千歌「女に飢えた海の男たちが優しく手ほどきしてくれるんじゃないかな？」

ルビィ「絶対にお断りですぅ」

梨子「そうよね、男なんて臭いし汚いし生きてる価値ないわよね 私もそう思うわ」

曜「問題点はそこなのかな」

千歌「でもどうにかして人見知り治さないと...」

千歌「ライブのたびに錯乱して客席に飛び込むのはあまりにもロック過ぎるよ」

ルビィ「うう...ごめんなさい...」

ルビィ「知らない人の前だとどうしてこんなブサイク共のために私はアホみたいな服着て踊らないといけないんだってイライラしちゃって...」

曜「コイツは本当に人見知りなの？」

花丸「ルビィちゃんは究極の人見知りずら」

花丸「この学校の入試面接のときも理事長にツバを吐きかけて、額に根性焼きを入れたらずら」

梨子「よく受かったわね」

花丸「先代の理事長はそう言うのが趣味のおじさんだったから...」

曜「今回の新理事長就任はどちらかと言うと先代の更迭だったってことかな」


千歌「てか面接中にタバコ吸っちゃダメでしょ」

曜「面接中じゃなくてもダメだよ」

ルビィ「すいません...吸いませんw」

千歌「もしかして私たちはこの小娘におちょくられてるのだろうか」

ルビィ「ケッw｣ ｽﾊﾟｰ

梨子「は、葉巻を」

曜「それにしても生徒会長とは良くも悪くも真逆の性格だよね」

千歌「確かにダイヤさんは人見知りとか全くしなさそう」

ルビィ「お姉ちゃんはクソバカだから...」

曜「もう人見知りキャラのセリフじゃないよこれ」

花丸「ルビィちゃんは究極の内弁慶ずら」



千歌「まぁ確かにダイヤさんのポンコツ感は否めないよね」

ダイヤ「聞いてますわよ」

千歌「わぁ！？ダイヤさん居たんだ｣ﾜｫ

ダイヤ「いきなり生徒会室にぞろぞろ入ってきてお茶飲みながら雑談始めたのはそっちでしょ！！」

ルビィ「うるさいなぁ｣ﾍﾟｯ ﾋﾞﾁｬｯ

ダイヤ「ルビィ...いつからそんな子に...」

梨子「昔はどんな姉妹だったんですか？」

ダイヤ「そうですわね...それはそれは仲睦まじい姉妹でしたわ」

ダイヤ「ルビィもお姉ちゃんお姉ちゃんって甘えてきて可愛かったのに....」

千歌「この悪魔超人にもそんな時代が...」

梨子「なんでこんないびつな進化を遂げたのかしらね」

ルビィ「ある瞬間、お姉ちゃんのアレさに気がついたんです」

ルビィ「お姉ちゃん気づいてる？お姉ちゃんってかなり恥ずかしいよ？」

ダイヤ「な、なにを言いだすのよ！」

ルビィ「こちらの画像をご覧下さい」
http://i.imgur.com/tVrGhPO.jpg



曜「うわ...なにこの日常生活に支障が出るレベルのスカートの短さ...」

梨子「ワカメちゃんの方がまだマシね」

花丸「頭おかしいんじゃねぇの？」

ダイヤ「ひぃ////」

ダイア「おい国木田」

花丸「ずら｣ｽﾞﾗｯ

ルビィ「お姉ちゃん、高校デビューでこのスカート丈にしたんだよね」

ルビィ「もう完全に痴女だし...正直引いた...」

ダイヤ「なにを言いだすんですの！///」

ルビィ「あとその口調...今時"ですの"って...お嬢様気取り？」

ルビィ「後輩から陰で『ですのー子』って呼ばれてるの気づいてる？」

ダイヤ「//////」

花丸「それマルが言い始めたら流行ったずら｣ｽﾞﾗｯ

千歌「まぁ、痛い人だなとは思ってたけど...｣ﾁｶｯ

ダイヤ「...｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ルビィ「あと自分の部屋でオナニーするのは構わないんだけどもうちょっと声おとしてね」

梨子「ほう」

ダイヤ「///｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ダイヤ「あなたたちｨ...言わせておけばっ！！｣ｶﾞﾊﾞｯ

