1 名前:デンジャラスバックドロップ(宮城県)@\(^o^)/:2016/08/06(土) 13:08:39.70 ID:TMqOMLRx0●.net BE:601381941-PLT(13121) ポイント特典


日本の焼き餃子は「パクリ」それとも「イノベーション」?

中国人が日本の焼き餃子を初めて見た時は、特に何も感じず、中国の「パクリ」とぐらいにしか思わないだろう。
しかし、日本で長く生活していると、その主観的判断は間違っていたことに気付く。(文:徐航明。瞭望東方周刊掲載)

実際には、日本の焼き餃子と中国の水餃子は、食感や食べ方、作り方など全てが違う。

相違点をざっとまとめてみると、日本の焼き餃子と中国の水餃子の主な違いは三点あげられる。一つ目は
食感。中国の水餃子はもっちりしているが、日本の焼き餃子はパリッとしている。二つ目は食べ方。
中国の水餃子が主食であるのに対して、日本の焼き餃子はおかずとして食べる。そして最後に作り方。
中国の水餃子の皮は程よい厚さが求められるが、日本の焼き餃子の皮は必ず薄くなければならない。

このような大きな違いには、歴史的な理由がある。

第二次世界大戦後、静岡県浜松市など、製造業が集まる場所には、中国の戦地から帰って来た多くの
軍人が集まった。その一部の人々が同地で生産された豚肉やキャベツを使って、中国で食べた餃子を
作って商売するようになったのだ。

日本の主食はお米が絶対的地位を占めているため、水餃子が焼かれて、おかずとして食べられるようになった。
材料が安く、おいしいため、焼き餃子は日本であっという間に広まっていった。

しかし、日本人のイノベーション力は、焼き餃子を、日本で普及させただけでなく、海外進出させて成功し、
英語の名詞まで作ってしまった点にある。

米国西海岸のある都市のスーパーで、冷凍餃子の袋に書かれた商品名を見たことがあるが、水餃子の
英単語である「DUMPLING」でもなければ、水餃子の中国語のローマ字表記「JIAOZI」でもなく、日本語の
餃子を音訳した「GYOZA」だった。

さらに驚いたのは、フランスのパリに、「GYOZA BAR」というレストランが登場し、日本の焼き餃子とビールが
売られていたことだ。

日本の焼き餃子は既に世界に進出しているのに対して、中国の水餃子は、中国と海外の中華料理店でしか
食べられない。そのため、日本の焼き餃子は、単なるイノベーションではなく、中国の水餃子の海外市場を
奪ったと言うことができる。

日本の焼き餃子が世界進出を果たした背景には、餃子製造機の発明がある。

餃子製造機を最も早く開発し、世界最大の餃子製造機メーカーとなったのは、浜松市の小さな企業
「東亜工業」。元々はバイクの部品を製造していた企業だ。

つづく

2 名前:デンジャラスバックドロップ(宮城県)@\(^o^)/:2016/08/06(土) 13:09:08.34 ID:TMqOMLRx0
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