【デレマスSS】あやめ「別れましょう」忍「……」乃々「……」
【デレマスSS】美優「仁奈ちゃんがママって呼んでくれないんです」乃々「はぁ……」
【デレマスSS】七海「グラタン」仁奈「お子様ランチ」沙理奈「ミックスグリル」
【デレマスSS】乃々「最近Pさんがひどいんです」奈緒「はぁ……」
【デレマスSS】周子「Pさん、まだかなー」まゆ「……」ありす「……」
あたりの設定を引き継いでます。読まなくてもある程度大丈夫かもしれませんが、良ろしければお時間ある時にでも。
浜口あやめ「いや、そうではござらん。ただ…」
森久保乃々「ちょっと待ってください」
あやめ「どうしたでござるか?」
乃々「シリアスなところ申し訳ないんですけど……なんで、もりくぼはこんなところにいるんでしょうか?」
あやめ「こんなところとは?」
乃々「なぜお二人の別れ話に巻き込まれてるのか、と疑問を呈してるんですけど。
いや、そもそもお付き合いされてたこと自体初耳ですが」
あやめ「こういった話には冷静な目を持った第三者に立ち会ってもらうのが得策であると聞いています。
おそらくわたくし達ふたりでは感情的なやり取りになってしまうと思い、日頃から冷静沈着で、過去、様々な難題における、相談、解決実績のある乃々殿にご助力をお願いした次第です」
乃々「買い被り過ぎなんですけど!? どこ情報ですか、それ!?」
あやめ「美優殿です」
乃々「あの時安請け合いしたばっかりに……!」
あやめ「しかしこのままでは!」
乃々「待って下さい。修羅場を再開しないで下さい!」
忍「……もう、何が気に入らないの?」
あやめ「……このままでは話が進まないのでござるが」
乃々「理不尽なんですけど! 理不尽なんですけど!!
……じゃ、じゃあ、仕方ないのでもう一つだけ聞かせて下さい」
あやめ「何でござるか?」
乃々「なぜ、こんな場所を話し合いの舞台に選んだんですか。普通、自宅とか、せめて落ち着いた喫茶店とかじゃありません?
なんか、お寿司が回ってるんですけど!?」
あやめ「回転ずしなら乃々殿の腹ごしらえにもなりますし、程よく緊張感も和らぐかな、と」
乃々「さすがに真横で別れ話をされたら食事も喉を通らないんですけど!?
ていうか、四人掛けの席で奥に座らされたら絶対逃がさないって意思表示にしか思えないんですけど!?
嫌がらせですか? 嫌がらせですよね!?」
あやめ「そもそもわたくしは!」
乃々「ストーップ! なんですけどっ!! つ、づ、け、る、なっ!って言ってるんですけどっ!?」
あやめ「ちなみに食事の代金はわたくしの奢りですよ」
乃々「あ。もりくぼは隅っこの方で贅沢にも一貫モノのお寿司を中心に食していくので、気にせず続けて下さい」
忍「喉を通らないんじゃ……」
乃々「タダ飯なら話は別です。心を無にして雑音シャットアウトでお寿司を堪能してるので、思う存分修羅場って下さい。
あ、お二人の分はタッチパネルで適当に注文しておきますね」
あやめ「……存外たくましいでござるな」
乃々「もりくぼには茶碗蒸し、あやめさんに味噌ラーメン、しのぶさんに酢飯のカレーライス(辛口)っと……」
忍「ちょっ!?」
自分で頼むのは怖いから、とりあえずお二人に……と」
あやめ「気になって続けられないんですけど!?」
乃々「口癖真似しないで欲しいんですけどっっ!!!」ガタッ!!
あやめ「ガチ切れっ!?」
忍「な、なんでこんな人に相談したのっ!?」
乃々「ふぅ……20皿は食べて元をとるんですけど」
あやめ「なにやら恐ろしいことを!?」
忍「乃々ちゃ…乃々さんってこんな人だっけ!?」
あやめ「そもそも元をとるの概念が分からぬでござる!」
忍「店員さんを呼び止めてまで!? 迷惑だからそれはやめよう!? ほらパネルで注文してあげるから」
あやめ「そもそも『盛りくぼ』ってなんでござるか!?」
乃々「食には関心があります」(低音)
忍「会話にならない!?」
乃々「食には関心があるわ……」(食仙人)
あやめ「なぜ2回言いました!?」
乃々「あ、お二人の為に頼んだ、みか◯サーモンが届きましたよ」
忍「◯かんサーモンってなに!?」
乃々「毒味とか、生産者やお店に失礼なんですけどっ! 謝って下さいっ!!」ガタッ!!
あやめ「す、すまないでこざる!?」
忍「勢いで誤魔化そうとしてるけど、そもそも食に関心があるんなら自分で」
乃々「あ。酢飯のカレーライスも到着したんですけど。感想期待してますね」
忍「他力本願!? 水を得た魚のようにキラキラした眼でパネルを操作してるんですけど!?」
乃々「口癖を真似しないで欲しいんですけどっ!!」ガタッ!!