千歌「！！ ルビィちゃん危ない！」

ダイヤ「姉より優れた妹なぞ存在しねぇ！！」


ザシュウウウウウウウ


ルビィ「遅いよ」

梨子「受け止めた！？」

ダイヤ「かかったなアホが！稲妻十字空烈斬(ｻﾝﾀﾞｰｸﾛｽｽﾌﾟﾘｯﾄｱﾀｯｸ)ッッッッッ！！！！」

花丸「出た！ダイヤさんの必殺技！これを破った格闘者はいない！！」

ルビィ「WRYYYY....」

パキパキパキパキ

ダイヤ「なっ...！？」

梨子「ダイヤさんの首から下が凍った...！？」

花丸「これは気化冷凍法！！」

ダイヤ「ギャアアアアアアアアああああ！！！！」

パリィィィィン

千歌「ダイアーさん！！！！！」

千歌「で、結局どうするの？ルビィちゃん、漁港に放りだす？」

梨子「でもコイツという猛獣を放り出してところで海が漁師の血で染まるだけかもしれないわよ」

千歌「赤潮だね」

曜「もうコイツ追放しない？」

ルビィ「ヒヒッw｣ﾋｭｯ


ルビィちゃんは窓から飛び出したと思ったら校舎の壁をよじ登ってどこかへ消えました。


曜「なんだアイツ」

花丸「ルビィちゃんは究極の生命体ずら」

曜「不愉快な生き物だなぁ」

梨子「吸血鬼なのか柱の男なのかハッキリしなさいよ」

千歌「屋上に行ったのかな」

千歌「なんか腹が立ってきた 生まれてきたことを後悔させてあげよう｣ﾀﾀﾀｯ

ダイアーさん「あっ、ちょっと待ちなさい！」

-屋上-

千歌「ルビィちゃん！」

ルビィ「こんにちは｣ｷﾞﾘｷﾞﾘ

善子「ひぃぃぃぃぃ！タスケテタスケテ！！｣ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

曜「やいやい！善子ちゃんをファラリスの雄牛に詰め込むのをやめなさい！！」

梨子「雄牛型の金属の器に人間を閉じ込め、外部から火で炙ることで内部の人間を蒸し殺しにする拷問器具がなぜ学校にあるのかしら」

千歌「世の中には不思議なことがいっぱいあるんだよ」

花丸「あれ多分善子ちゃんの私物ずら 厨二グッズの１つずら」

梨子「自分の持ってきた拷問器具で拷問される善子ちゃんは、さながらファラリスの雄牛の製作者であり最初の犠牲者でもあるペリロスね！」

ダイヤ「なんであなたたちそんなに拷問器具に詳しいんですの」

曜「そんなことよりこのままだと善子ちゃんが本当に堕天しちゃう！」

花丸「でも宣教師ヨハネは拷問されて首を刎ねられて死んだわけだし善子ちゃんも本望ずら」

曜「一理ある｣ﾖｰｿﾛｰ

善子「ここにはサイコパスしかいないのか！！！！！」

ダイヤ「あわわ、私が生徒会長を務めてるときに学校で人に死なれるのはマズいですわ！」

ダイヤ「ルビィ！殺すなら人目のつかないところでしなさい！」

千歌「この人も大概だよ」

善子「やだぁ！ヨハネ死んじゃうぅ！！｣ｼﾞｭﾜｧｧ

千歌「でもその興奮した顔とスカートの中から垂れてる粘液はどういうことかな？」

善子「ふふ...///火炙り...///魔女裁判....///ｶﾞっ､ｲｸﾞｯ｣ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

