しほ「真の西住流!!」
- 2016年07月25日 22:40
- SS、ガールズ&パンツァー
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ガルパンSSです。
下品描写、キャラ崩壊注意
【みほの部屋】
みほ「ごちそうさまでした。沙織さんのご飯、本当に美味しい」
沙織「そう?えへへ、ありがと。そう言ってもらえると作った甲斐があるよ」
優花里「お皿の片付けは私がやります」スクッ
華「私も手伝います」
みほ「あ、私がやるよ。華さんも優花里さんも座ってて」ニコッ
優花里「しかし…」
みほ「いいからいいから」ニコニコ
華「ではお言葉に甘えて」
優花里「……了解であります!しかし何もしないのは気が引けますので、西住殿の背中に『頑張れ』という思念を送らせていただきます!ぬおおおおおおお……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」
みほ「そ、それは気になるからやめてほしい、かな?」アハハ
麻子「私もお言葉に甘えてゴロゴロするぞー……」ダラー
沙織「麻子は最初から手伝う気ないでしょ!食べてすぐ寝ると牛になっちゃうよ?」
麻子「なってもいい……草を食べてのんびり過ごせる……」
華「でも牛は睾丸を潰されるという運命を負いますよ?」
麻子「それは雄の牛だろう。というか急になんなんだ」
優花里「女性である私たちにはその痛みも想像できないですしねぇ」
沙織「ちょ、ちょっと!食後の乙女たちがなんて会話してるのよー!?こ、睾丸とか……///」
麻子「ほう。君は睾丸がなんなのか知ってるのかな?」
沙織「へっ……///」
華「ではお嬢さん、睾丸が体のどの部分なのか、もっとわかりやすい言葉で言ってごらんなさいな」ゲヘヘヘ
沙織「や、やだもー///」
華「うふふ。顔を赤くしてアタフタしてる沙織さんを見ていると、セクハラしたくなる男性の気持ちが少しわかりますね。あ、今度セクハラを花で表現してみましょう」
沙織「もうっ……///」
麻子「この程度で慌てていたら彼氏なんて夢のまた夢だぞ」
沙織「そ、そうなの!?」
麻子「男は24時間中20時間はエ口いことを考えてるからな」
沙織「そんなに!?睡眠時間短い!」
優花里「それは偏見にしてもひどすぎると思いますよ冷泉殿……」
麻子「似たようなものだろう……」ゴロン
麻子「………………ん?」スンスン
優花里「どうしました?」
麻子「いや、枕代わりにしていたこのクッション、いい匂いがすると思って…………あぁ、西住さんの匂いか」
優花里「!!」
沙織「やめなよ麻子~。友達とはいえ、匂い嗅がれるのって嫌だよ?」
麻子「いい匂いだと言ってるじゃないか」スンスン
沙織「それでもだよー」
優花里「武部殿」
沙織「ん?」
優花里「五十鈴殿の頭頂部からピョンと生えている毛にご注目ください」
沙織「?わかった」
沙織「………………」ジィーーーッ..
華「?」
優花里「武部殿が毛を見ている今のうちに私も西住殿のクッションを……」スンスン
優花里「うほぉお!これは上物でございますなぁ。どことなくノスタルジックな気持ちにもさせてくれる逸品……」スンスススン
優花里「発見者である冷泉殿には何かしらの褒賞を与えるべきかもしれません……それほどの大発見」スッスースン
優花里「西住殿ぉっ!申し訳ありまスンスン。西住殿がお皿を洗ってスン間にこんなにスン吸い込んでぇ…」チラ
みほ「………………」
優花里「西住殿ぉっ!?」スドゥンヌ!
