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八幡
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 22:51:02.76 ID:306WT7Wa0
折本「いいよ、付き合おうよ」

八幡「へ?」

折本「なんで告白した方がそんな顔してんのよ」

八幡「あ、いや……」

八幡(こ、これは……やばい…か?)


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4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 22:55:24.12 ID:306WT7Wa0
八幡(年明け向えてからこいつと何度か会うことがあったけど…)

八幡(なんか良くも悪くも変わってなかったよな…)

八幡(で、今冗談半分で中学と時と同じことしてみて、こいつの反応見てやろうと思ったんだけど…)


折本「なに?どうしたの?」

八幡「い、いいのかよ?」

折本「うん」

八幡(まさかOKが出るなんて…な)

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:00:06.08 ID:306WT7Wa0
折本「んじゃ、早速買い物でも行かない?」

八幡「え、買い物?い、いいぜ…」

折本「ぷっ!比企谷、焦り過ぎ…!あははは!」

八幡「笑うなよ…」

折本「ごめんごめん。とりあえず行こ」

八幡(え?え?これ、どうなんの?)

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:04:42.52 ID:306WT7Wa0
折本「比企谷さー」

八幡「なんだよ?」

折本「連絡先教えてよ、そういえば交換してないよね」

八幡「あー連絡先か…」

折本「なに?恋人関係なわけだし、普通でしょ?」

八幡「恋人!?」

折本「は?あんたが告白してきたんじゃん」

八幡「あ、ああ。そうだよな…」(とても冗談だったとは言えん……こいつ恐そうだし…)

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:09:10.75 ID:306WT7Wa0
八幡「じゃあこれ…お前が入力してくれよ」

折本「いいけど、勝手に見ていいの?」

八幡「ああどうせ、ぼっちの俺には見られて困るものなんてねぇよ」

折本「ふーん、確かに…電話登録少ないし……でも」

八幡「ん?」

折本「一色ちゃんの登録あるし」

八幡「ああ、まあ…」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:12:37.74 ID:306WT7Wa0
折本「あんたやっぱり、一色ちゃんのこと狙ってたんだ?」

八幡「ちげぇよ……色々手伝わされてるだけだ…」

折本「ふ~ん」

八幡「第一、一色は葉山が好きなんだよ」

折本「へーそうなんだ…あ、そういえばさ」

八幡「なんだよ?」

折本「前に葉山君らと遊びに行ったことあるじゃん?」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:16:02.99 ID:306WT7Wa0
八幡「そんなこともあったな…」

折本「あの時、最後にいた二人ってこの雪ノ下さんてのと、由比ヶ浜って人?」

八幡「あ…ま、まあ…」

折本「へーなるほどね」

八幡「……」

折本「あんたってさ…」

八幡「なんだよ?」

折本「ぼっちじゃないよね?かなり可愛い子と仲良くしてるみたいだし」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:18:44.13 ID:306WT7Wa0
八幡「いや、別に仲良いってわけじゃねぇし」

折本「ふ~ん、そうなんだ。ま、いいけどね、はい終了」

八幡「お、終わったか」

折本「んじゃ、買い物行くわよ」

八幡「わかったよ…」(こいつと二人で買い物とか…どうすりゃいいんだ…?)


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:22:37.57 ID:306WT7Wa0
……………

ハンバーガーショップ

折本「いやーセールしててよかったー安く買えたし」

八幡「……」

折本「ていうか、あんた何も買わなかったよね?」

八幡「お前の買い物に付き合っただけだしな、特に欲しい物もなかったし」

折本「なにそれ?つまんない。あんたファッションとか全然興味ないでしょ?」

八幡「まあな興味ねーな」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:27:19.59 ID:306WT7Wa0
折本「ちょっと、私の彼氏の自覚あんの?今日の服とかも地味だしさ」

八幡「悪かったな…お洒落とか気を使ったことないからわかんねーよ…」

折本「なるほどね…」

八幡「……」

折本「しょうがない。私がレクチャーしてあげる」

八幡「は?いや、いいって…」

折本「何言ってんのよ?今後映画行く時とか恥ずかしくないようにしてあげるって」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:28:48.87 ID:306WT7Wa0
>>15
高校になってメアドとかも変更したってことでお願いします

