<名人も思わずやっちゃう裏技の魅力> 『ポケモンGO』が世界中を巻き込む空前のポケモンフィーバーを巻き起こしている中、16連射でお馴染みの我らがヒーロー高橋名人がいきなり裏技でピカチュウをGETするという事案が発生。
以下、名人公式ブログ16連射のつぶやき内エントリー
「ポケモンGO」」より引用。
まずは、裏技を使って、
最初からピカチューをゲットです。(w
それがどうしたと思うかもしれませんけど、往年のファンなら「あれれ」ってなるはずです。
なぜなら名人は30年前に発行した著書「ファミコン戦士に告ぐ 名人はキミだ!」の16P「名人の情報コーナー」にて、このように語っていたのですから。
こちら↓
オレは裏ワザ本はキライだし
ろくにクリアもできないくせに
裏ワザに走ってるヤツも好きじゃない
め、名人、そりゃないっすやん!(笑)
なんてのはもちろん冗談で、実は名人、そうは言いつつ、こう続けています。
だけど、裏ワザはキミたちにとって、
かなり魅力のあるものらしいから、
特別に発見テクニックを教えておいてやろう
やさしいな!
<高橋名人直伝「裏ワザを見つける方法」> それから高橋名人は同著で「プログラムのミスが裏ワザを呼ぶ」という、かなりつっこんだ話を展開してくれます。
まずは自ら『ロードランナー』のランナーくんがはしごに片手をかけて止まっていると無敵になってしまうというバグがあったと告白。(実はこのあまりにも有名なバグこそ「裏技」という言葉が発祥したきっかけと言われています。※後述)
その後、どういうことをしたらバグ(裏技)が発生しやすいかを以下のように解説してくれているのです。
1.敵にあたる
2.敵の弾にあたる
3.ボーナス点が入る
4.自分のパワーがゼロ
5.ラウンドをクリアする
6.残り時間がゼロになる
7.敵をやっつける
このうち、どれか2つを同時にやったりすると
裏ワザが発見しやすい
やけに具体的ですね……
<“裏技”というゲーム界最大の発明> ゲームソフトに重大なバグが見つかると最悪の場合、回収騒ぎとなってしまいます。しかしファミコン時代に
バグを「裏技」と言い張ることでトラブルを回避する試みがされました。そして、その試みは大成功をおさめたのです。
これを偉大な“発明”と言わずに何と言いましょうか。
逆境を強みに変える。まさにコペルニクス的転回ってやつですよね!
気になるのが「誰が発明したのか」ということですけど、それについては高橋名人が例の『ロードランナー』のバグについて、当時、ハドソンと蜜月関係にあったコロコロコミックの担当者に相談したところ「裏の技ってことにしてみては」と提案されたこと発祥だと言われています。(
Wikipedia参照)
なおこの話については今のところソースがWikipediaしかないので、補強が必要かと思いますが、それをきっかけに日本中が裏技ブームになったことには違いありません。少なくとも「裏技という言葉を広めた」という事実はあるようです。
そしてその中心的存在となったのはファミマガの「超ウルトラ技」(通称:ウルテク)コーナーでした。2011年発行「超実録裏話ファミマガ」によると、当時のファミコン少年たちは、さながら
日本全国総デバッカー状態だったんだとか……
もちろん僕もその一員でしたよ。1度も採用されたことはなかったですけど!
つまり、もう言うまでも無いと思いますけど、今の時代の裏技とファミコン時代の裏技っていうのは、少し意味が違うんですね。まさか、ピカチュウGETがバグじゃあるまい……
かと言ってバグ技がファミコン時代の専売特許ということでもありませんが。
<ポケモンGOの裏技のやり方> ちなみに『ポケモンGO』の裏技とは、チュートリアルで現れる3匹を捕まえずに、先に進むとピカチュウが現れるというものらしいですよ。もっと早く知りたかった(笑)
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