こんにちは、ライターのギャラクシーです。
突然ですが、みなさんは“ラバースーツ”というものをご存知でしょうか。
ラバースーツというのは―
こういうかんじの服のことです。
ラバースーツとは
ゴム(ラテックス)を素材とする衣服。独特の光沢と着用時の皮膚感覚から、それらを性的・ファッション的に好む者も多い。
なお、正確には「ラバーウェア」であり、「ラバースーツ」というとラバーキャットスーツ(シンプルなラバーウェア)のことを指す場合が多い。ただし一般人にはラバースーツという呼称の方がイメージしやすいと思われるので、本記事では「ラバースーツ」に統一する。
色んな種類のものがあります
実は僕、こういったラバースーツの写真を見たりするのが好きなんです。
子供の頃、雨の中でヌラヌラになって戦うウルトラマンを見て、なぜか性的興奮を覚えたんですが、たぶんその日以来です。
みなさんは理解できますか? 僕は自分でもなぜこんなものに興奮するのか理解できません。なんでなんですか?
そこで今回は、ヘビーラバリスト(ラバースーツのドマニア)に、その魅力を説明してもらいたいと思います。
話を伺ったのはこちらのお二人。ラバリスト業界では知らない人はいないほどの有名人です。
大谷ひろみ さん(左)、らて さん(右)
テラフォーマーズのひとコマみたいになってますが、どちらも一応人間です。
日本最大のフェティッシュサイト『Fetish-Style.info』の管理人。自身が愛するフェティッシュファッションの認知度を上げるため、ニュースや情報を日々発信している。Twitter=@fetishstyleinfo
普段はアダルト系のお仕事(主にSM系)をしているヘビーラバリスト。ラバーグラビアのモデルをしたり、ラバープレイの動画DVDなどにも出演中。Twitter=@hiromi_ohtani
「今日はお二人にラバースーツの魅力について教えてもらいたいと思ってます。まずはハマったきっかけを教えてください」
「自分のフェチに気づいたのは小学四年の頃ですね」
「はやっ! 一体なにがあったんですか。小四の時に」
「ウルトラの母を見たんですよ。コスチュームのゴムっぽい素材を見た瞬間に、なぜかゾクゾクして」
「えっ、僕もウルトラマンがきっかけだったんです! 自分だけかと思ってました」
「男性のラバリストは、ウルトラマンがきっかけって人、結構多いですよ」
「ある意味、ウルトラマンは日本で一番有名なラバリストと言っていいでしょう」
「(自分が親になったら、ウルトラマンだけは絶対子供に見せないようにしよう)」
※こういう大人に育ちます
「ただ、自分の性癖を理解するまでには時間がかかりました。だって思春期になって女性の裸を見ても『これじゃない』っていう思いがあるんだから。自分の欲望をどこに向ければいいのかわからなくて悶々としましたね」
「ラバースーツや、そういったフェチが存在しているということには、いつ気づいたんですか?」
「上京して大学生になってからです。洋書を扱っている本屋で、イギリスのゴムフェチ専門誌を見たんです。今まで心のなかで説明がつかなかったモヤモヤが、一気に晴れ渡った気分でした。『これだ! これだったのか!』と」
「普通の人でいうと、“人生で初めて女性を見た”っていう状態ですもんね。さぞかしスッキリしたことでしょう。大谷さんはどんなきっかけだったんですか?」
「私は子供の頃から映画や漫画なんかの“拷問シーン”が好きだったので、SM的なアプローチからゴムの世界に入った感じですね」
「拷問シーンが好きってイヤな子供だな……。ちなみに拷問する方・される方、どちらに感情移入をしてたんですか?」
「される方ですね。仕事でSM嬢の経験もあります。顔責め(鼻フックやボールギャグなど顔に対して行う責め)の一環で全頭マスクをかぶってハマッちゃいまして。それの全身バージョンとしてラバースーツを着てみたわけです」
「なるほど。ちなみにラバースーツって、おいくら万円ほどで購入できるんですか?」
「キャットスーツ(最もシンプルなラバースーツ)なら4万~5万といったところですね」
「へー! 思ってたより安い!」
「ただ、マスクやグローブ、ブーツなんかが必要な場合は価格がハネ上がります。このへんは物によりますけども」
イベント出演時のらてさん。この衣装、20kgあるそうです。
「ちなみにメンテにもそれなりの手間とお金がかかりますよ」
「メンテ? そういえばラバースーツって洗濯とかできるんですか?」
「洗濯しないとエライことになりますよ。サウナスーツみたいなものだから発汗量が尋常じゃないです。汗で足元に水たまりができたりしますから。そんな状態で放置しとくとニオイとかカビが……」
「一回着たらすぐにタオルで拭いて、手洗いします。ボディソープを使ってもいいですが、ラバースーツ専用の洗浄剤というのもあります。その後、陰干しして、光沢剤を塗って、大型のジップロックに入れます。まあ、結構大変ですよ」
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