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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2016年07月25日 20:55
■体験談

元旦那はよく言っていた。
「俺は昔、女だった」と。
初めて聞いたときはどういうことかと思ったけれど、単純に元トメのお腹にいる頃、元旦那は女の子だと言われていたんだそうで、産まれてから「あら?付いてる」となったんだそう。
この話を元旦那は「俺は昔女だったんだ」と。
元トメは「先生に女の子だと聞かされて、お腹の中で気合いで男の子にした!」と。

何度も聞かされたけど、これは『そういうノリ』なんだとばかり思っていた。







そうじゃないとわかったのは娘を妊娠したとき。
元トメは「私のトメ(私から見て大トメ)はすごく厳しい人でねぇ、男の子を産まなければ出ていけって言う人だった。だから私はあの子(元旦那)をお腹の中で一生懸命男に変えた。でも今はそういうのは時代錯誤なのよねぇ。もちろん私は気にしてないわ。元気であれば男でも女でもいいのよ」と言った。
元旦那は「俺、昔から息子と釣りやサッカーするのが夢だったんだ!だから必ず男の子を産んでくれよな!」と言った。

当然ながら「男の子ならいいね」と流していた。元旦那は性別もわからないうちから男の子だと勝手に確定。男の子物の服や乗り物のオモチャ、青いチャイルドシートやサッカーボールを買ってきた。
「男の子かどうかもわからないのに、男の子向けの物ばかり買ってきて、女の子だったらどうするの!?」と言うと
「何で?男産んでくれないと困るよ!俺の夢なのに!だから必ず男!仮に女の子でも産まれるまでに男の子にして!絶対!」と言った。
でも子どもは女の子だった。
産まれるまで元旦那はずっと「男の子に変えられるかどうかはお前の頑張り次第。男にならなかったらお前が怠けていた証拠。」と…
この時さっさと別れていればよかったのに、『私のわがままで別れてしまったら、この子は片親になってしまう…それで私が幸せになれたとしても、この子は幸せなのか』と思うと、別れることは出来なかった。
やがて女の子を出産。
元トメは喜んでくれたものの、元旦那はやっぱり不機嫌。あれほど頼んだのに、俺にたいしての嫌がらせか。お袋は俺を男にしてくれた。同じ女なのにそんな事も出来ないなんてお前は恥ずかしくないのか!と個室ではあったけど病室で怒鳴られた。
私が唖然としている横で、その暴言を聞いた元トメは「まぁまぁ息子ちゃん」と元旦那を諌めた…と思ったら違った。
「今の子はホラ…根性が足りないというか、平和ボケしちゃっているっていうか…ねぇ?でもほら、無事に産まれたんだし今回 は いいじゃない。また 次 が あるわよ」と宣った!!!!

元トメも元旦那も本当にお腹の中にいたときは女だったけど、元トメの根性で男になったと思っている。それができて当然だと思ってる。だから言った。
「子どもはお腹に宿った時点で性別は決定している。元旦那が女の子に間違えられたのはまたにある事。エコーの際にたまに股間が見えず、女の子だと言われ産まれるまでに気づかないことはあっても、お腹の中で性別を変えることは物理的に不可能」を砕いて丁寧に説明した。

元トメも元旦那も「自分の不始末を、よそに摩り替えようとする醜い嫁」と言いたげな、バカにするように見下げられた。
元旦那は子どもを抱きもしなけりゃ世話なんてもちろんしなかった。
こんなの親子じゃない。きっとこんなのじゃ子どもは幸せになれない。片親が、なんて言ってる場合じゃない。ここに来てようやく離婚がチラつきはじめたそんな矢先に、旦那は若い女の子を連れて帰宅。
「俺はこの子に男の子を産んでもらう。俺の夢を踏みにじるお前はもういらない。さっさと子どもを連れて出ていけ」と言った。
これ幸いと、鞄一つと子どもを連れて実家に帰った。今思えばもっと早くそうしていればよかったのに、何故そうならなかったんだろう。
離婚もさっさと済んだ。
私の父が弁護士を紹介してくれたので、慰謝料と養育費(こちらはかなりもめたけど)は一括確保。
やがて産まれた子どもは可愛い可愛い男の子。長いまつ毛にブロンドの髪色。
元旦那に似ても似つかぬ美形ハーフだったという。
結局離婚した旦那は×2を短期で記録したが故に相手がいない。
元旦那は共通の友人を通じて私にコンタクトを取ろうとしているらしいけど、みんなが攻防してくれるし、元旦那実家からうち実家は飛行機の距離だし、元旦那は助手席でグースカ寝てるばかりの人だったから私の実家の場所もわからないので凸の心配はない。
今は離婚してよかったと思っています。


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