




137: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:28:44.23 ID:Epaylzr1O

男「女、お、お前何をいって…」

女奴隷「女、じゃないでしょ」

女奴隷「母さん、でしょ?」ニッコリ

男「」







ペチ-ン!!
ペチペチペチ-ン!!

< アッ-!




139: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:52:37.72 ID:MRYLjePwO

うーんこの変態ども




140: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/17(日) 23:55:10.13 ID:Epaylzr1O

男「シリガ...オシリガ...」

男「オシリガイタイヨゥ...」

女奴隷(まったく!)

女奴隷(ドン引きレベルのマザコンじゃないか)

男「オシリ...イタイノォ...」

女奴隷「ああもう!うるさいなぁ!」

女奴隷「これでおあいこだろ!?」

男「カアサン...オシリイタイ...」

男「オシリワレタカモシレナイ...」




141: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:05:33.44 ID:g9M0Xc1IO

女奴隷「…あのさ」

女奴隷「男は、私のこと本当に好きか?」

男「え、ああ、好きだよ〜」ヒリヒリ

女奴隷「本当か?」ズイ

男「ほ、本当だって」

女奴隷「愛してるといってみろ」ズズイ

男「…」

男「女、君を愛している」

女奴隷「///」ポッ

女奴隷「しょ、しょーがないな!!」

女奴隷「そこまで言うんなら、一緒に住んでやる!!」

女奴隷「あ、たまになら母さんって呼んでもいいぞ!?」

男「オシリ...オシリイタイ...」




143: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:19:31.10 ID:g9M0Xc1IO

女奴隷(ま、考えてみりゃ私の方もまともじゃないんだし)

女奴隷(主人の変態さも多少は大目にみないとね)

男「カアサン...オシリ...」

女奴隷「はいはい母さんですよ〜」

男「オシリ...ヒヤシテ...」

女奴隷「あらあら大変ね〜後でアイス買ってあげるからね」

女奴隷「何味がいい〜?」

男「イチゴアジ...」




144: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:30:11.58 ID:g9M0Xc1IO

数年後・・・

「おかあさーん!」

「おかあさん!おなかすいたー!」

「はいはい、待っててね。すぐするから」

「ちょっとあなた!しょうゆが切れたんで買ってきてください!」

「ええ〜なんで俺が…」

「ぶつくさ言わない!さっさと行け!」

「ひいい…」

「酒は買ってくんなよ!」

「おとうさんよわーい」

「おかあさんつよーい」




146: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:35:12.43 ID:g9M0Xc1IO

「ねーねー」

「なんでおかあさんはおとうさんとけっこんしたの?」

「んー」

「おとうさんがね、おかあさんに超ラブだったのよー」

「うそつけっ!」

「おらっ!まだ行ってなかったのか!」

「さっさと行け!!」

「ひいい…」




147: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:43:58.66 ID:g9M0Xc1IO

「おかあさんは、おとうさんのこときらい?」

「えっ」

「もう、そんなわけないじゃない」

「いつもケンカしてるけど、ほんとは仲良しよ」

「ほんとう?」

「ええ、それに…」

「おとうさんは、おかあさんのご主人様なんだから」





おしり




148: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:46:16.56 ID:g9M0Xc1IO

おしりです。

ありがとうございました。




149: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 00:54:29.37 ID:oYWdUfIro

こちらこそありがとう




150: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/18(月) 01:00:20.63 ID:hT/q7V2Fo

おつ。ハッピーエンドでとても良かった。
でも大事なシーンが抜かれてると思うんだ。




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