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偽『ポケモンGO』アプリによる情報流出や「おびき出し強盗」発生も。マカフィーが海外事例を交え注意喚起 - Engadget Japanese
セキュリティソフトメーカーのマカフィーが、日本でも22日にサービスを開始したポケモンGO(Pokémon GO)に関する注意喚起をしています。

ARを利用したポケモンGOアプリには「ゲーマーを外に連れ出し活動的にさせる素晴らしい」効果があるものの、集中しすぎて衆位が見えなくなることで起こる複数の問題もあるとのこと。

マカフィーはこうした問題点に付け加える格好で、海外で発生した事例を幾つか紹介しています。たとえばゲーム内に置かれたビーコン(ルアーモジュール)におびき寄せられたプレイヤーが銃をつきつけられ強盗された例や、ユーザーのスマートフォンからあらゆる個人情報を流出させるマルウェアを仕込んだクローンアプリが配布された例など。

そしてポケモンGOをプレイする上で必要注意点として、周囲に注意を払うこと、騙されて偽アプリをインストールしないこと、正規のものでない不正アプリやサービスを利用しないこと、さらにセキュリティソフトウェアをインストールすることを勧めています。
 

マルウェア入り偽アプリの例。Controllerという、本来は存在しないサービスが走っている
 
 
マカフィーの警告は、どちらかと言えばAndroidユーザーのほうが注意すべき点が多いかもしれません。たとえば偽アプリはアプリ二次配布サイトAPKMirrorなどで配布されていたことがわかっています。このマルウェア入りのPokémon GOはDroidJackと呼ばれる遠隔操作ツールが埋め込まれており、メール・SMSや通話履歴、住所録、ブラウザ履歴、位置情報、使用アプリリストを流出させ、さらに遠隔からのカメラ操作、通話録音、メッセージ送信に至るまで、スマートフォンをほぼフル操作できる凶悪なものでした。

とはいえ、アプリのインストールに関しては、正規のストアから入手すれば間違えることはほとんどありません。むしろプレイヤーにとってリアルに危険なのは、プレイにのめり込み過ぎて周囲が見えなくなることです。そのまま歩いて電柱にぶつかったり犬のウンコを踏むぐらいなら笑って済ませられるものの、先にサービスインした外国では画面に集中するあまり車道に飛び出して事故に遭ったり、地雷原への進入、さらには何も考えず住居に進入して射殺されるといった、まったく洒落にもならない事例も発生しています。

ちなみに、ポケモンGOに関しての注意喚起は内閣サイバーセキュリティセンターも「ポケモントレーナーのみんなへおねがい♪」と題したPDF文書を配布していますので、こちらもひと通り読んで頭に入れておくと良さそうです。
偽『ポケモンGO』アプリによる情報流出や「おびき出し強盗」発生も。マカフィーが海外事例を交え注意喚起
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