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:32:27.61 ID:306WT7Wa0
八幡「映画行くのは確定かよ……」

折本「当たり前じゃん、ちょうど見たいやつもあるし」

折本「とりあえず、今日はあんたの服選びね、いくらあんの?」

八幡「え?マジですか…折本さん…」

折本「うん」

八幡「拒否権は…?」

折本「あるわけないじゃん」

八幡「横暴…」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:36:37.45 ID:306WT7Wa0
それから数日経過

奉仕部の部室

結衣「う~ん、今日も依頼来ないのかな~」

雪乃「そうね、自立を促すという意味では来ないのもいいのかもしれないけど」

八幡「それだと、ここにいる意味ないじゃねーか」

雪乃「そうね、去年の年末のようにはなりたくないものね」

結衣「そうだよ~~もうあんな雰囲気はごめんだよ」


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:41:09.99 ID:306WT7Wa0
八幡「…俺だって偽物はごめんだっての…」

雪乃「…」

結衣「…」

八幡「ま、あれだな。依頼がさっさとくればいいんだよ」

八幡(去年、本物が~~て言ってしまったんだよな…恥ずかしすぎるだろ…)

結衣「なんかさ、今日のヒッキーって」

雪乃「ええ、良くしゃべるわね」

八幡「はあ?なんだよ?」


26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:45:08.18 ID:306WT7Wa0
結衣「ほら!返答がすぐ返ってくるし、自然に返してくるし!」

雪乃「そうね、コミュニケーションがペンから、袖机に変わった印象だわ」

八幡「失礼な奴だな…ていうか雪ノ下のはただの悪口だからな」

雪乃「あら、これでも以前よりは控えめになってると思うわよ?」

八幡「控えめ?」

雪乃「あなたとも…色々あったわけだし…」

八幡「……」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:49:59.74 ID:306WT7Wa0
結衣「ヒッキーのゆきのん見る目、マジきもい!」

八幡「いや、あのな…」

雪乃「……」プイ

八幡(なに?雪ノ下のこの反応…勘違いしちゃうよ?)

雪乃「こほん」

雪乃「ところで比企谷君、なにかいいことでもあったのかしら?」

八幡「どういう意味だよ?」

雪乃「ここ数日のあなたは少しいつもと違うわ」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:54:05.78 ID:306WT7Wa0
八幡「な、いや…なにもねぇよ…」

雪乃「そうかしら?」

結衣「ヒッキーなにか隠してない?」

八幡「なにも隠してねーよ」(冗談で告白して、OKもらったとか言いにくすぎるだろ、笑われそうだし…)


ガラ

いろは「すみませ~ん!遅れちゃいました~~!」

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/19(火) 23:59:18.04 ID:306WT7Wa0
雪乃「遅れてはいないわ、あなたは部員じゃないから」

いろは「そんな~細かいことはいいじゃないですか~」

結衣「いろはちゃん、やっはろー!」

いろは「やっはろーです、結衣先輩!」

いろは「先輩もやっはろー!」

八幡「その挨拶、うぜーからやめろ…」

結衣「ヒッキー、ひどい!」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:03:45.79 ID:quoheGH/0
いろは「先輩、私の分の椅子だしてください」

八幡「なんで俺が、そんなことやらないといけねーんだよ…」

いろは「え?でも雪ノ下先輩が、備品は雑用をしないといけないって言ってましたよ」

八幡「俺、もう備品が公式で決まってしまってるの……?泣こうかな」

雪乃「こんなところで泣かないでほしいわね。泣くなら家に帰ってからでお願い」

八幡「真面目に返されちゃったよ…」

いろは「先輩Mですもんね」

八幡「違うわ!」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:09:41.00 ID:quoheGH/0
結衣「………」

雪乃「どうかしたの?由比ヶ浜さん?」

結衣「うん…校門のところにね、違う高校の人がいるみたい」

雪乃「あら、ほんとうね」

八幡「………げっ」

いろは「どこですか~~?あ、いますね…あれあの人って…」

ブルルルルル

八幡「うわ…俺の携帯か…」


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:15:20.19 ID:quoheGH/0
八幡「……もしもし」