梨子「すごくえっちだわ」

曜「ブラボー」

千歌「ルビィちゃん、もうこんなことやめようよ！」

ダイヤ「そうですわ！なんでこんなことをするんですの！」

ルビィ「わっ、私...人見知りだから他人との距離の取り方が分からなくて....｣ｼｮﾎﾞﾝ

ルビィ「本当はみんなともっと仲良くなりたいんですぅ...」

ルビィ「ごめんなさい...」

ダイヤ「ルビィ....」

ルビィ「こんなルビィですが、みなさん仲良くしてください！」

千歌「そっかぁ、ルビィちゃんなりに悩んでたんだね」

曜「いやそれにしても限度はあるから」

梨子「これは『精神鑑定により無罪』みたいなものよ」

ダイヤ「複雑な気分」



善子｢ｶﾞッ！ｶﾞッ！///しゅごいのぉ...///｣ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

花丸「善子ちゃんは完全に堕ちちゃったみたいずら」

千歌「堕天使ヨハネってこういうことだったんだね」

梨子「いい表情だわ ビデオを撮っておきましょう」REC

千歌「なんか、ルビィちゃんの人見知り 治さなくったっていい気がしてきた」

千歌「これもルビィちゃんの個性なんだし」

梨子「そうね」

曜「いやいや手に負えないからっていい話風にするんじゃないよこのスカポンタン」

曜「この悪魔を放っておいたらこの学校にさらなるハチャメチャが押し寄せてくるでしょ」

千歌「でもどうしようもないよこの大魔王ピッコロは」

鞠莉「話は聞かせてもらったわ！！｣ﾄﾞｼﾞｬｱｱｱｱﾝ

千歌「理事長！」

鞠莉「私はピッコロが悟飯を身を挺して守るシーンが好きよ！」

ダイヤ「ピッコロ大魔王の部分しか話聞いてないでしょ」


善子「ふぅ」

花丸「あっ、堕天使が賢者になってる」

-説明中-

鞠莉「つまりルビィの人格を強制的に矯正すればいいのね？」

千歌「言い方はアレですがまぁそんな感じ」

鞠莉「それならとっておきの方法があるわ！」

曜「ふむ」

鞠莉「ダイヤ、ちょっとルビィを抑えつけてちょうだい」

ダイヤ「は、はあ｣ｶﾞｼｯ

ルビィ「は、はなせビチグソ！」

曜「ビチグソて」

鞠莉「そしてこの金槌で｣ｽｯ

千歌「えっ、それは」

ゴチィ～～～ン

ゴンゴンゴンゴチィ～～～ン

鞠莉「ショック療法デース」

ダイヤ「あああああああ！！ルビィの頭がグチャグチャに！！」

鞠莉「科学の進歩に犠牲はつきものデース」

千歌「死んじゃいますよ！！」

鞠莉「It's joke！」

千歌「なんだジョークか」

花丸「ジョークってなんだっけ」

ルビィ「きかねぇ！ゴムどから！！｣ﾄﾞﾝｯ

曜「このモンキー・D・ルビィもいよいよ本格的に人間じゃないね」

鞠莉「仕方ない、こうなったら医学の力に頼るしかないわ」

梨子「精神科にでもかけるんですか？」

鞠莉「ロボトミー手術よ」

千歌「なんで理事長は発想がそんなにラジカルなんですか」

鞠莉「やるからには徹底的に アメリカで学んだことデス」

ダイヤ「それにしてもそんな危険な方法は...」

鞠莉「大丈夫よ 小原家懇意の西木野医院はロボトミー手術で有名なの」

梨子「日本でそんなことで有名になっていいのかしら」

鞠莉「人格矯正、イデオロギー操作、レズビアン化、全部お茶の子さいさいらしいわ」

梨子「レズやと？｣ｶﾞﾀｯ

花丸「どちらにせよ早く病院に連れて行かなきゃルビィちゃん失血で死ぬずら」

曜「あれ？病院に連れて行かなきゃハッピーエンドじゃない？」

千歌「それはさすがに血も涙も無いよ」

千歌「失血死だけにね！！！！！！！！！！」

-西木野レズビアン総合病院-

曜「レズビアン総合ってなにを総合してんの」

千歌「先生！ルビィちゃんの頭を治して下さい！」

真姫「ええと、頭がおかしいのね？」

ダイヤ「あってるけどそうじゃないですわ」

鞠莉「まぁ結局間違ってはないけど」

真姫「じゃあ、今から治療始めるわ 看護師さーん！金槌持ってきて！」

千歌「もしかしてきちがいを金槌で殴るのは医学会の常識なの？」

果南「はい先生｣ｽｯ

千歌「って果南ちゃん！！」

果南「お金のためにこの憎たらしい女に身も心も売ったのよ」

花丸「聞いてないです」

真姫「あら、威勢の良いナースね？｣ｻﾜｻﾜ

果南「グッ///｣ｿﾞｸｿﾞｸｯ

梨子「ふむ」

千歌「じゃなくて！まずはルビィちゃんの頭の怪我を治した後頭がおかしいのを治して下さい」

真姫「つまり傷を治療したあと金槌で殴ればいいのね？」

千歌「はい！！そうです！！」

千歌「さらにその怪我を治したあとまた殴って下さい！！」

善子「完全に拷問だ」

花丸「善子ちゃん来てたんだ」

ルビィ「クソオオオオオオオ！離せ！離せぇぇえええ！！」

真姫「イキの良い小娘ね、大丈夫 すぐ気持ちよくなるわ」

善子「そうそう気持ち良いよ」

ルビィ「完全体に...完全体にさえなれば...！」

果南「！！」

果南「...なれよ、完全体に｣ｽｯ

千歌「ダメだよ果南ちゃん！！ルビィちゃんの拘束を解いたら！！」

ルビィ「くくくっ、後悔しやがれ！｣ｶﾞｼｯ

ダイヤ「えっ」

ガッ！！ ゴクン

花丸「ダ、ダイヤさんを丸呑みに！？」

曜「本当にこいつはなんなの？」

ルビィ「うおおおおおおおおおおおお」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

　

変身してる途中、果南ちゃんが金槌で殴ったら普通に動かなくなりました。

ルビィ「きゅう～>_<」

曜「なんなんだよ」

ダイヤ「今のうちロボトミー手術をお願いしますわ」

真姫「了解よ」

真姫「それー！｣ｼﾞｬｷﾝｼﾞｬｷﾝ

花丸「雑」

真姫「手術成功よ」

果南「半日もすれば目を覚ますわ」

鞠莉「これで一件落着デース」

曜「私たちの戦いは一体なんだったの」

梨子「まぁ終わりよければすべて善子」

千歌「めでたしめでたし！」



実はこの手術でルビィちゃん言語野に傷がついて極端に舌足らずなしゃべり方になったのはまた別のお話！
あと、ダイヤさんは消化されました。

〈おしまい〉