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海の中にはさまざまな生物が存在するが、海底でふと、ビビットな体色とユーモラスな姿でひっそりと暮らすウミウシを発見すると得した気分になるダイバーは多いという。ウミウシを探しに世界の海に潜るダイバーもいるほどだ。
派手な外見だけど動きはスロー。そんな彼らの魅力を再発見できる写真が海外のダイビング専門サイトで紹介されていた。種名が添えられていないものがほとんどだが、卵を慈しむ様子やエビと共生する様子などが美しくとらえられている。これまでのウミウシ記事のおさらいも含めて楽しんでいただきたい。
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彼らの大きさは最大でおよそ20〜30cm。バリエーションに富む形態のなかにはナメクジのようなものから角があるもどなどさまざまで、黄色と紫、オレンジに緑、黒に黄色に青といった派手な配色なものが多い。だがそれだけ自己主張が強い姿をしているわりに動きはスローで、岩や海底に無防備な姿をさらしひっそりとたたずんでいる。
1. 炎のようなウミウシ
image credit:Jett Britnell
海外では炎が揺らめいているような姿からフレームチップ(火炎の先端)ともよばれるエムラミノウミウシ。リボン状の卵塊を抱いている。
場所:カナダ ブリティッシュコロンビア州ブローニングパス
2. クロスジリュウグウウミウシの仲間
image credit:Filip Staes
ホヤ類の根元で餌を探している。
場所:インドネシア スラウェシ島とレンベ島の海峡
3. アカフチリュウグウウミウシの仲間
image credit:Kelly Sobczak
緑とオレンジの鮮やかな柄のウミウシ。
場所:オーストラリア西海岸 ニンガルーリーフ
4. ナイトダイビングで出会ったウミウシ
image credit:Martin Klein
撮影時にUVライト使用。
場所:インドネシア レンベ島
5. ウミウシカクレエビと共生中のウミウシ
image credit:Chia Chi Chang
華やかな体色のウミウシとウミウシカクレエビ。
場所:台湾北東沖
6. 緑色の羊のようなウミウシ
image credit:Lynn Wu
過去にも登場したテングモウミウシ(関連記事)
場所:インドネシア バリ
7. コヤナギウミウシの仲間
image credit:Nicholas Samaras
半透明で神秘的な姿をしている。
場所:ギリシャ ハルキディキ
8. 闘牛のようなウミウシ
image credit:Lynn Wu
カメラ目線で角を披露。
場所:フィリピン アニラオ
9. 夜のウミウシ
image credit:Jim Chen
サンゴを食べるウミウシは日中は岩の割れ目やサンゴの下で過ごし、夜に食事をする。
場所:フィリピン アニラオ
10. 青とオレンジのウミウシ
image credit:Martin Klein
くっきりとした配色の美しいウミウシ。
場所:インドネシア レンベ
11. アオミノウミウシ
image credit:Francis Perez
猛毒クラゲのカツオノエボシを食べる(関連記事)
場所:スペイン カナリア諸島のテネリフェ島
12. 壮麗なウミウシ
image credit:Filippo Borghi
夜の海に浮かんでいた。
場所:イタリア ジリオ
13. エムラミノウミウシ
image credit:Tom Radio
和名では蓑のイメージ。
場所:アメリカ ワシントン州ピュージェット・サウンド
14. タテヒダイボウミウシ
image credit:Taiki Sakai
ハワイのコナのピラミッド・ピナクルというポイントで見つけた
場所:アメリカ ハワイ州コナ
15. 卵を抱えるウミウシ
image credit:Maurizio Pasi
わが子を慈しんでいるようだ。
場所:イタリア ノーリ岬
16. トモエミノウミウシの仲間
image credit:Jim Chen
体長およそ10mmほど。
場所:フィリピン アニラオ
17. 飛び立ちそうなウミウシ
image credit:Johnny Chiou
サンゴのてっぺんに乗っていた。
場所:台湾 ケンティン
18. エビと共生してるウミウシ
image credit:Marchione Giacomo
場所:インドネシア レンベ島
19. エビと共生してるウミウシ
image credit:Irwin Ang
場所:フィリピン アニラオ
20. ウミウシのクローズアップ
image credit:Parnupong Norasethkamol
場所:フィリピン アニラオ
translated & edited by D
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コメント
1. 匿名処理班
地上のナメクジさんもこれぐらいきれいだったら、いいのに。
2. 匿名処理班
毒々しくも美しくもある
3. 匿名処理班
種類別で食べ物が違っててなにを食べるのか不明なので
飼育は難しいって聞いたから
飼うのは我慢してる
4. 匿名処理班
6番のかわいさといったらモウ
5. 匿名処理班
みんな違ってみんな良い
あれ?別の記事だっけ?
6. 匿名処理班
アオミノウミウシは、ネット界隈ではポピュラーなイメージ
あの造形美、グラデーション、美しい……
7. 匿名処理班
毒があるんだっけか。来るならこいよ、って感じか
8. 匿名処理班
静岡の淡島マリンパークのマスコットキャラは
ウミウシを擬人化した淡島うみねちゃんであるが、
スク水とウミウシフードを着用している彼女のプロフィールによると
性別は雌雄同体となっている
9. 匿名処理班
生きた宝石だ…。
将来飼育技術が向上して、乱獲されるようなことにならないといいけど
10. 匿名処理班
この造形クマ姉さんなら再現可能じゃね?ゼリーでな。
11. 匿名処理班
なにこの属性の塊のような生物。精霊いたらこんな感じかな。
12. 匿名処理班
アオミノウミウシの姿にロマンを感じたのは俺だけだろうか
13. 匿名処理班
※1
ごめんなさい想像したらちょっと無理でした
14. 匿名処理班
今さっき国内のと戯れてきた。紫色の汁ドバドバと出してたがアレがなんなのか不明・・・。
15. 匿名処理班
エビとお揃いコーデの色かわいい
16. 匿名処理班
なんでこうもお洒落なカラーリングなんだ!
17. 匿名処理班
ウミウシコレクション
18. 匿名処理班
まるで、海中のねぶた祭や〜〜(彦摩呂
19. 匿名処理班
ダライアスに出てきそう
20. 匿名処理班
写真集持ってるくらい好きだがどれも小さいんだよね
海に潜ってまで見に行こうとは思わない
ただ、海鼠の仲間で泳ぐダンシングクィーンてやつは見たいな
アレはでかいらしい
21. 匿名処理班
神秘的で綺麗だな!味も見ておこう!
22. 匿名処理班
レアなポケモンかと思ったわ。
23. 匿名処理班
うひゃー、9番がロイコクロリディウムに寄生されまくった百目っぽいウミウシにしか見えない。
24. 匿名処理班
※10 同感!クマ姐さん、なにとぞ!
25. 匿名処理班
すげーキレイ。カメラマン素晴らしい。
シュノーケリングと体験ダイビングしか経験ないけど、こんなキレイな生物に出くわしたらもっと深いところを目指したくなりそうだ。
26. 匿名処理班
綺麗だよね。
卵や子供を慈しんでる生き物には尊いものを感じるけど、ウミウシはそれにも増してアーティスティックだね。
タコのお母さんもそれはそれは献身的なのよ。
27. 匿名処理班
まるでCGで作った架空の生き物みたいだ、美しい
28. 匿名処理班
こういうきつい色って食べ物からきているんだろうか?どういう経緯でこの色素になるのか知りたい。花やキノコや昆虫や羽毛や鉱物…世界はカラフルだ。
29.