あやめ「誰が助けて!!」
忍「情緒不安定かっ!!」
P「なんか向こうの席、騒がしいな」
イヴ「そこはかとなく聞き覚えのある声な気もします~」
浅利七海「気のせいれすよ~」
P「うどんとかウナギ丼とかもあるみたいだけど、何か頼むか?」
イヴ「きつねうどんと茶碗蒸しを~」
七海「赤だしをお願いするれす~」
P「うい。へー、カレーとかもあるのか。
となりココ◯チなのにわざわざ寿司屋で頼む人いるのかねー」
P「マジでか」
七海「レジ横でレトルトパックも売ってたのれす」
P「く。少し気になってきたぞ……」
七海「これ頼んでもいいれすか~?」
P「おう。なんでも頼め……えっ!?」
イヴ「どうしたんですか~?」
P「それ……みか◯サーモンってなんだ?」
イヴ「みかん汁がかかってるんでしょうか~?」
七海「みかんオイルを含む飼料で育てたサーモンらしいれす。
実は今日ここに来るおねだりをした目的の一つがこれだったり~。
さっぱりとしたみかんの風味がするらしいれすよ~」
カウンター席の時にこれ頼んだら隣の席の人に舌打ちされたりしそうだな。においの強さ的に」
イヴ「なら今日は大丈夫ですね~」
七海「そうれすね~。……ちっ」
P「!?」
七海「冗談れす。むしろひと口味見させて欲しいのれす」
P「お、おう。……了解した。そういう冗談は心臓に悪いからやめてくれよ?」
七海「はいれす!」
P「けど、七海に冷たい眼で吐き捨てるようにこき下ろされたら少し興奮するかもしれない」
七海「かれー臭がキツイんれすよ。気持ち悪いれす。この豚♪」
P「おお……。笑顔でってのもいいな。 ありがとうございます!」
P「……イヴがタッチパネルをこれ程の速度で扱うとは」
七海「カタカタカタ……ッターン!って感じれす~」
イヴ「まずは定番どころを10皿ほど~。どんどん行きますよ~」
P「俺の財布が軽くなるな!」
イヴ「向こうの席の人も中トロを大量に頼んでたみたいです~。負けてられません」
七海「トロの大名行列れす~」
P「スタッフの指手首がヤバイ。あと勝ち負けを競うところでもないからね」
イヴ「シャリ作りは機械化されてるでしょうし、大丈夫ですよ~。きっと」
七海「超高速な参勤交代れす~」
七海「サラダの大名行列れす~」
イヴ「ブリッツェンが喜びそうですね~」
P「空腹時にオール回転サラダだったせいで店内に険悪な雰囲気が漂ってたけどな」
イヴ「あ。デザートやコーヒーもこれで注文できますね~。Pさん、アイスコーヒー頼みますか~?」
P「んー。食後でいいよ。
ムースにティラミス、へぇー、豆乳ドーナツなんてのもあるのか」
椎名法子「呼びました?」
P「うわぁ!? なんでテーブルの下に!?」
P「よ、呼んでないよ? ていうかどこから湧いて出た!?」
法子「Pさんの声帯がドーナツの波長で震えたはずなんですけど。それはもうあたしを呼んだのと同義ですよね」
P「怖い! 眼にハイライトがない! なんか良くわかんないけど、認識方法諸々含めて、この子怖い!!」
七海「Pさん、試しに『眼鏡』って言ってみて下さいれす~」
P「言わないよっ!?」
法子「Pさんとあたしは切っても切れないギャラクティカドーナツで結ばれてるんですよー。えへへ」
P「人の股で何言ってんだ!? お前はもりくぼかっ! 誰か助けて!!」
コメント一覧
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- 2016年07月21日 22:57
- イヴがメル○ーサにみえたのは秘密だ
-
- 2016年07月21日 23:07
- 木場さん、バイトしないと食っていけないのか
世知辛いなぁ
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- 2016年07月21日 23:10
- 木場さんあまえび1つください
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- 2016年07月21日 23:11
- ※2
メルザードに見えただって?(錯覚)
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- 2016年07月21日 23:17
- テンション高いなぁ〜w
嫌いじゃない
-
- 2016年07月21日 23:19
- マリンカリンP、懐かしいな。
なんかわかる気がする。
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- 2016年07月21日 23:41
- まゆ3乗かな? まゆと眉毛と眉毛か
ナタ天使
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- 2016年07月21日 23:55
- 乃々「美優さんや留美さんは」
P「聞きたくない聞きたくない」
乃々「いませんでした」
P「おちょくってんのか!」
ここで草
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挑戦してみたけどやっぱり俺には合わなかったよ……