1：ニカワ ★：2016/07/23(土) 02:39:26.27 ID:CAP_USER9.net

シーク教徒のライダーが小児がんで苦しむ子供のためにカナダを縦断し、目標をはるかに超える募金を集め話題となっている。

■1日1200キロ、1万2000キロを走破

これを行ったのはSikh Motorcycle Clubの24人のメンバー。彼らは髭を蓄え頭にターバンを巻いて12 台のバイクに分乗し、約2週間でカナダを縦断することを計画。

7月2日にブリティッシュコロンビア州を出発し、アルバータ州からマニトバ州、オンタリオ州、ケベック州などを通り、1日平均1200キロ（東京から鹿児島以上）、合計1万2000キロの道のりを走破した。

■目標を超える約650万円の募金に成功

そして行く先々で各コミュニティの人々と会い、地元のテレビやラジオ番組にも出演。

多くの人に小児がんへの理解を深めてもらい、苦しむ子どもたちの治療に協力して欲しいと、寄付を募り続けたという。

その結果、目標をはるかに超える、約6万ドル（約650万円）の募金を集めることに成功。これらは今後Canadian Cancer Societyに寄付され、小児がんの研究予防、病気で苦しんでいる子供らの治療に使用されることになっている。

■多くの人が拍手をして迎える

もっとも彼らの旅は事故もなく、トラブルに巻き込まれることなく順調に進んだようだ。

それでも時にはヒョウに降られ、激しい雷雨に見舞われたこともあったという。

ライダーの1人Charnjit DhaddaさんはCTVに対し「私たちはお金を必要としている子供たちのことを考えていました。そして多くの人が雨の降っている時でさえ、親指を突き立て、拍手して迎えてくれました。それが大きな後押しになりました」とコメント。

またリーダーのHarjinder Singh Thindさんも「シーク教徒のコミュニティやそうでない所も含めて、彼らが訪れた町の人々は本当に協力的でした」と語っている。

■15世紀にインドで生まれたシーク教

シーク教は15世紀にインドで生まれた宗教で、創始者は「ナーナク」という人。

彼はヒンドゥー教とイスラム教の両方を学び、教義にも「輪廻」や「カルマ（業）」の観念を取り入れる一方で、多神教を拒絶しイスラム的な唯一神を採用。

さらに「カースト制度」を全否定し、絶対神のもとでの人間の平等を唱えたという。

そのシーク教徒のトレードマークが「ターバンと髭」。日本人は長い間、この姿をインド人の典型と考えてきたが、インド国内のシーク教徒は人口の3％に過ぎないとされている。

■シーク教徒と住民の架け橋になりたい

Sikh Motorcycle Clubは設立から今年で14年目。そもそもの目的は、シーク教徒と地域の人々との結びつきを深めることだったようだ。

Canadian Cancer Society のAllan Mugfordさんは「彼らの寄付を募る努力に対しては驚かされます。このグループは本当に献身的で情熱的な、我々コミュニティのメンバーです」と語っている。

募金を通して、彼らは人々の間に見事な架け橋を築いたと言えるのかもしれない。

http://irorio.jp/daikohkai/20160722/337345/

【国際】カナダ縦断！ がんの子供への寄付を募り１万２０００ｋｍを走破！ ターバン姿のシーク教徒ライダーたちがカッコいい
引用元：http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1469209166