フロリダのiOS 10ベータテスターJeb Stuartが、iOS 10 が安全でないWiFiスポットを警告する機能を搭載していると伝えています。暗号化をしていないフリーWiFiスポットなどにはセキュリティ面での不安があることが多く、迂闊に接続すべきではありません。
この警告は完全無防備なWiFiスポットだけが対象ではなく、簡単にセキュリティを敗れるWEP暗号化方式を使うWiFiスポットでも同様に機能します。そして、簡単な対策としてWPA2 Personal (AES) 暗号化を推奨するとのこと。
ただ、この機能には少々不安も残ります。なぜなら、暗号化していない、または脆弱性の残る暗号化しか施していないWiFiネットワークに接続してからしか、その警告を表示できないから。たしかに、可能なら安全でないWiFiネットワークへ接続する前に危険であることを知りたいところです。
とはいえ、これまで知らぬ間に接続していた無防備なWiFiスポットの存在を、通知によって知ることができるだけでも、ユーザーとしては危険を認識でき、より安全なスポットを探すようになるはずです。