優花里「いつの間に……っ!げほっ……げほ、げほぉっ!!吸い込み途中に……っ、驚いたせいで……鼻の…粘膜がっ……痛い……ですぅ!」
沙織「ゆかりん!?大丈夫?お水、飲む?」
優花里「い、いただきます」ゴクゴク
優花里「ぷはぁ……生き返りましたぁ……ありがとうございます、武部殿!」
沙織「お、お礼はいいから、鼻かみなよ。ほら、ティッシュ」ハイ
優花里「チーン!であります」
華「アグレッシブなかみ方ですね」ニコニコ
麻子「スタンダードだろう」
みほ「…………………………」
沙織「っていうかみぽりん、元気ないけど……何かあった?」
優花里「はっ!言われてみれば……さっきまであれほど弾ける笑顔が素敵だった西住殿のお顔が曇ってますぅ……」
華「割れたお皿で手を切ってしまったのですか?」
みほ「ううん……」
華「では肘を切って……」
みほ「ううん……」
華「まさか……足を……」
沙織「いや、絶対違うし。もう切るところから離れよう?」
麻子「……一体何があったんだ?」ムクリ
みほ「……お皿を洗い終わって、ついでに郵便物をチェックしようと思って郵便受けを開けたら…」
華「郵便受けで手を切って…」
沙織「ないから」
みほ「…………これが……」スッ
麻子「……ハガキ?」
優花里「差出人は…………西住流家元・西住しほ……西住殿のお母様ですか」
沙織「?お母さんからの手紙が嫌なの?大学選抜との試合の時とか、面と向かってではないにしても協力してくれたよね?仲直りしたんじゃないの?」
みほ「……………………」
麻子「そう簡単な話じゃないんだろう。それに差出人名にあえて『西住流家元』と書いたことに何かしらの意味があると思う」
華「確かにそうですね。粋がって書いたとは思えませんし」
沙織「そっか……」
麻子「……問題は内容だ。一体どんな文面だったんだ?」
みほ「………………」クルッ
麻子「!これは……」
ハガキ『西こ住西ん住西住西どの住西住西住に西住ち西住西住よ西住西う住に西住西住にしず西住西み住西住りゅう西住西住じき西住いえ西住西もと住西住西を住西住西き住西住西住西住西める住西住西住西住西住西住ぜっ西住西住西住西たい住西住西住くるこ西住西住西住と』
沙織「……なにこれ?」
みほ「西住流の暗号文……機密保持のためにこういった方法をとるんだ」
麻子「バレバレだぞ。小学生レベルじゃないか」
優花里「せめて封書にするべきではないでしょうか……ハガキでは郵便屋さんに丸見えですぅ」
みほ「西住流的には、郵便屋が敵になるなら郵便屋を潰す、という考えだから……」
華「まぁ、大胆ですね」
沙織「そういう問題じゃないでしょ」
麻子「内容は……『今度の日曜に西住流次期家元を決める。絶対来ること』か」
沙織「次期家元?みぽりんのお母さん、まだ若いよね?」
みほ「うん。若く見せるために必死」
沙織「あ、いや、そういう意味じゃなくて。次期家元を今決めるなんて……」
みほ「……すぐに家元にするつもりはないはず。ただ早いうちに私とお姉ちゃん、どっちを家元にするかを決めようとしてるんだと思う」
優花里「あのぅ……失礼ですが、西住殿はいい意味で西住流らしくないと思いますけど……」
麻子「お姉さんが西住流を継ぐことに決まってなかったのか?」
みほ「うん……お姉ちゃんはそのつもりでいてくれてると思うんだけど……黒森峰で西住流の心得を体現してるし」
華「心得……『撃てば必中、守りは鉄壁、進む姿は乱れなし。鉄の城、鋼の魂、それが西住流』でしたっけ」
優花里「違います。スパロボが混ざっちゃってますよ五十鈴殿。正しくは『撃てば必中、守りは堅く、進む姿は乱れなし。鉄の掟、鋼の心、それが西住流』です」
華「あらあら」ウフフ
沙織「みぽりんはどうなの?家元になるのは嫌?」
みほ「…………うん。私の中には確実に西住流が根付いてはいるけど……それでも私のやりたい戦車道は西住流じゃないから。勝利だけを目指すんじゃなくて、みんなと力を合わせて戦いたい」
沙織「…………そっか」ニコリ
麻子「その想いを話して家元を辞退する、で話は終わらないのか?」
みほ「……うん。今みたいなことを言っても、受け入れてくれるどころか未熟な精神だと思われるだけ。そうなったら家元を回避する以前に、鍛え直すという名目でどんなことをされるか……」
優花里「そ、そんなに恐ろしいのですか……」
華「……ジャンルは違えど、華道の家元である五十鈴流の娘として、その気持ちはわかります」
みほ「華さん……」
華「五十鈴流も西住流同様、とても厳しいです。お母様の機嫌を損なうと、着物の帯を振り回したりしますから」
沙織「怖い……」
麻子「帯振り回すとか華やかさの欠片もないな」
華「……少しは私のことを認めていただけるようになりましたけど……華道のこととなると妥協は許されません」
華「最近はお父様と言い争うことも多いんです。結局お母様の圧倒的勝利になるのですが」
沙織「そんな力関係なんだ……」
華「ええ。ですがお父様の言うことには疑問があることが多いんです。この前も『一食でご飯二合は多すぎだ』とケンカを吹っかけてましたし」
沙織「二合で多すぎ?それって変じゃない?」
華「ですよね?自分が小食なのをいいことに、私とお母様は一食一合ずつにしたらどうかと言ってくるんです」ハァ
沙織「えっ!一人二合!?」
華「?はい」
沙織「それは多いよ……」
華「しかし、ふりかけや海苔を使えばあんなものあっという間に…」
麻子「……ご飯の話はその辺にして、西住さんの話に戻そう」
優花里「西住殿はどうしたいのですか?」
みほ「……とりあえず西住流の家元にはなりたくないかな」
沙織「じゃあそれを伝えれば…」
みほ「うん…………でも気が重くて…………お母さん、怒ると怖いし……」
華「…………でしたら、私たちが一緒に行くというのはどうでしょうか?」
みほ「えっ?」
華「どこまで同行できるかはみほさんのお母様次第ですが、途中まででもご一緒すればみほさんの緊張や恐怖を和らげることができるかと思いまして…………余計なお世話でしょうか?」
みほ「う、ううん!すごく嬉しいしありがたいよ!でも……いいの?」
優花里「もちろんです西住殿!どこまでもお供します!!西住殿は大切な仲間ですから!!」
華「ええ」ニッコリ
みほ「ありがとう……」ウルウル
優花里(よしっ!西住殿の好感度アップですぅ!五十鈴殿の提案とはいえ、先にアピールしたもん勝ちであります!)