折本『あ、比企谷?まだ学校いるよね?』

八幡「ああ…」

折本『そ、私あんたの学校の校門のところまできてるからさ。一緒に帰らない?』

八幡「いや、でも部活中だしな…」

折本『あ~前に聞いたよね、なんて部活だっけ?』

八幡「奉仕部」

折本『そうそう、それ!いや~~マジウケる!なにそのネーミングセンス!今聞くとちょっとエロいし…』



33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:20:19.16 ID:quoheGH/0
八幡「いや、エロくないから…だからまあ」

折本『大丈夫、大丈夫。待ってあげるし、サイゼでも寄ってこ』ピッ

八幡「て…あいつ…」

雪乃「……」

結衣「…」

いろは「……」

八幡「ん?」(なに?この雰囲気…)

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:31:34.08 ID:quoheGH/0
場所変わって、サイゼ

折本「……なに?このメンツ…」

八幡「いや、これはなんというのか…」


結衣「えっと、何頼もうか~」

いろは「あ、結衣先輩!私パスタがいいです!」

結衣「ゆきのんはどうするの?」

雪乃「そうね、ドリアをもらおうかしら」

結衣「あ、じゃあ私もそれにしよっと」





37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:36:25.33 ID:quoheGH/0
折本「一色ちゃんは、まあいいとしてさ。他の二人も来るとか…あんま気分よくないんだけど」

八幡「お前がいきなり来るからだろ…タイミング悪いし」

折本「タイミングの問題じゃなくない?あんた、いつも一緒に帰ってんの?」

八幡「そんなわけないだろ…」

折本「この状況見てたら信用できないんだけど…」


雪乃「私たちの目の前で、よくそんなことが言えるわね」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:41:26.36 ID:quoheGH/0
折本「いやいやいや、普通だし。横恋慕とかの方がよっぽどだと思うよ」

雪乃「横恋慕…」

結衣「えっと…なに?」

いろは「結衣先輩…」

結衣「え?なに?その憐れんでる目は…」

雪乃「折本さん、以前葉山君といた人よね?」

折本「そうだけど?」

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:45:35.42 ID:quoheGH/0
雪乃「あの時の状況はよく知らないけど、私にはあなたが比企谷君を馬鹿にしていたように見えたわ」

八幡「おい、雪ノ下…」

雪乃「あなたは黙っていて」

八幡「……」

雪乃「それで、葉山君も怒っていたのでしょう?」

折本「………」

雪乃「どうなの?」


43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:50:17.67 ID:quoheGH/0
折本「あってるよ、馬鹿にしてた」

八幡「…」

雪乃「そう、それで?ではなぜ付き合ってるいるのかしら?」

雪乃「なにか比企谷君を騙そうとしているの?」

結衣「ゆきのん…」

いろは「雪ノ下先輩…」

折本「…そんなわけないじゃん、比企谷に興味があったからOKしたのよ」

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 00:58:52.22 ID:quoheGH/0
折本「そりゃ、あの時は馬鹿にしてたと思うけどさ」

八幡「馬鹿にしてたのかよ、やっぱり…」

折本「あのとき、雪ノ下さんみたいな人と交流あるってわかったし、葉山君も怒ってたし」

折本「そのあとも、合同の行事で一緒になったし、年明けてから何度か会って…」

折本「ちょっと頼りになるんじゃね?みたいに思うようなったかな~」

八幡「………」

折本「で、比企谷から告白されたってわけ」

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:07:55.85 ID:quoheGH/0
雪乃「…………」

折本「まあ、そんなに重苦しく考えないでよね。軽い気持ちでOKしたっていうか…」

折本「比企谷とそういう関係も悪くないかなって思ったのは事実だし」

八幡「……」(折本って、こんな奴だったのかよ…まあ、こいつのことは全く知らんけどな…)

折本「ま、そんなわけなんだけど、納得してもらえた?」

雪乃「納得……そうね、奉仕部の部長として見届ける義務があったから」

織本「なにそれ?意味わかんない、比企谷渡したくないだけでしょ?」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:12:54.95 ID:quoheGH/0
雪乃「………!!」

八幡「は?折本、なに言ってんだよ…?」

折本「あんたわかんないの?どんだけ鈍感なわけ?」

雪乃「折本さん…もういいわ。やめましょう」

折本「……」

雪乃「由比ヶ浜さん、言いたいことがあれば…」

結衣「ええ!?わ、わたし…?」


54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:19:16.14 ID:quoheGH/0
由比ヶ浜「わ、私は……ヒッキーがいいならそれで…」

