9320197就任から1カ月が過ぎたフィリピンのドゥテルテ大統領が、公約に掲げた「治安改善」をめぐり強権姿勢をあらわにしている。400人を超える違法薬物の容疑者を現場で射殺。恐れをなした中毒患者や密売人ら57万人が出頭するなど、取り締まりは一定の成果を上げている。



フィリピン国家警察は2日、ドゥテルテ氏が就任した翌日の7月1日から8月2日までに、麻薬の取り締まり現場などで容疑者402人が警官に射殺されたと発表した。逮捕者は5418人だった。同国は死刑制度を廃止している。

ドゥテルテ氏はダバオ市長時代、自警団による薬物犯罪者の「暗殺」を容認する姿勢も示しており、警官以外による射殺人数も増加しているもようだ。


ドゥテルテ大統領 「フィリピンのドナルド・トランプ」とも呼ばれる


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人権団体や非政府組織(NGO)など約300団体は2日、ドゥテルテ氏の薬物取り締まりが国際規範を逸脱しているとし、国連機関に「容疑者殺害の扇動の中止を大統領に要求するように」と要請した。

(source: 産経ニュース - フィリピン新政権、1カ月で麻薬容疑者400人射殺 恐れなした57万人が出頭

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の知られざる素顔