みほ「本当に嬉しい……ありがとう。提案者である一番偉い華さん。それに華さんの提案に乗ってくれた優花里さん」
優花里「あ、はい……」
優花里(見透かされてますか!?さすがですぅ!)
沙織「私も行くよ!みぽりん!」
麻子「……付き合おう」
みほ「沙織さん……麻子さん…………ありがとう!」
日曜
【西住家】
しほ「……………………」
みほ「……………………」
沙織・華・優花里・麻子「……………………」
しほ「本日はようこそいらっしゃいました」
沙織「い、いえ!こちらこそ大人数でお邪魔しちゃいまして……」
しほ「いえ、かまいません」
華「つまらない物ですが、どうぞ」スッ
しほ「これはご丁寧に。ありがたく頂戴します」
華「干し芋三日分です」
沙織「華、言わなくていいよっ」
優花里「……というか五十鈴殿、落ち着いてますね。私なんて緊張で手にすごい汗かいてますよぅ。何度も手を拭いたせいで座布団がビショビショです」ヒソヒソ
麻子「座布団で拭くのは辞めた方がいいぞ秋山さん。ただ緊張する気持ちもわかる。西住さんのお母さんの迫力は凄まじい」
華「うーん……なんか落ち着く匂いがするんですよね。実家で嗅ぎ慣れた匂いと言いますか……」
沙織「そっか。華の家も畳だったっけ」
優花里「なるほど……確かに実家と似ているところは落ち着きますよねぇ」
しほ「………………」チラ
沙織「っ……!し、私語は慎もう」ヒソヒソ
優花里「了解であります」ヒソヒソ
みほ「………………あの、お母さん」
しほ「………………」
みほ「私……家元になるつもりは……」
しほ「待ちなさい。まだまほが来ていないわ」
みほ「あ、うん……」
しほ「おそらくそろそろ来る頃…」
スタスタスタスタ...
しほ「……来たようね」
スタスタスタ..スルッタタン!
しほ「………………」
みほ「………………」
スタスタスタスタ...
スーッ..
まほ「失礼します。遅れました」
しほ「…………まほ」
まほ「はい」
しほ「この部屋に向かう途中の廊下で足を滑らせたわね?それを焦って立て直そうと大きな足音を立てた……」
まほ「………………はい。申し訳ありません。靴下が滑りました」
しほ「今のまほの行為は、
コメント一覧
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- 2016年07月25日 22:58
- 何故SSの華さんは腹黒・毒舌系にされてしまうのか 奥ゆかしくて少し大食らいなだけの少女だというに
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- 2016年07月25日 22:59
- 打てば必敗、守りは脆く、進む姿は乱れ打ち。屑の掟、蚤の心、それがパチンカス。
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- 2016年07月25日 23:09
- 闇に降り立った天才
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- 2016年07月25日 23:30
- 常夫さん改名させられてるw
靴下は食いたくねーな。
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- 2016年07月25日 23:34
- 酷さも極めると一つの芸術となる、 そういうことか・・・
粋がって書いたとは思えませんし
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- 2016年07月25日 23:48
- 口に含んでいた麦チョコをみほの乳首に当てることで麦チョコをみほの乳首と同期させた。あとは落ちた麦チョコに振動を与えるだけでみほの胸は快感渦巻くドキドキワールド!
この文章から漂う頭おかしい感じ
嫌いじゃない
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- 2016年07月25日 23:48
- どの部分でもどの人物がどこか必ずくるってる
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- 2016年07月25日 23:58
- 酷過ぎワロタ
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しぽりんではないのか!!
答えろ!!役人の康夫ォォォォ!!!!