八幡「…」

折本「…」

結衣「いろはちゃんは…?」

いろは「私は…入り込む余地なさそうですし…大丈夫です」


雪乃「…折本さん、ごめんなさい。いきなり押しかけてしまってこんなことをして…」

折本「う~ん……まあ、いいけどさ…なんか、鼻が高いというか」

雪乃「……?」

折本「こんなに愛されてる奴の彼女なんだなって思うとさ」


55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:25:48.46 ID:quoheGH/0
…………



折本「は~~もうお腹いっぱい」

八幡「…ていうか俺の奢りかよ…」

折本「彼氏が奢るのは普通でしょ」


八幡「つーか、雪ノ下が終始顔合わせてくれなかったんだが…怒らしたかな…」

折本「あーまあ、恥ずかしかったんだろうけどさ」

八幡「恥ずかしい?」

折本「別に、深く考えなくていいでしょ」


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:29:48.62 ID:quoheGH/0
八幡「……折本」

折本「なに?」

八幡「あ、あのな……えっと、あーなんだ…」

折本「…?なによ?」

八幡「え、映画行かないか?」

折本「今から?……どういう風の吹き回しよ…?」

八幡「……」

折本「ま、いいけど。じゃ、行こっか」

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:35:31.28 ID:quoheGH/0
折本「あ、でもその前に」

八幡「ん?」

ムギュ

八幡「いてっ!……な、なにすんだ…!」

折本「なにすんだじゃないでしょ…はあ…なにあれ?」

八幡「あれって…」

折本「私がいなかったら、女3人連れてたってことでしょ」

八幡「いや…そんなことは…」

折本「とにかく、あんたは距離おいてよね」

八幡「…怒ってんのか?」

折本「うっさい」

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:40:17.98 ID:quoheGH/0
折本「比企谷」

八幡「…なんだよ?」

折本「私、あんたのことまだ良く知らないけどさ、別れるつもりとかないから」

八幡「…折本…」

折本「この前の告白ってさ、本気…じゃなかったんでしょ?」

八幡「……」

折本「やっぱり…」

八幡「気づいてたのかよ…」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:50:33.98 ID:quoheGH/0
折本「比企谷の態度見てたらなんとなくね…」

八幡「…おまえがどういう反応するか試してみたんだよ…」

折本「え……そ、それはさすがに傷つくかも…」

八幡「いや、その…悪かったよ…一蹴されて終わるかと思ってたからよ…」

折本「ま、中学の時の私はもっとひどいことしてたしね…責められないわね」


八幡「………」

折本「比企谷、私から言うけど…」

折本「比企谷のこともっと知りたいし、友達からとか……どう?」

八幡「……」(これって…そういうことだよな…?さすがに疑う余地ないよな…)

八幡(なんか…中学の恋愛が今になって成就したのかよ…遅いっての…)

八幡「はあ…わかった。じゃあ、そういうことで」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 01:58:13.26 ID:quoheGH/0
それから時は流れて 春

八幡「…遅い…どんだけ待たせるんだよ…」


折本「比企谷~!」


八幡「おまえ…30分以上遅れてんぞ…」

折本「まあまあ、女子は準備に時間かかるのよ」

八幡「それ理由になんねーし」

折本「それよりもさ、あんたそういうファッション似合うじゃん」

八幡「お前が選んだ奴だけどな…」

折本「結構イケメンだし、目以外」

八幡「俺の個性返して、ほんと返して」

折本「そっちの方が絶対いいって、あとさ…」










62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/20(水) 02:03:48.89 ID:quoheGH/0
折本「私たち、付き合ってもう1か月になるわけだし?」

八幡「それが?」

折本「そろそろ、下の名前で呼ぶのがいいと思うんだけど」

八幡「は?な、なに言ってんだよ…!」

折本「あんた、キョドり過ぎ…ウケる!」

八幡「ちっ……えっと、かおり」


折本「……!…いきなり反則でしょ…」

八幡「お前だってキョドってるじゃねーか」

折本「そ、そんなことないわよ…!」

八幡「嘘つけ、ほら行こうぜ、かおり」

折本「……!う、うん…八幡」


                         終わり