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「飛行機事故は本当に減ってるの?」ひと目でわかるグラフがこちら:らばQ
2016年07月28日 12:07

「飛行機事故は本当に減ってるの?」ひと目でわかるグラフがこちら

 

飛行機事故数と搭乗者数の関係00
飛行機は墜落を恐れる人が多いものの、交通機関の中では車などに比べ、事故や死亡者が少ないほうだと言われています。

実際のところはどうなのでしょうか?

1970年から2012年までの飛行機事故による死傷者数と利用者の関係が、ひと目でわかるグラフをご覧ください。

Aircraft casualties vs number of passengers

飛行機事故数と搭乗者数の関係01 “Economist”

棒グラフが事故(+ハイジャックと爆弾)による死亡者数で、青い折れ線グラフは飛行機の搭乗者数を表しています。
(※青い折れ線グラフの単位:1=10億人)

1970年代から比べると乗客が大幅に増えているのに対して、事故はだんだんと減っているのがわかります。

死傷者は3000人を超えることはありませんが、搭乗者数は30億人を突破する勢いで伸びています。(※2013年には30億人を超えています)

しかしながら飛行機事故は一度に大勢が命を落とすケースが多く、報道が派手になってしまうことから、墜落事故を恐れる人々がどうしても多くなってしまうようです。

この話題に対する海外掲示板のコメントをご紹介します。

●2001年と2002年に乗客がちょっと減ったのは興味深い。(青線)

↑一体2001年に何が起きたんだと思った後で、自分はなんてバカだと気づいた。

↑自分も9・11を思い出すまで気づかなかった。

●クレイジーなまでのセキュリティ強化をバカにしたいが、30〜40年前は確かにハイジャックや爆撃が多い。

●最初の自分のリアクション:70年代は搭乗者より、死んだ人のほうが多いじゃないか。
追記:今はちゃんと理解できてます。

↑グラフに異なる2つの単位を使うことの欠点だよ。一瞬混乱する。

↑まさに。自分も一瞬、毎年15億人が死んでるのかと思った。

●データ(死亡事故)のピークは1973年1985年
1973年:航空産業にとって最悪の年で小さな多くの航空機事故があった。
176名死亡: チャーター・ナイジェリア航空
123名死亡: ヴァリグ・ブラジル航空 820
122名死亡: アエロフロート・ロシア航空 964
108名死亡: リビア航空 114
108名死亡: アエロフロート・ロシア航空 3932
108名死亡: インヴィクタ国際航空 435
106名死亡: ロイヤル・エア・モロッコ
89名死亡: デルタ航空 723
86名死亡: Aviaco Flight 118
82名死亡: アエロフロート・ロシア航空 109
79名死亡: アエロフロート・ロシア航空 630
78名死亡: パンアメリカン航空 816
68名死亡: イベリア航空 504 と スパンタックス 400
66名死亡: アエロフロート・ロシア航空 141
62名死亡: エア・ベトナム国内線
61名死亡: アエロフロート・ロシア航空 6551
56名死亡: アエロフロート・ロシア航空 A-13
51名死亡: アエロフロート・ロシア航空 2022
39名死亡: アエロフロート・ロシア航空 6263
37名死亡: エジプト航空
29名死亡: 中国民用航空局
22名死亡: アエロヴィアス・ウラッカ航空

1985年:1973年より少ないものの大きな事故が結構あった。
520名死亡: 日本航空 123
329名死亡: エア・インディア 182
256名死亡: アロー航空 1285
200名死亡: アエロフロート・ロシア航空 7425
148名死亡: イベリア航空 610
137名死亡: デルタ航空 191
94名死亡: アエロフロート8381 と ソビエト・エアフォース 101 red
80名死亡: コロンビアン・エアフォース・国内線
70名死亡: ギャラクシー航空 203
60名死亡: エジプト航空 648
55名死亡: ブリティッシュ・エアツアーズ 23M
52名死亡: バフタル・アフガン航空
31名死亡: ミッドウェスト・エクスプレス航空 105
29名死亡: イースタン航空 980
25名死亡: ネパール・アーミー・エアー・ウィング
21名死亡: アエロフロート・ミリタリー・カーゴ
21名死亡: ソヴィエト・エアフォース・カーゴ

↑パンアメリカン航空816便:生き残った1人になったことを想像してみよう。

↑生き残った人のリストもある。
List of sole survivors of airline accidents or incidents - Wikipedia

●経済的な低迷のときも乗客数の成長が止まってるね。

●一つ明確にしておくと、これは商用機の事故に限られている。全ての航空機の数字は含まれていない。例えばアメリカなら連邦航空局の管理下で飛んだ航空機のみで、今週ボストンで墜落したガルフストリームエアロスペースや、ヘリコプターや、プライベートジェットは含まない。


死傷事故に遭遇する確率は、年々大きく減っていることは確かなようです。

とは言え、飛行機の事故はセンセーショナルなものが多いので、いつ見聞きしても人々を震え上がらせますね。

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